天津市発展改革委員会、建設委員会によると、2010年には天津地下鉄の2号、3号、9号線、北京~天津間の特急列車、北京地下鉄の4号、14号線が開通し、北京と天津の2直轄市はシームレスで結ばれることになる。地下鉄から北京~天津間の特急列車への乗り換えが、2都市間を行き来する最も早い交通手段となる。
北京~天津間の特急列車は現在建設中。始発が北京南駅、終着が天津駅、全長115キロ、走行時間30分で、2008年7月に開通の予定。
北京~天津間の距離は約120キロ。人の往来や経済の交流が活発だ。現在、鉄道と京津塘高速道路(北京~天津~塘沽)が両市を結ぶ主な交通手段となっている。特急列車は1時間に1本の発車で、走行時間も70、80分間と短いが、天津には鉄道駅に接続する地下鉄が整備されていないため、高速、便利という鉄道のメリットはほとんど生かされていない。京津塘高速道路も交通量が飽和状態に近付いており、走行速度は下がる一方だ。
現在、北京と天津の両市は、特急列車に加え、京津塘高速道路の2号線を建設している。こちらは2008年に開通の見込みだ。
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