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危機に直面してチャンスを掴む 今どきのオンライン求人と在宅就活
本誌記者・金知暁  ·   2020-04-15  ·  ソース:北京週報
タグ: 就職;新型肺炎;社会
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2月末、履歴書をオンラインで送付した3週間後、北京語言大学日本語翻訳専攻の2020年修士卒業生・劉子婷さんは、今年の春季人材募集期間における最初の面接通知を受け取った。彼女が面接を受けるのは蘇州科技城外国語学校国際部の日本語教師の仕事だ。面接は2回に分かれ、一次面接は電話による日本語テストで、その3週間後、彼女はオンライン二次面接の連絡をもらった。

劉さんは面接を振り返り、次のように語った。「書類選考を通ったすべての応募者は人事部の担当者から連絡用の微信(WeChat)グループへ招待されました。そして面接の前の日に、担当者はグループ内で、オンライン面接で使うソフトの紹介や面接の流れ、テスト授業の注意事項などを詳しく紹介してくれました。面接当日、私の順番は5番目で10時に始まり、9時20分にテスト授業の資料をもらいました。誰もが時間とルールを厳守していました」

「私にとって初めてのオンライン面接で、面接用のソフトも今まで使ったことがなかったので、少し緊張しました。また、両親は面接の邪魔にならないように、始まる前から携帯をマナーモードにしてくれました。両親の前で面接を受けるのはやはりちょっと恥ずかしかったですね。でも面接を受けた後、両親が面接の対応を分析してくれたり、アドバイスをくれたりしたので、これもオンライン面接のメリットなのかもしれません」と、劉さんは恥ずかしそうに微笑んだ。

2018年5月、横浜市駐上海事務所所長の随行通訳として「第23回北前船寄港地フォーラムin大連」に参加した劉子婷さん(写真右側、写真は本人提供)

2020年度の大学卒業生は前年比40万人増の874万人に達する見通しで、過去最多を更新するという。数多くの卒業生と同様に、劉さんは専攻が生かせてチャレンジに富んだ仕事に就きたいと願ってきた。しかし、2019年の秋季人材募集期間中、彼女は内定をもらえなかった。劉さんはもともと春節明けに履歴書を送付し、春学期に入ったら企業の研修を受ける予定だったが、突如発生した新型コロナウイルスによる肺炎で、予定がすべて狂ってしまったという。

新型肺炎の影響下で就職情勢を安定させるため、「非接触型春季人材募集」が生まれた。2月以降、中国の教育部、人力資源・社会保障部は関係部門と共同で相次いでオンライン求人特別措置を実施し、さらに感染状況が最も深刻だった湖北省の大学の卒業生、及びその他の地域の大学における湖北省出身の卒業生を対象とした特別求人コーナーを設けた。各地の大学はインターネット上の就職指導・サポートを開始し、自ら積極的に雇用先企業と連絡を取り、オンライン合同説明会を行っている。そして、業務再開が進むにつれ、より多くの雇用先企業は新卒採用のホームページ、求人専用の公式微信(WeChat)アカウント、第三者機関などのオンラインツールを通じて、ネットによる説明会と新卒採用を進めている。

 

就職情報サイト・智聯招聘が打ち出したオンライン合同説明会特集。現在、すでに全国の30の省・自治区・直轄市にある198校の大学、53万社以上の企業が参加している。

就職情報サイト・智聯招聘の全国38主要都市における求人ビッグデータと調査研究の結果によれば、2月3日の業務再開から3月27日までの8週間に、労働市場では需要と供給が週ごとに伸びを示し、全体的な求人需要が倍になり、求人需要が大きく落ち込んだ零細企業も一連の支援>政策のもと、縮小幅が徐々に縮まっている。

具体的な業界と仕事に関して、新型肺炎はデジタル化・ハイテク化のインダストリアルインターネット(産業のインターネット)時代の到来を加速させ、各種の「クラウド生活」もインターネットおよびIT産業の危機中での台頭を刺激した。大学生就職情報サイト・梧桐果の統計によれば、ネット産業における卒業生の需要は前年同期比で36.51%増、オンライン教育産業における卒業生の需要は前年同期比で89.17%増となった。

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