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日本はなぜオバマ大統領の広島訪問にこだわるのか?
  ·   2016-04-19  ·  北京週報
タグ: 核問題;米日同盟;政治
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米国のバラク・オバマ大統領は5月下旬に日本を訪問し、三重県伊勢志摩で行われる先進7カ国(G7)サミットに出席する。メディアの報道によると、日本はオバマ大統領が被爆地広島を訪問するよう働きかけを強めている。

ここ数年、日本はオバマ大統領に対し、在任中に広島か長崎を訪問するよう何度も呼びかけてきた。G7主催国の利を活かせる今回は実現に向けて特に力を入れている。では、日本政府はなぜオバマ大統領に広島を訪問させようとするのか。その背後にはどのような政治目的が隠されているのか?「核なき世界」を提唱するオバマ大統領は、日本の「おもてなし」を今度は受け入れるだろうか?

日本の思惑

オバマ大統領は就任後、2009年、2010年、2014年の計3回日本を訪問している。毎回訪問の前に日本はオバマ大統領に被爆地訪問を呼びかけてきたが、実現しなかった。

長年日本について報道してきたジャーナリストの陳言氏は、「聞こえのいいことを言っているが、実はその裏で、日本政府はオバマ大統領の広島訪問に乗じて日本を本当の意味での戦争被害者に仕立て、戦争発動者や侵略者としての立場を希薄にしようとしている」と指摘する。

広島と長崎は毎年8月に大規模な追悼行事を行っており、原爆についての展示や教育、宣伝を長期にわたって続けているが、日本が原爆で攻撃されるに至った歴史背景に言及することは少なく、ましてや日本に侵略された国々の被害はほとんど触れられていない。広島と長崎が原爆の被害に遭った原因を公に討論することは、日本社会ではほとんどタブーになっているようだ。

陳氏は、日本はこの機会を利用して中国に核兵器の数量を削減し、核兵器情報をさらに公開するよう呼びかける考えだと見ている。陳氏によると、日本はオバマ大統領の提唱する「核なき世界」を公には支持しているが、裏では別の動きをしている。日本は先ごろ、「憲法上あらゆる種類の核兵器の使用が禁止されているとは考えていない」との見解を明らかにしており、核兵器製造のための法的な準備を整えた。

さらに陳氏は、「日本は国内外に核兵器への転用が可能なプルトニウムを約48トン保有している。これまでは発電など平和目的で利用すると説明してきた。しかし福島の原発事故以降、発電の可能性はなくなったのに、日本は放棄すると言っていない。その上この問題をひた隠しに隠している」と指摘する。

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