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従来のカラオケ凌駕する「ミニカラオケ」、分単位で課金や録音も可
  ·   2017-02-17  ·  ソース:
タグ: インターネット;カラオケ;社会
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春節(旧正月、今年は1月28日)連休中、女子大生の童さん(19)は、自分が制作したシングルアルバムを微信(Wechat)のソーシャル機能「モーメンツ」上に「これは私の最新アルバムです。どうぞ聞いてください」というコメントともにアップロードし、多くの友人が彼女に「いいね!」を送った。彼女がこのアルバムを制作した場所は、専門の録音スタジオではなく、最近北京市内の大型商業施設に登場した「ミニカラオケ」においてだ。このタイプのミニカラオケは、消費者が「すきま時間」を利用するのにうってつけで、思い立ったらいつでもどこでも、「歌を歌いたい」というニーズにこたえてくれる。北京晨報が伝えた。

インターネットを利用した新たな娯楽スタイルが絶えず生まれており、大手カラオケチェーンの「銭櫃」をはじめとする従来のカラオケボックスは次第に衰退傾向にある。

〇新しいものにチャレンジ+歌の共有、録音も可能 

望京新世界百貨5階にはミニカラオケ「友唱Mbar」がある。2つ1組の透明ガラスで仕切られたボックスには、「01」、「02」という部屋番号が表示されている。このうち1部屋では、ちょうど歌を歌っている人がいた。各ボックスの面積は約2平方メートル、内部には椅子2脚とマイク2本、ヘッドホン2組が備え付けられており、2人用であることが分かる。壁にかけられた歌詞を表示するためのスクリーンや下の方にあるタッチスクリーンは、一般的なカラオケボックスと大差なく、微信で二次元コードをスキャンして公式アカウントをフォローすると、操作画面が現れる。

歌を選び、ヘッドホンを装着し、マイクを持ち、歌いはじめる。ヘッドホンを装着する以外は、普通のカラオケボックスで歌っているのと同じ感覚だ。部屋の外で耳をすませてみても、室内の歌声は聞こえない。一曲歌い終わると、微信で友唱から送られてくる自分が歌った歌を録音したファイルを受け取ることができる。ユニークなのはオプションとして自分のアルバムを製作できる選択項目があり、それをモーメンツでシェアできる点だ。

〇多くの大型商業施設にミニカラオケが進出 

これらのミニカラオケは現在までに銀泰センター、君太百貨、新世界百貨などの数多くの大型商業施設に続々と進出しており、そのメーカーはさまざまだが、その機能はどのメーカーもほぼ同じ。銀泰センター3階には「友唱Mbar」が2ボックス据えられているが、近くの売り場スタッフは、「普段は週末ぐらいしかお客は来ていない」とし、「お客が並んで待っているところは見たことがない」と話した。

「通りがけに見かけてちょっと体験してみたいと思った」と語る王さん(女性)の感想はほとんどの人々の意見を反映しているだろう。1970年代生まれの王さんにとっては、従来のカラオケボックスのようにみんなでワイワイ集まるスタイルの方が良いとのことで、「やはり聞いてくれる人がいる方が気持ちが良い」と続けた。

だが、このような「一人カラオケ」が好きという人もいる。その一人、大学生の韓さんは、「従来のカラオケと一線を画したミニカラオケは、皆で集まるとか、お酒を飲むといった目的のものではないと思う。一人で歌を歌う楽しみを堪能するためにある。それにミニカラオケの音質はカラオケよりずっと良い。小さな歌唱ミスもすごくよくわかり、まるで録音スタジオのようだ。よく、街をぶらぶらした後、親友とここで30分ほど歌い、学校に戻る」と話した。普段公の場で自分を表現することに慣れていない夏さん(女性)は、「カラオケボックスで皆の前で歌うのは恥ずかしいけれど、ミニカラオケだったら思いっきり歌える。なにをどう歌おうと、自分の思うままだから」と話した。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年2月17日

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