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「1+6円卓会議」が発するシグナルとは?
  ·   2016-07-26
タグ: G20;「1+6」円卓会議;政治
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世界6大経済金融機関の代表が22日、北京に集結し、国務院の李克強総理とともに「1+6」円卓会議を開催し、国際経済情勢や対応策について話し合った。(文:石建勛・本紙特約論説員、同済大学財経研究所所長、経済・管理学院教授)

出席した代表は、世界銀行のジム・ヨン・キム総裁、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事、世界貿易機関(WTO)のロベルト・アゼベド事務局長、国際労働機関(ILO)のライダー事務局長、経済協力開発機構(OECD)のグリア事務総長、金融安定理事会(FSB)のカーニー議長の6人。

「1+6」円卓会議は中国にとっても世界にとっても初の試みだったが、開催に成功しただけでなく、8つの共通認識にも到達した。それでは会議が発するシグナルはどんなものだろうか。

第1に、この会議は中国が国際機関の活動を非常に尊重し支持していることの現れだ。この6大経済金融機関は第二次世界大戦後の世界の重要な経済機関であり、世界の経済発展の促進と金融の安定維持で積極的な役割を果たしてきた。中国は既存の国際経済機関を創設した国の一つであり、既存の国際秩序を擁護し、建設し、これに貢献する国だ。参加した国際機関の代表は、「中国は世界の貿易システムにおける重要なパートナーであり、グローバル化と多国間主義の積極的な提唱者であり、今年の主要20カ国・地域(G20)首脳会議(杭州サミット)では重要な指導力を発揮していく。『1+6』円卓会議は国際経済機関の活動に対する中国の尊重と支持を十分に体現するものだ。長年にわたり、中国は国際経済機関の意見や提案を虚心に傾聴し、労働者の素質向上や生活改善などの取り組みを積極的に推進し、大国としての責任を果たす姿勢を示してきた」と述べた。

第2に、国際経済機関は中国が改革や経済発展で勝ち取った成果を高く評価した。世界経済の復興のペースダウンを認識すると同時に、各大手国際経済金融機関は中国経済の上半期の「成績表」を高く評価し肯定している。世界経済の成長が持続的に鈍化する中で、16年上半期の中国経済は引き続き安定した成長ぶりを示し、経済構造はより最適化に向かい、消費とサービス産業が経済成長を牽引する主要な勢力になった。中国をはじめとする大規模エコノミーの労働力市場の情況はほかのエコノミーよりも好調だ。IMFが世界経済の成長率予測を引き下げたと同時に、中国経済の予測値を引き上げ、ここから中国政府の改革開放を堅持するという決意や持続可能な成長を実現するという政策の方向性や成果を楽観視していることがわかる。

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