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気候変動対策に大きな役割を発揮してきた中国の国有企業①
本誌記者 徐蓓・金知暁  ·   2019-11-28  ·  ソース:北京週報
タグ: 気候変動;国有企業;社会
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中国節能環保集団有限公司の余紅輝総経理(撮影・金知暁)

中国経済の急速な発展、人々の環境保護意識の高まり、環境保護活動に注がれる力の強まりに伴い、中国の省エネ環境保護事業は大きな発展を遂げ、とりわけ2012年以降は質の高い発展の新時代に入った。省エネ環境保護事業に力を入れる企業にとっては、チャンスでもあり、試練でもある。統計によれば、中国の省エネ環境保護事業の総生産額は2012年の約3兆元から2018年の約7兆元にまで増加した。環境保護政策が集中的に打ち出されるに従って、環境保護へ注がれる力はさらに強まり、中国の省エネ環境保護産業の市場も引き続き拡大している。おおまかな予測では、2020年の省エネ環境保護産業の総生産額は8兆元を突破すると見込まれている。 

モデルプロジェクトが後押しする建築物の省エネ排出削減 

中国節能環保集団が手がける数多くの技術革新のプロジェクトの中で、建築物の省エネ事業を主力とする杭州エネルギー環境産業パークは社会的効果と経済的効果に同時に配慮したモデルプロジェクトといえる。パーク内の建築物は数多くの省エネ技術素材が応用されている。パーク内の「パッシブハウス」――中国省エネ杭州グリーン建築科技館を例に挙げると、1平方メートルあたりのエネルギー消費量は一般的な建築物の4分の1だけで、省エネ率は76.4%に達し、建築コストは1平方メートルあたり1000元増えるに過ぎない。 

このような省エネ建築と産業パークはその他の地域や都市からの注目も集めた。「杭州エネルギー環境産業パークの後に、われわれが手がけている杭州市西渓首座と上海国際省エネ環境保護パークが、相次いで国連環境計画から『SUC持続可能なコミュニティ国際交流実践ベース』の称号を授与されました。少し前に上海市とわれわれが計画し、実施している上海首座の建設や、現在進行中の河北省雄安新区のエネルギー管理と環境ガバナンスの全体案などを含めて、ますます多くの地域が最も稀少な資源を進んで省エネ環境保護事業のために使うようになり、われわれは本当に嬉しく思っています」。余総経理はそのように感情を込めて語った。 

「北京週報日本語版」2019年11月28日 

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