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名所旧跡  
五台山の「祖寺」といわれる顕通寺

古い寺院と言えば、河南省洛陽の白馬寺を想像するだろう。記載によれば、顕通寺は漢代の明帝永平年间に建立され、白馬寺よりわずか数年遅い。当初の名は大孚霊鷲寺と呼ばれ、清の康熙二十六年(1687)に大顕通寺に改名された。 五台山の「五大禅処」「十大青廟」の一つ。

五台山の寺院の中で、顕通寺は規模が最大、歴史が最古であることから「祖寺」とも呼ばれる。五台山に礼拝に訪れた仏教徒は先ず、顕通寺を参拝しており、今日の五台山仏教協会もここに設置されている。

顕通寺は五台山寺院の中で最大の寺院である。敷地面積は4万3700㎡。部屋は大小合わせて400を超え、多くが明代、清代の建築だ。中軸線上に主要は殿宇が7座、順に観音殿、大文殊殿、大雄宝殿、無量殿、千鉢文殊殿、銅殿、蔵経楼が並んでいる。

観音殿内には観音菩薩像が祭られ、左右に文殊と普賢菩薩の像があることから、三大主殿とも呼ばれる。大文殊殿は顕通寺で二番目に重要な大殿だ。7体の文殊菩薩像が祭られ、中央にいるのが大智文殊である。前面の5体は左から西台の獅子の文殊、南台の智慧の文殊、中台の幼い文殊、北台の無垢の文殊、東台の聡明な文殊、大智文殊の後ろにいるのが甘露の文殊である。大雄宝殿は3番目に重要な大殿だ。三世の仏像が祭られ、真ん中は釈迦牟尼仏、西が阿弥陀仏、東が薬師仏である。そして両側に十八羅漢像、後ろに観音、文殊、普賢の三尊の菩薩像が並んでいる。

顕通寺の銅像も非常に有名だ。明代に造られ、すべて青銅を鋳造したもの。記載によれば、5万キロの銅が使用されたという。

寺院には歴史上残されてきた数多くの文物が所蔵されており、きっと感嘆するだろう。

「大顕通寺」の扁額が掛かった山門外の両側にそれぞれ石碑がある。石碑は竜と虎の形を模倣、それぞれに「竜」と「虎」の2つの大きな文字が刻まれている。寺院が竜と虎を用いて大門を守護するのは、極めて珍しい。これも唐代の遺産で、希少である。

大文殊殿前に2つの碑亭がある。亭内の石碑も非常に特色があり、一つは字のない碑、一つは康熙と書かれた碑で、清代の皇帝の筆によるものである。

蔵経楼内には北魏の銅鋳造の白檀仏像、雷峰塔所蔵の北宋の経典、明代の菩提樹の葉に描かれた十八羅漢像、楊五郎が使用した兵器である重さ40.5キロの鉄の棍棒などがある。

最も驚かされるのが、千の腕と千の鉢を持つ千釈迦文殊像だ。この銅像は千鉢文殊殿内にあり、造型は奇異である。文殊像上に5つの頭像が重なり、胸の前に手が5つあり、どの手も金の鉢を持ち、どの鉢にも1体の釈迦牟尼仏がある。全体に金色の輝きを張っており、全国でも非常に珍しい。

「北京週報日本語版」2009年2月11日

 

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