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経済  
外資系銀行、中国戦場を「併呑」①

 

                              謝黎  陳軍平

香港上海銀行(HSBC)とシティバンク、スタンダード・チャータード銀行、東亜銀行など外資系銀行4行が営業を始めて1カ月余りとなり、「国内待遇」の下で中国銀行業界の“戦闘集団に加わった。国内資本銀行のように拠点を各地に展開することはできないものの、拡張を加速させる能力を持っていることがすでに明らかになった。多くの外資が雄大な拠点拡張計画を策定し、シェア獲得のスピードを競っているところだ。

“クモの巣をくう”

5月10日、HSBCは中国37番目の拠点を北京市金融街の英藍国際金融センタービル1階に開設。金融街では外資銀行初の拠点となり、金融街に集中する国内銀行に隣接している。それだけではなく、瀋陽支店もすでに認可を受けて、年内にも営業を開始する予定だ。

チャータードによると、同行は現在、支店を12行、営業所を8カ所、代表事務所を3カ所擁しており、監督管理に適合すれば、年内にも業務を行っている12都市のほかにも支店を2~3行増やすほか、業務を行っている都市に営業所を14~15カ所増やすとしている。シティは広東発展銀行の買収に成功し、今後は主に同行の業務(発展銀行自身は501の支店・営業所を擁する)に精力を集中していく。

シティのような巨大さに比べ、東亜の資産規模は小規模と形容しても過言ではないが、一度は国内に設立した拠点数が最も多い外資銀行になったことがあり、現在の拡張スピードも非常に速い。また、外資はATMの設置も支店・営業所拡張の延長線として重視している。

物理的な拠点を整備する以外にも、ネット銀行も外資による中国市場の争奪では有力な武器となっている。拠点の少ない外資はネット銀行を通じて自行の業務量不足を補おうとしており、同時にネット銀行は地域的な制限を解消できるため、地球規模で顧客に金融サービスを提供できる。

中国に現在ある都市商業銀行は120行余り。その多くが経済の発達した都市にあり、資金は充足し、管理と資産の質が良好な銀行であり、いずれも海外の戦略投資家に吸収されたいとの強い意志を持っている。そのため、外資による次の戦略的投資の対象となる可能性がある。

「北京週報日本語版」2007年6月29日

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