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武漢でひそかな人気集める「無人茶館」
  ·   2019-11-13  ·  ソース:人民網
タグ: 無人モデル;技術;社会
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武漢で「無人茶館」がひそかな人気を集めている。この店にはサービスを提供するスタッフはおらず、客自らがセルフサービスで茶を淹れ、セールスなどはなく、価格も比較的安いといった特徴があり、ここで至福の一服を楽しもうと多くの人がおとずれている。長江日報が伝えた。

〇1時間38元で自ら茶を淹れるプロセスを楽しむ

武漢西北湖の湖畔に、「遛茶·雅上道共享無人茶館」がある。ここが普通の茶館と異なるのは、サービスを提供するスタッフがおらず、茶館の予約から入口を開けて、茶葉を選び、茶を淹れるまでの全プロセスを、客自身がセルフサービスで行うという点だ。

茶館の微信(WeChat)公式アカウントで茶室を選び、到着時刻と利用時間を予約した後、スタッフと電話で予約確認を行い、99元(1元は約15.6円)のデポジットを支払う。利用者は、予約した時刻の10分前になると、茶館の表門と予約した茶室に入るための暗証番号を受け取ることができる。この暗証番号は利用時間が終了すると更新される。

無人茶館のホールに入ると、そこには茶葉の自動販売機が設置されており、好きな茶葉やおやつを選ぶことができる。茶室内には、茶道具とお湯が提供されており、客は自分で茶を淹れる。現在のところ同茶館の場合、5人~8人向けの茶室の利用料金は1時間あたり38元となっている。

〇セールスもなく、ホワイトカラーがのびのびと茶を飲みながらお喋り楽しむ

武漢には、似たような無人茶館が約20軒ほどあるが、オフィスビルの高層階にオープンしている茶館が少なくない。遛茶·雅上道共享無人茶館の創始者である周晨氏は、「無人茶館が高層オフィスビルに開店しているのは、経営コストを削減できるだけでなく、より多くのホワイトカラーが利用しやすいようにするため」と話す。

西北湖の近くにある金融会社で働く陳さんは、「従来の茶館を利用すると、経営者が終始茶葉を売るためのセールストークを続けるため、友人たちと茶を飲みながらお喋りを楽しむせっかくの雰囲気が損なわれてしまう。それに比べ、無人茶館では、よりのびのびとした気分で茶を楽しめる」と話す。

無人茶館の主な利用者ターゲットは、会社勤めのホワイトカラーで、社内会議やプライベートな集まりに適しているという。そのため周晨氏が経営する無人茶館ではプロジェクターや囲碁や麻雀といった娯楽用具なども提供しているのだという。

〇「無人モデル」を後押しする技術 試される都市文明

中国地質大学(武漢)経済管理学院の胡懐敏准教授は、「『無人ビジネス』誕生の裏には、ITの発展とコスト上昇がある。このほか、無人モデルが広まったことで、市民の素養も試されることになっている」と指摘した。

周晨氏は、「武漢でオープンして約1年経ったが、これまでに茶道具が破損したり盗難されたことは1度もない。利用客はいずれも非常に素養が高く、プロジェクターも故障したことはない」と話す。

武漢一洗来環保科技有限公司の袁春林董事長も周晨氏と同じ感想を抱いている。「弊社は武漢に、セルフ洗車ステーションを80ヶ所設置しており、武漢の三鎮に分布している。1つのセルフ洗車ステーションに2台のセルフ洗車機を配備している。セルフ洗車機は1台3万元するが、武漢市場に投入することについて心配は一切なかった。市民の素養が極めて高いからだ。以前実施した統計では、人為的な損傷率は非常に低い。このことも、弊社が武漢にセルフ機械をあえて投入する理由の一つとなっている」と袁董事長は説明した。

「武漢市民の高い『素養』によって『無人モデル』が普及した」と袁董事長は結んだ。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年11月12日

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