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わずか36世帯で大学生42人を輩出してきた山間部の村
  ·   2023-08-09  ·  ソース:人民網
タグ: 農村;大学生;社会
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「生まれ故郷の山のように高い志を持ち、生まれ故郷に対する思いは山の麓を流れる黒恵江のよう長く続いていくべきだ」。雲南省臨滄市鳳慶県水源村七甲自然村はこのほど、夏休みに帰省している大学生を対象に毎年恒例の座談会を開き、村の優秀な先輩が「志を高くし、しっかりと勉強するように」と大学生らを激励していた。そして、9月から大学に通うことになっている後輩たちには、自分たちが送った大学生活を紹介していた。雲南網が報じた。

9月から大学に通う予定の字華雲さんは、「先輩の茶静さんは私のお手本。先輩の話を聞いて、貴重な青春時代を大切にし、期待に背かないようにしなければと思った」と話す。茶静さんは、村が誇る「優等生」で、今年、華中科技大学の学部を卒業し、大学院に推薦入学できる資格も獲得した。小さい頃から茶静さんと一緒に育った弟の茶琛さんも、姉から良い影響を受けて2022年、中南大学に合格した。

「どんなに長く学ぶことになっても、お父さんたちがサポートしてあげる」と話す茶静さんの父親が、彼女が学び続ける意欲の源となっている。茶静さんは、「両親は割とよく私の言うことを聞いてくれる。でも、勉強に関してだけは絶対に妥協してくれない。両親は普段、とても質素な生活をしているのに、勉強にはたくさんお金をかけてくれる」と話す茶さんは、両親の気遣いや苦労をよく理解している。夏休みに帰省すると、弟と一緒に草取りをしたり、牛の世話をしたりと、一生懸命農作業の手伝いをしている。

茶静さんらの実家があるこの村は、県の行政中心地から約130キロ離れた山間部の小さな村だが、昔から勉強に励むことを重視する良い伝統があり、「一生懸命勉強して山から出て、運命を変えよう」というのが、代々伝わる共通の信念となっている。

子供同士、親同士、隣人同士で、知らず知らずのうちに良い影響が受け継がれていく。茶静さんが生まれ育った水源村七甲自然村には36世帯しかないものの、ここ10年で42人が大学に進学し、うち5人は修士課程にも進学した。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年8月9日

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