中国共産党中央・国務院は3日午前、北京で、旧正月・春節の祝賀会を開催した。各界から2000人が集まった会場で、習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席が中国共産党中央と国務院を代表し、各民族や香港、澳門（マカオ）、台湾同胞および海外の華僑に新年のメッセージを送った。

習総書記はあいさつの中で、過去1年を振り返り、中国の懸命な努力による成果を賞賛し、「中国共産党や国の事業発展のあらゆる成果は国民のおかげである」と強調した。

また、今年について、新時代の中国の特色ある社会主義思想の下で安定を前提とした進歩を求めること、質の高い発展を進めること、国民の満足感や幸福感、安心感を常に高めることの重要性を強調し、「経済の健全かつ持続的な発展や社会の安定を保ち、小康社会『ややゆとりのある社会』の全面的な達成のために基盤をしっかりと固めて、中華人民共和国成立70周年を迎えたい」といった期待の言葉を述べた。

さらに習総書記は、「親孝行や国への忠誠は中国の伝統であり、高齢化社会に突入した現在、高齢者のための事業にしっかり取り組み、すべてのお年寄りが幸せな老後を送れるようにしなければならない」と強調した。

「中国国際放送局日本語版」2019年2月3日