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NBA事件の本質は二つの社会が尊重し合えるか否かという問題
  ·   2019-10-11  ·  ソース:人民網
タグ: NBA;香港地区;政治
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5、郷に入っては郷に従う 

違う国の伝統とタブーを理解し尊重することを覚える 

異なる国どうしがつきあう道は「郷に入っては郷に従う」であり、相手の政治的正当性の基準とタブーを理解することだ。

たとえば、米国人や英国人はイスラエルとつき合う際に、ユダヤ人の歴史問題(ユダヤ人大虐殺)と現状(イスラエルの超タカ派政策)との関係や、パレスチナとアラブといった核心的な問題において、非常に敏感であり、イスラエル人の気持ちに配慮し、タブーに触れないようにすべきであることを非常によく分かっている。この点をどの英米の政治家や企業も非常によくわきまえている。

これは何を物語っているのか?この問題と、ある社会における表現の自由及びそれに対する制限との間にはなんら関係がないということである。どの社会にもそれぞれ異なる基準があり、最も敏感なペインポイントがあり、触れられたくないタブーがある。いわゆる多元的な文化や国を跨いだ交流は、さまざまな国や社会の文化を理解し、その国や社会の風俗を尊重し、特にタブーや敏感な点を尊重し、自分の道徳基準で単純かつ乱暴に相手を評価するのを避けることなのである。

中国人がもし米国市場に売り込めるような映画を撮り、そこに民族主義や性差別、宗教的偏見があり、米国の主流価値観を尊重しない内容だったら、米国では相手にしてもらえないだろう。したがって、中国は米国の政治的正当性と習慣を尊重しなければならない。

反対に、中国社会のタブーや敏感な点、政治的な正しさとは何だろうか?それは国家主権の不可侵性であり、領土の完全性である。中国はこの点に最も注目している。

このことは表現の自由となんら関係がない。あなたには言論を発表するあらゆる自由がある。相手の政治的正当性を尊重しない自由もある。しかし相手のほうにも、侵害されたと感じ、その代価を払わせようとする権利がある。

これがNBAが中国で直面している問題の本質なのだ。

二、米国国内においてNBAがその従業員の言動に対して行う制限とは? 

まず最初に結論を述べるならば、NBA及び全てのチームのオーナーはいずれも自身の従業員やメンバーの言動を制限する権利を有している。これは表現の自由とは本来関係のないものだ。

ロサンゼルス・クリッパーズのドナルド・スターリング氏が人種差別的な発言でNBAから永久追放処分を下されたケースをその例としてみてみよう。

「2014年4月26日、ロサンゼルス・クリッパーズのオーナーを務めるスターリング氏がその恋人との口論の際、恋人に対して黒人の友人と一緒に撮った写真をSNSに投稿すべきではないとマジック・ジョンソン選手を名指しにした人種差別的な発言を行い、その録音テープをゴシップサイトのTMZにスクープされた。4月30日、NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏はスターリング氏をNBAから永久追放し、罰金250万ドルを科す決定を行った。それだけでなく、シルバー氏はその権限の全てを使っても、スターリング氏を退任させるとし、その後まもなく、深刻な社会的プレッシャーを受けたスターリング氏はクリッパーズを売却することとなった。」

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