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――リーマン・ブラザーズの破綻という驚きに、中国投資家がより関心を寄せているのは、リーマンの中国での資産がどう処理されるかだ。
蘭辛珍
「まったく思ってもいなかったことだし、それ以前に何の情報もなかったため、この知らせに非常に驚いている」。リーマン・ブラザーズ破綻の情報を知り、華安基金北京投資理財中心のある従業員はこう語った。会社の規定で、この従業員は名前を明かすのは望まなかったが、彼が非常に憂慮していることが感じられた。
華安基金は12のファンドを管理しており、多くは業績が良好で、うち「華安国際配置」と呼ばれるファンドは、中国で最初のQDII(適格国内機関投資家)商品である。
だが、まさにこの中国初のQDII商品により、同基金はリーマン・ブラザーズ破綻の荒波に巻き込まれることになった。このファンドの海外投資顧問がリーマン・ブラザーズ・アセットマネジメント(欧州)とリーマン・ブラザーズ・インターナショナル(欧州)だからだ。しかもリーマン・ブラザーズ傘下のリーマン・ブラザーズ・ファイナンスは、ファンドが所有する仕組み債の元本保証責任者であり、当該債権はファンドが海外に投資する際の中間媒体でもあり、同ファンド資産の99.60%を占める。
中国資産をどう処理するか
リーマン・ブラザーズ中国地区の楊志代表は15日、メディアに対し、「業績の好調な中国地区を含め、リーマン・ブラザーズの業務を分割・買収することについて、その他の意向を示す投資家と接触しているが、現段階では買収者の名前を明かすことはできない」と語った。
これはリーマンと投資業務関係のある中国投資家を多少なりとも安心させるかも知れない。
中国では、リーマンと投資業務関係を持つ投資家は華安基金1社だけではない。リーマンが中国市場を開拓したのは1993年。08年6月30日現在、中国投資基金については16%に相当する株式、およそ9000万ドル、天津融創集団では35%の株式、およそ2億ドル、金龍集団では2000万ドルの資産などを所有している。
資本市場では、リーマンと関係を持つ中国の投資家は広く懸念を示しており、リーマンが手持ち資産を売り出せば、大量の株式が大幅下落する危険に直面することになる。
資本市場での懸念以外にも、リーマンと投資関係にある人の懸念はさらに深刻だ。破綻が発表された時、中国は夜中だったが、天津融創集団は幹部を招集して対応策を協議。同集団は、リーマンが所有株式を譲渡する可能性は比較的大きく、仮に同集団がその株式を購入しなければ、新たな株主が参加してくると考えられ、もしより優れた株主なら、集団にとって良いことだと考えた。
同集団の陳恒六・副総裁はメディアの取材に応じた際、「現在主要な問題は、どの企業がリーマン・ブラザーズの所有する株式を引き継ぐかだ。これがわが社に与える影響は比較的大きいと言っていいだろう」と語った。
北京師範大学の賀力平教授は「リーマン・ブラザーズの中国業務は実際、業績は大半が非常に順調だ。中国の資産を処理する際には、中国企業は多くの関心を寄せるようにし、ふさわしければこの資産を買い上げてもいいのではないか、と提案したい」と話す。
華安基金は18日、事実上、QDIIファンドの元本保証責任を負うと発表した。つまり、リーマンがファンドの資産を処理する前に、主体的に責任を担うことにしたのは、リーマンの中国ファンド市場での資産を同基金が買い取る可能性を示唆したかのようにも見える。
その他の中国の資産についても、リーマンと投資関係のある中国の投資家が買い取る意向を示す可能性があるという。賀教授は「こうすることは企業の社会的責任を果たすというだけでなく、実際には自らを救うことになる」との考えを示した。
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