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生態保護で顕著な成果を上げた中国 世界の生物多様性保護に新たな原動力を
  ·   2021-10-21  ·  ソース:北京週報
タグ: 生物多様性;自然保護;社会
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8月9日、雲南省玉渓市元江県で撮影されたゾウの群れ(写真=新華社提供)

このほど雲南省昆明市で行われた生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で、中国は140以上の締約国および30余りの国際機関や組織とオンライン・オフライン形式で生物多様性保護の実務的行動を討論し、世界の生物多様性ガバナンスの新たな戦略を模索した。開催期間中、中国の生態ガバナンスの成果も世界の注目を集めた。

日本の『朝日新聞』はCOP15を前に、中国政府は「中国の生物多様性保護」白書を発表し、自然保護を優先課題とすることを表明したと報じた。現在、「生態保護レッドライン」計画の一部として、中国は陸地総面積の約4分の1に相当する土地で生物多様性保護計画を実施している。この計画を通じて、中国は2030年までに国土面積の30%を保護する目標を達成する見込みだ。

ロシアのイタルタス通信は、中国は断固として汚染に宣戦を布告し、汚染防止・抑制の取り組みを絶えず強化しており、顕著な成果を収めていると報じた。2020年、中国の微小粒子状物質(PM2.5)の平均濃度は1立方メートル当たり33マイクログラムで、2015年より28.3%下がった。また、優良天気日数の比率も2015年より5.8ポイント上昇した。

COP15開催前、中国の東北虎(アムールトラ)とアジアゾウに関するニュースも海外メディアに注目された。2種類の動物の個体数増加は、中国が生物多様性保護事業に尽力してきたことの証だ。

米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』ネット版によると、1998年前後、中国の東北地域に生息するアムールトラは一時期7匹程度となっていたが、その後の中国の行動は、環境保護界にまれに見る壮挙と言える。中国国民の環境保護意識の高まりと政府関係部門の努力により、大気汚染や二酸化炭素排出などの問題がますます重視されるようになった。密猟撲滅の断固とした取り組みと生息地保護の強化により、アムールトラもその恩恵を受けた。ここ20年、ベトナムとラオス、カンボジアではトラの絶滅が危惧されているが、中国におけるアムールトラの数は50匹ほどにまで増加した。さらに同報道は、アムールトラのほか、中国はジャイアントパンダを救う活動を展開し、一度は絶滅の危機に瀕したチルーとアジアゾウの数も回復的増加を実現しており、現在、沿岸湿地と紅樹林を保護する中国の取り組みも、渡り鳥の多様性の回復に寄与していると伝えた。

先ごろ、アジアゾウの群れが雲南省の大半を横断し、中国は安全に移動できるようゾウたちを守った。米AP通信はゾウの状態が「非常に健康」であり、現在中国では約300頭の野生アジアゾウが最高レベルの保護を受けていると報じた。また英紙『フィナンシャル・タイムズ』は、ゾウの群れが干渉されることなく村を歩けるのは、中国の生物保護事業が一歩前に踏み出したことを象徴していると指摘した。

「北京週報日本語版」2021年10月21日

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