▽5ツ星ホテル室料平均3623元
北京五輪期間における「観光・サービス・受け入れ業務」についての記者会見において28日、北京市観光局の張慧光局長は、五輪期間、北京市は国内外からの観光客45?50万人を受け入れる予定だと発表した。客人らはみな、その期間中、北京で食生活や住生活をすることになる。2007年同期における、北京市が迎えた観光客は42万人。今年は、その数字から2?8万人ほど増加するが、北京の宿泊施設の数量やレベルは、十分に観光客の需要を満たすことができるはずである。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
同局の最新の統計によると、五輪期間、北京の5ツ星ホテルのスタンダードツインの平均室料は3623元(1泊)で、2007年同期より3.6倍もの価格になっている。北京オリンピック組織委員会と契約を結んでいるホテルの、契約枠のスタンダードツインの室料は2140?2960元、非契約の客室の室料は3840元?7910元になっている。この7910元に設定しているホテルは1軒だけで、其の他のホテルは5500元以下に設定している。
4ツ星ホテルの平均室料は2226元で、2007年同期より4.6倍になっている。3ツ星ホテルは1556元で、5.2倍だ。
五輪期間における北京市の宿泊施設の室料は、過去における五輪開催都市の中でも中レベルという。張慧光局長は、「上述したこれらの平均室料は、シドニー五輪の時よりも少し高めだが、アテネ五輪の時よりも低く設定されている。五輪開催都市の中では、中くらいのレベルに位置づけている」と述べている。
▽5ツ星ホテルの予約率77%
北京市観光局の張慧光局長によると、五輪期間における、北京市の宿泊施設は計5892軒で、客室数は33万6千室、ベッド数は66万以上に達している。北京市の星付きのホテルの軒数は815軒、客室数は13万室に達している。また、4978軒もの、観光客の宿泊を受け入れる一般旅館のうち、すでに707軒が、改装や審査を経て五輪宿泊受け入れサービス基準に達している。
北京市観光局および統計局は、ホテル室料の管理システムを共同で構築した。今のところ、北京オリンピック組織委員会と契約を締結したホテルのほとんどが、予約がいっぱいの状態だ。5ツ星ホテルの平均予約率はすでに77%に達しており、四ツ星ホテルも44%になっている。
張慧光局長は「北京のホテルは、供給のスペースがまだ充分にある。特に3ツ星以下のホテルの予約率は、4ツ星ホテルと比べるとかなり低い。まだ予約を済ませていない場合でも、泊まるところの心配をする必要はない」と述べている。
|