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「疲れすぎ」や「暇すぎ」に注意! 若者の職業選択基準のヒントとは?
  ·   2019-12-04  ·  ソース:人民網
タグ: 職業;若者;社会
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大手人材サイト「智聯招聘(Zhaopin.com)」が1日に発表した「2019年職場人年間総括報告」によると、ホワイトカラーの90.4%は、「今年上半期に『裸辞(転職先を決めぬまま退職すること)』を考えたことがある」と答え、「90後(1990‐1994年生まれ)」と「95後(1995年から1999年生まれ)」が「裸辞」を考える割合は、「70後(1970年代生まれ)」と「80後(1980年代生まれ)」より高かった。「裸辞」をした人の理由として、「会社では『996(午前9時から午後9時まで、週6日間勤務という過酷な勤務状態)』が常態化しており、残業が絶えず、仕事に疲れ果てた」が挙げられていた一方で、「仕事が暇すぎて、意欲が全く湧かなかった」という人もいた。

若者の多くが、「忙しすぎるのは嫌だが暇すぎるのも嫌」と思っている。これは、表面的にみると、矛盾した考え方のようだが、冷静に考えてみると、このような傾向から、現代の若者をワガママと非難することはできない。実のところ、「忙し過ぎるのも暇すぎるのも嫌」は、職場に対する彼らの真のニーズを反映している。

まず、「疲れすぎる」ことについてみていこう。多くの仕事が、「言葉にならないほど疲れる」と形容できる。そしてそれは少しも言い過ぎとは言えないのが現状だ。ネット大手各社やユニコーン企業(評価額10億ドル以上の非上場、設立10年以内のベンチャー企業)を含む多くのネット関連企業は、市場評価と熱意をスローガンにして、「996」文化を大々的に推し進めており、従業員は日々の業務以外にプライベートな時間を持てないような状況にある。あるIT企業に勤める若者は、「毎日家に帰るのは午前の1時か2時、このまま仕事をし続けると死ぬのではないかと思う。健康と仕事、どちらかを選べと言われたら、迷いなく健康を選ぶ」ともらす。

当然ながら生きて行く上で奮闘することは重要だ。必死に頑張らなければならない年齢においては特に重要だ。だが、どのような奮闘であっても、身体を壊すという代償を伴うものであってはならない。清華大学に、「祖国のために50年間健康で働く」というスローガンがある。長時間身体に負担をかけ続けていたら、一体どうやって50年間元気に働くことができるだろうか?しかし多くの企業の業務スピードやその働く度合いを見てみると、いずれも「自分の命を懸けて明日を掴み取る」ような状態となっている。このような状況のもとで、「裸辞」を選択することは、一見ワガママのように見えるが、実は理性的な判断だといえよう。

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