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名所旧跡  
「この世の仙境」・河南省の白雲山
 
 

白雲山国家森林公園は河南省洛陽市嵩県の南部、伏牛山の奥深い原生林地帯に位置する。総面積168平方キロ。温帯から亜熱帯に至る地帯にあり、長江と黄河、淮河の三大流域に広がっている。夏でも最高気温は26℃以下で、動植物資源が非常に豊かだ。動物は204種、植物は1991種、森林被覆率は95%以上。専門家や学者は「自然博物館」と呼んでいる。森林公園には標高1500メートル以上の山が37座もある。玉皇頂は標高2216メートルで、中原(黄河中下流の地域)で第一の峰。日の出や雲海の観賞に最適のところだ。奇峰は秀麗で、白雲がたなびき、滝が勇壮に流れ落ち、森林や谷は深くて静か。白雲峰や玉皇頂、小黄山、鶏角尖、千尺崖などを代表格とする峻峰の奇岩怪石。広大な原生林や唐代のイチョウ林、野生ボタン園、高山のツツジ園、シラカバ林など。黑龍潭や黄龍井、珍珠潭、青龍瀑布、白龍瀑布、九龍瀑布といった滝や淵。白雲洞や青蛇洞、鑼鼓洞、洞天棧道、仙人橋などの洞窟。烏曼寺や雲岩寺、玉皇閣などの仏閣。雲海、日の出、避暑、秋の紅葉といった季節の現象など。それぞれに特色のある白雲峰と玉皇頂、小黄山、九龍瀑布、原生林を中心に五大景勝地が形成された、中原地区で観光、レジャー、避暑、研究・実習、古跡めぐりが一体化された複合型観光地だ。「この世の仙境」とか「中原の名山」と呼ばれ、1992年に林業部が国立森林公園に指定。98年には国立自然保護区に昇格し、97年に「河南省の景勝地ベストテン」の3位に選ばれた。10年にわたる開発で、サービス施設や道路はすでに完備している。日間受け入れ能力は約1万人。 

「北京週報日本語版」2007年3月1日

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