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人々の消費力と意欲が高まる中国 氷雪産業が成長軌道に
  ·   2021-11-26  ·  ソース:北京週報
タグ: 氷雪産業;ウィンタースポーツ;社会
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河北省張家口市崇礼区の雲頂スキーパークでスキーを楽しむ愛好家(写真=新華社提供)

スキーを好きになるにはどのくらい時間がかかるのか?このような問いに対し、90後(1990年代生まれ)の楊赫さんの答えは、「旅行1回」というものだった。その言葉通り、楊さんは2015年の冬に河北省張家口市崇礼区を訪れた後、スキーに夢中になり、今では毎年冬になるとスキー場でその姿が見られる。

楊さんのようなウィンタースポーツの愛好家は今、ますます多くなっている。2022年北京冬季オリンピックの誘致成功以来、中国では氷雪産業の関連施設が日増しに整備され、かつてマイナーだったウィンタースポーツはオールシーズン体験できる身近なものとなり、人気を集めている。

6歳の沈璐宸さんは小学1年生とまだ幼いが、すでにフィギュアスケートを2年間習っている。始めたばかりの頃、よろよろと滑っていた沈さんだったが、とても上達が早く、現在では2回転ジャンプを跳べるようになった。

ウィンタースポーツをするのにはある程度の消費力が必要となる。「一番お金がかかるのは授業料で、1コマあたり200元から400元もします。最近、中級用のスケート靴とエッジを購入し、合わせて数千元もしました」と沈さんの母親である陳さんは言う。支出は多いが、陳さんはその価値があると考えている。「フィギュアスケートの技術を習得したことで、うちの子どもは集中力と協調性が大きく伸び、より自信を持つようになりました」と陳さんは話す。

スポーツに対するニーズによる人々の消費意欲の高まりは、社会・経済の発展と生活レベルの向上に伴い、非常に大きな潜在力を示している。EC大手である京東のプラットフォームのデータによると、今年の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)期間中、スキー関連商品の受注量が前年同期比で23倍増え、氷上用品の取引額は前年同期比で15倍増加した。

氷雪消費のもう一つの成長スポットは氷雪観光だ。「中国氷雪観光発展報告(2021)」によると、調査に参加した消費者のうち55%が長距離の氷雪観光に意欲的で、82%が近場での氷雪レジャー観光に意欲を示した。また、2018―2019年のウィンターシーズンに、中国の氷雪観光客数は延べ2億2400万人に達し、氷雪エリアを目的地とした1回の旅行で観光客1人当たりの平均消費金額は約5000元に上った。氷雪観光を軸として飲食や宿泊などの関連産業やサービスも活気づき、氷雪観光の付加価値が現地の経済発展にますます大きな活力をもたらしている。

「氷雪ブーム」が限りのないビジネスチャンスをもたらしたことを、最も肌身に感じているのは関連施設の経営者だ。北京市朝陽区の陳露国際氷上センターでは、フィギュアスケートとアイスホッケーの授業が終日途切れることなく行われている。「2017年に営業を開始した当時、アイスホッケーのチームは1つしかありませんでしたが、現在は8チームに増えました。よく練習に来るのは220人で、スケートリンクの調整はとても大事です」と楊一瑋総経理は語る。

ウィンタースポーツに対する人々の意欲の高まりに、関連施設の増加も追いついている。国家体育総局のデータによると、2021年初頭の段階で、全国には標準型スケートリンクが654カ所、屋内外の各種スキー場が803カ所あり、2015年に比べてそれぞれ317%増、41%増となった。

北京冬季オリンピック誘致成功後の6年間、ウィンタースポーツは徐々に中国全土に広まり、オールシーズン楽しめるものとなり、氷雪産業の地位もますます向上した。「2021年中国氷雪産業発展研究報告」によると、2015年から2020年の間に、中国の氷雪関連産業の全体規模が2700億元から6000億元に拡大した。また、「氷雪スポーツ発展計画(2016‐2025年)」によれば、2025年には中国の氷雪関連産業の全体規模が1兆元の大台に達する見込みだ。

「北京週報日本語版」2021年11月26日

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