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強大な生命力を備えた「一国二制度」
  ·   2017-06-30  ·  ソース:
タグ: 香港;一国二制度;政治
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香港の祖国復帰から20年間にわたって実践されてきた「一国二制度」をどう評価するかという問題について、事実を尊重する人ならば誰しも、「東洋の真珠」と呼ばれる香港の姿は現在も変わっておらず、「一国二制度」は成功したと言うだろう。中央政府は「一国二制度」実践の推進に揺るぎない自信と決意を持っている。(人民日報海外版コラム「望海楼」)

1998年のアジア金融危機であれ、2003年のSARS拡大や2008年の世界金融危機の際においても、香港が困難や試練に直面するたびに、中央政府は常に重要な時に当然の如く手を差し伸べ、危機をチャンスに変える手助けをしてきた。このはっきりとした事実の前に、「一国二制度」と香港に対する西側の悲観的予測は外れた。習近平国家主席が、「香港祖国復帰20周年成果展」を見学した際に強調したように、香港特別行政区は各事業の全面的発展を実現し、世界の認める成果を挙げ、「一国二制度」の強大な生命力をはっきりと示した。

だが「一国二制度」事業には踏襲できる既成のノウハウがなく、前進していく過程で様々な新たな状況や問題に遭遇することは避けることができない。事実、過去数年間、香港社会には不協和音も生じ、違法な「セントラル占拠」、旺角での騷乱事件、中国を侮辱する「就任宣誓」など愚昧な行為が前後して生じた。香港には「二制度」と「一国」を切り離し、民主のみを語って法治を語らず、「国際的慣例」のみを語って法的根拠を語らず、香港特区の高度の自治権と中央政府の統治権との対立、香港同胞と大陸部の人々との離間を図る一部の人々がいる。こうした事件や問題が最終的にいずれも法に基づき処理されたことは、「一国二制度」自体が強大な生命力を持つものであり、制度の強靱性を持ち、時を経るにつれていよいよ堅固になったことを正に物語っている。

過去20年間の実践がすでに十分に証明しているように、「一国二制度」実践の踏み込んだ推進は香港の長期的な繁栄と安定を実現する上で必然のニーズであり、国家と民族の根本的利益に合致し、香港の全体的・長期的利益に合致する。復帰成果展における習主席の、「『一国二制度』は歴史の残した香港問題の最良の解決策であるのみならず、香港が祖国復帰後の繁栄と安定を長期間保つための最良の制度」との談話は奥深い意味を持つ。「最良」の二文字には、「一国二制度」を疑い、否定するあらゆる声を黙らせる鶴の一声と言えるだろう。  

第18回党大会以来、香港の新たな情勢に対して、習近平氏を中心とする党中央は一連の新たな論述において、中央政府の対香港政策が不変で、揺らぐことが無く、規則制定と制度化レベルから法に基づく香港統治を強化し、香港に対する支援を強化することを強調して、「一国二制度」の初心を堅守していくことを具体的に示した。

「一国二制度」の香港における実践の変容を防ぐには、3つの「有機的結合」が鍵となる。すなわち、一国の原則の堅持と二制度の違いの尊重、中央政府の権力の維持と特別行政区の高度の自治権の保障、祖国である大陸部の力強い後ろ盾としての役割の発揮と香港自身の競争力の強化を有機的に結合させることであり、いかなる時も一方を疎かにしてはならない。そうすることで初めて安定した歩みが可能になる。さもなくば左右の靴を履き違えたように、過ちが拡大するばかりだ。

新たな事物である「一国二制度」は、実践の中で絶えず模索し、開拓と前進を行う必要がある。国の改革開放の不断の深化に伴い、また「第13次五カ年計画」や「一帯一路」(the Belt and Road)、アジアインフラ投資銀行(AIIB)、粤港澳大湾区都市群の建設など一連の計画の推進に伴い、香港は「一国二制度」の優位性を発揮するチャンスをさらに獲得し、次々と絶えることなく発展の原動力を獲得するだろう。

20年の歳月はたちまち過ぎ、香港は平坦な道も波瀾も経験した。香港同胞の多くは、「一国二制度」の初心を忘れず、辛抱強く、信念を固めることが、繁栄と安定を確保し、素晴らしい未来を創造する鍵であることだという理解を深めている。「祖国の繁栄は香港の繁栄」や「香港はわが家、祖国はわがルーツ」といった飾り気のない実直な表現は、助け合いの深い思いを伝えている。香港人が誇りとする「ライオンロック(獅子山)精神」は、まさしく「一国二制度」の共存共栄の最良の描写ではないだろうか?(編集NA)

「人民網日本語版」2017年6月30日

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