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G20政府主催晩餐会で使われる食器 西湖の風景から得たデザインのアイデア
  ·   2016-09-05  ·  ソース:
タグ: 杭州;G20;社会
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2016年主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)が浙江省杭州市で開幕した。G20の指導者を心から歓迎するために中国側が開いた政府主催の晩餐会が、世間の注目を集めている。晩餐会の食器はどんなデザインで、どこからアイデアを得たものなのだろう?記者がG20政府主催晩餐会の食器デザインチームを取材して、その全貌を明らかにした。新民網が伝えた。

最高級陶磁器(ボーン・チャイナ)ブランドの「Miracle Dynasty(瑪戈隆特)」製「西湖盛宴」G20晩餐会用食器シリーズのデザインチームは上海のチームで、水と自然景観からデザイン・創作のインスピレーションが生まれたという。食器セット全体には、「西湖のテイスト、杭州の特色、江南の趣、中国の気風、世界の大国」というG20晩餐会の基調が反映されている。

晩餐会の食器デザインは、伝統文化の審美的元素である「青緑の山水」が豊かに盛り込まれた細密画の画法が採用され、精微きわまるタッチで描かれている。構図全体は趣深く厳かで、清新な境地が表現されている。デザインには全て、西湖の実際の風景が使われている。例えば、お茶・コーヒーセットのシリーズは、西湖の蓮の花やハスの花の形をデザインのもとにし、ポットの取っ手部分は水滴からヒントを得ている。

西湖のほとりをぶらぶら散歩すると、大小さまざまな橋が最も深く印象に残る。今回のG20サミットのロゴは、20本のラインを使って橋のアウトラインを描いたものだ。橋は、晩餐会用食器の模様に使われているだけではなく、食器そのものの形にも、橋の要素が取り入れられている。

食器のテーマ設計は、テーブルセッティング全体の効果を中心に考えてデザインした。最初に出される前菜を覆う半円形のカバーは、最も人々の注目を集めた。また、カバーのてっぺんにある持ち手部分のデザインは、「西湖十景」の一つである「三潭印月」からヒントを得たものだ。

スープボウルは、2層からなる保温設計になっており、時間が経ってもスープの温度が保たれるようになっている。スープカップの外観デザインには海上シルクロードの「宝船」が採用され、蓋の持ち手部分はシンプルな橋下トンネルのデザインになっている。

絲綢之路文化発展(上海)有限公司の趙春陽董事長によると、昨年5月初めに「Miracle Dynasty政府主催晩餐会用食器」デザインチームが設計作業に着手したという。ビッグプロジェクトであることから、このG20晩餐会用食器は、製作の全プロセスに10カ月間を要した。企画とデザイン画の完成までに4カ月あまりかかり、デザイナーらは準備段階で16種類のデザインを試作した。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年9月5日

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