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北京週報>>評論  
変革中の国際貿易体系と中国の参画

陳友駿(上海国際問題研究院助理研究員)

第二次世界大戦後、世界経済の持続的で安定した成長の重要な支柱の1つとして、GATT/WTOの基本枠組みの下で構築された国際貿易体系は、戦後の経済グローバリゼーションと貿易自由化の発展を推進する上で基礎的かつ機能的に重要な役割を発揮した。この国際貿易体系が長期的かつ秩序よく運営されたおかげで、国際貿易の全体環境は大きく改善され、世界経済と国際貿易の全体規模も何倍もの大幅成長を実現した。しかしますます多くの国と地域が国際貿易体系の全体構築と発展に参画し、その中に組み込まれていくにつれて、世界政治、経済、貿易構造の調整は徐々に新たな段階へと入ってきている。さらに、世界経済構造の本格的調整と中国に代表される多くの新興国の急速な台頭に伴い、国際貿易体系の改革プロセスはさらに速まるだろう。

貿易内容、貿易形式、貿易ツール、貿易関連の支払方式などに大きな変化が発生し、貿易体系改革もその継承、発展、革新の過程で段階的に飛躍を遂げてきた。しかし、ドーハ・ラウンドの度重なる決裂がこうした改革の困難さや必要性、切迫度をかえって偽りなく客観的に反映したと同時に、現行の国際貿易体系に多くの矛盾と不均衡が存在するという現実を露見させたことは重視に値する。

具体的には、現行貿易体系の決定メカニズム、基準設定、目標設置などはほぼ先進国によって決められており、発展途上国は受け入れるだけの従属的な立場にあり、体系内の構成数に落差があるため先進国と途上国とでは話題の主導権と発言権の大きさがまったく違う。そのため、発展途上国と先進国の両陣営間の利益衝突が、現行貿易体系内で最も主要な対立点となっている。次に、農業輸出補助金、市場参入許可など従来からの敏感な問題は互いの利益の協調と配分に波及しているだけでなく、各メンバー国の安全と安定にもかかわっており、貿易体系自体が発展し進化する過程でずっと十分に解決されてこなかった。さらに、地域経済貿易協力化が全面的に展開されたことで国際貿易体系の改革が加速し、地域貿易協定の締結が多国間貿易体制内容拡充の主要な新特徴となった。このほかにも、現行の貿易体系は保護主義の発生と蔓延をうまく抑制することができず、かえって体系自体の改革と発展が一部の国と地域の保護主義により妨げられてしまった。これらを総合すると、現行の国際貿易体系の改革は一刻の猶予もできない、どうしてもやらざるを得ない重要な任務となっている。 

9月29日、東京の日本経団連会館で、第2回アジア・ビジネス・サミットに出席する中国国際貿易促進委員会の于平副会長(中央) 

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