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中国疾病予防管理センター長・高福氏に聞く ワクチン接種で疾病負荷を軽減
  ·   2021-05-18  ·  ソース:人民中国
タグ: ワクチン;新型コロナウイルス;社会
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ワクチンは最も有力な対策

――中国の新型コロナ対策計画の中で、ワクチン接種はどのように位置付けられていますか。

高福 感染症対策の中で、ワクチン接種は最も有力な措置です。現在、中国では、不活化ワクチン、アデノウイルスベクターワクチン、遺伝子組み換えタンパクワクチンという3種類のワクチンの緊急使用か条件付き使用が承認されています。ワクチン接種は中国で集団免疫を実現するための唯一の選択肢です。

ワクチンの有効率に関するデータはさまざまありますが、ワクチンが人間に最も基礎的な防御力を持たせることができるということは否定できません。感染症ワクチン接種の歴史を振り返って見れば分かると思います。例えば、インフルエンザワクチンの有効率は十分認められていますが、接種後100%インフルエンザウイルスを防御できるとは言えません。ただ、天然痘やポリオなど、物によってはワクチンが100%効きます。その一方、エイズなど一部の感染症についてはワクチンがまだ開発されていません。ワクチンが有望だという私たちの判断は、ワクチンに対するこれまでの認知に基づいています。

――国際社会では、感染症の最終的な収束を図るには、集団免疫を実現する必要があると認識されています。免疫力をつけるには自然な感染かワクチン接種かの二つのルートがあります。14億人の人口を持つ中国はどのようなワクチン接種方針を持っているのでしょうか。

高福 現在、中国をはじめとする数多くの国はワクチン接種によって、集団免疫を実現しようとしています。中国では、すでに3億回以上の新型コロナワクチン接種が完了しました。そして、来年までには、9億~10億人が接種を完了し、国際社会で認められている集団免疫実現の基準に達することができる見込みです。

ワクチンで危機から抜け出す

――中国のワクチンは欧米のワクチンより、有効性が相対的に低いという声もありますが、それが事実であれば、この制約はどのように解消できるでしょうか。世界的な視野で考えれば、米国など一部の国が新型コロナワクチンの知的財産権を放棄すると表明しましたが、世界的な協力を通じて中国で欧米のワクチンを使用することはありえるでしょうか。

高福 人類がこのような大規模な感染症に遭遇したのは初めてのことです。これまで、重症急性呼吸器症候群(SARS)などの感染症のワクチンが研究・開発されましたが、コロナウイルスワクチンを人間に接種したことはありませんでした。目下、世界各国の新型コロナワクチンのテクノロジー・ロードマップは全部で七つあり、そのうち中国は五つのルートで精力的に開発を展開していて、この成果の重要性は言うまでもありません。コロナワクチンの開発がこのような成果を得られたのは容易ではなく、現在のところ、どのワクチンの効果がより高いか証明できるデータはまだありません。

メッセンジャーRNAワクチンの開発が現在世界で注目を浴びていますが、中国もいち早くその開発に着手しました。中国の不活化ウイルスがより注目されているのは、その開発が先に進展して、世界をリードし、効果を上げているからです。ちなみに、世界保健機関(WHO)が先日、中国医薬集団(シノファーム)製新型コロナワクチンを緊急使用リストに加えました。WHOの判断によれば、当該ワクチンの有効性は約79%で、重症化や死亡を防ぐ効果に関しては100%に近いと言われています。

また、中国は世界各国と広範なワクチン開発協力を継続し、ワクチン開発の成果を共有しています。中国製薬大手の上海復星医薬(Fosun Pharma)とドイツのバイオ企業ビオンテック(BioNTech Ltd.)が昨年3月から、メッセンジャーRNAワクチンの共同開発を行っていることは、その有力な例証といえます。新型コロナワクチンは世界の公共財です。中国は、日本を含む世界の国々と技術面での協力を進め、より人間に適した質の高いワクチンを選び出し、団結して新型コロナに打ち勝とうとしています。

――中国のコロナ対策とワクチン接種はいずれも世界をリードしています。その一方、日本はまだ危機の真っただ中にあります。高先生には人類社会が新型コロナを封じ込めて、抜け出すという希望が見えているのでしょうか。人類はいつごろこのウイルスに勝てるでしょうか。

高福 インドにおける最近の新型コロナ大流行は、人類に警鐘を鳴らし、新型コロナウイルスに対する認識がまだ甘いことを知らしめています。その一方、これまでの1年間、新型コロナと闘ってきた経験を振り返ってみれば、希望の光は見えていると信じてもいいと思います。新型コロナを今すぐ地球から取り除くことはできないかもしれませんが、今後はワクチン接種で疾病負荷を減らしながら、ウイルスと共存してくことはできるでしょう。つまり、インフルエンザと同様に新型コロナと共存していく中で、ワクチン接種の最終的な目的も医療の負担を軽減し、重症化や死亡を防ぐことになっていきます。ワクチンが世界中に行き渡った暁には、生産活動・社会活動・国際交流を再開できるようになると思います。(徐崢榕 陳克=構成)

人民中国インターネット版 2021年5月18日

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