外交部の定例会見で5月31日、姜瑜報道官が質問に答えた。
――訪日中の李登輝氏が靖国神社を参拝すると述べたことについて、中国側のコメントは。李氏は自身の靖国参拝について、兄を供養するためだと、特に言及したが、これについてコメントは。中日関係は安倍首相の訪中と今年4月の温家宝総理の訪日によって明らかに改善されたが、李氏の訪日と靖国参拝は中日関係に影響を与えるか。
李登輝の訪日の目的は「台湾独立」の勢いを高め、中日関係を破壊することにある。われわれは日本政府が李登輝氏の訪日活動を許可したことに、強い不満を表明する。李登輝氏がどんな人間かは、誰もがよくわかっている。台湾問題は中国の主権と領土保全に関わり、中国の核心利益に及ぶ、中国の内政問題だ。われわれは一貫して関係国に、台湾問題における約束を実際の行動によって恪守し、「1つの中国」の原則を堅持し、「台湾独立」分裂勢力の活動に政治的な舞台を与えないよう要求してきた。
中日関係の安定した発展の維持は、両国の根本利益に合致し、これには双方の共同努力が必要だ。日本側が台湾および歴史問題を適切に処理することは、中日関係の健全で安定した発展の基本条件だ。われわれは日本側が、中国側の厳正な申し入れと厳重な懸念に真剣に応え、実際の行動によって歴史問題と台湾問題を適切に処理し、中国側と共に中日関係の前向きな発展を促していくことを望む。
「人民網日本語版」2007年6月1日 |