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中国共産党創立80周年  
中国共産党創立80周年祝賀大会における講話

 

               (2001年7月1日)

                   江沢民

同志の皆さん、友人の皆さん

 きょう、われわれはここに盛大な集会を開き、全国各民族人民とともに中国共産党創立80周年を祝い、また世界の平和を愛し進歩を求めるすべての人たちとともに、中国と世界の発展の明るい前途を展望することになった。

 80年前、中国共産党が誕生した時、党員はわずか50数人で、目の前にあったのは深い災難のもとにある旧い中国であった。80年後の今日、われわれの党はすでに50余年にわたり全国で政権を担当し、6400余万の党員を擁する大きな党になり、中国人民はすでに活気にあふれ繁栄に向う社会主義の祖国を擁している。この大きな変化は、中華民族の発展における歴史的奇跡である。

 党と人民の前世紀における奮闘の過程を振りかえるにあたり、われわれはこの上なく誇りと自信を胸にしている。新しい世紀における党と人民の偉大な征途を展望して、われわれは必勝の確信と力に満ちあふれている。

 一、中国共産党の80年にわたる奮闘の業績と基本的経験

 人民はいつも社会の矛盾の運動の中で絶えず前進の道を切り開くものである。人民はつねに歴史的活動の実践と比較の中で、絶えず自らの前進を導く真理を探しあて、明らかに示し、発展させるものでもある。

 80年前、中国の各民族人民が帝国主義と封建主義に反対する壮大な闘争の中で、世界のプロレタリア革命のすさまじい運動の中で、中国共産党が創立された。これは近代中国の社会の矛盾が発展し、人民の闘争が深まった必然的な結果である。

 1840年以降、西側の列強の侵入により、中国はだんだんと半植民地・半封建社会となり、中国人民は帝国主義、封建主義の二重の抑圧を受けることになった。民族の危機と社会の危機は未曾有の深刻さを示すものとなった。アヘン戦争から、太平天国運動、戊戌変法、義和団運動を経ることになって、中国人民は不とう不屈の闘争をおしすすめ、数知れないほどの仁義に燃える志士たちは困難にめげず救国救民の道を模索しつづけた。これらの闘争と模索はいずれも一定の歴史的条件の下で中国の進歩を促したが、しかし、一回また一回と失敗した。孫文の指導する辛亥革命は、中国を数千年にわたって支配してきた君主専制制度を覆した。これは中国の社会の進歩に対し大きな意義をもつことであったが、それでも中国の半植民地・半封建という社会の性質と人民の悲惨な運命を変えることができなかった。

 事実が明らかにしているように、封建的な基礎に触れることのない自らの強大をはかる運動と改良主義、旧い型の農民戦争、ブルジョア階級革命派の指導する民主主義革命、および西側資本主義のその他のさまざまな案を丸写しにしたのでは、いずれも滅亡から国を救い生存を求める民族の使命と反帝国主義・反封建主義の歴史的任務を成し遂げることはできない。中国は救国救民の道を切り開くため、新しい社会勢力が先進的な理論を探しあてることを期待していた。

 まさにその時、1917年と1919年に、ロシアと中国に二つの大きな出来事が起こった。それはロシアの十月革命と中国の五・四運動である。十月革命のどかんどかんと鳴り響く砲声は、中国にマルクス・レーニン主義という先進的な理論を送り届けてきた。五・四運動以後、中国の労働者階級は先進的な社会勢力として頭角をあらわし、同時に一部の先進的な知識人は民主と科学の旗じるしを高く掲げ、新しい思想、新しい理論を中国で伝播させる道を切り開いた。1921年に、マルクス・レーニン主義が中国の労働運動と結びつく過程で、中国共産党が機運に乗って生まれたのである。

 その時から、反帝国主義、反封建の革命闘争を指導し、民族の独立と人民の解放をかち取り、中国の振興を実現する偉大な使命は、歴史的に中国共産党が担うことになった。中国革命はまったく新しい発展段階に入った。

 アヘン戦争から中国共産党の創立まで、中国共産党の創立から現在までに、中国は全く異なった2つの80年を経験した。前の80年においては、封建支配者は主権を喪失し国に恥辱をもたらし、社会では戦乱が絶えず、国は貧しくて弱く、人民は飢えと寒さにさいなまれていた。その後の80年においては、中国人民は中国共産党の指導の下でかつてなく団結し、組織して、幾重もの難関を突き破って、革命闘争は絶えず勝利を収めた。新中国成立後、経済と社会は急速な発展をとげ、国はますます栄え、人民の社会的地位、物質的生活レベルと文化教育レベルは著しく向上した。この前後2つの80年の比較の中から、中国人民と中華民族のすべての愛国勢力は、中国が最も悲惨な境地から光明にみちた前途に向って偉大な歴史的転換を実現することができたのは、中国共産党の指導があったからであることを深く認識している。共産党がなかったなら、新中国はなかったのである。共産党があったればこそ、中国の様相はまったく面目を一新したのである。これは中国人民が長期にわたる奮闘の過程で得た最も基本的な、最も重要な結論である。

 われわれの党が人民を指導して奮闘した80年の忘れることのできない歳月と栄えある業績は、一幅の延々と続き、気勢が雄大で、力強く、美しい絵巻のように、世人の前にくりひろげられている。

 われわれは新民主主義革命の任務を完成し、民族の独立と人民の解放を実現した。北伐戦争、土地革命戦争、抗日戦争、解放戦争を経て、日本軍国主義の侵略を打ち負かし、国民党の反動支配を覆し、中華人民共和国を樹立した。中国人はその時から立ち上がり、中華民族の発展はその時から新しい歴史的紀元を開いたのである。

 われわれは社会主義制度を確立し、中国の歴史上最も広く最も深い社会変革を実現した。われわれは新民主主義から社会主義への転換を創造的に実現し、社会主義の基本的制度を全面的に確立して、世界人口の4分の1を占める東方の大国を社会主義社会に入らせた。これは中国の社会変革と歴史的進歩の大きな飛躍であり、世界の社会主義事業を極めて大きく支持し、推進している。

 われわれは中国の特色のある社会主義を建設する事業を創始し、中華民族の偉大な復興を実現するために正しい道を切り開いた。党の第11期第3回中央委員会全体会議を目印として、わが国は社会主義事業の発展の新しい時期に入った。長期にわたる社会主義建設を基礎として、われわれは国内と国外の歴史的経験を総括し、困難に満ちた模索を通じて、改革・開放の新しい政策を実施し、社会主義の初級段階における党の基本理論、基本路線、基本綱領を確立した。世界の社会主義にゆゆしい曲折が生じ、国内外の情勢が激しく変化する局面の中で、われわれの党は激流の中の大黒柱としての役割を果たし、がっちりと立って微動だにすることなく、社会主義は中国ではつらつたる生命力と活力を現わした。

 われわれは人民民主主義独裁の国家権力を確立し、中国人民はみずからの運命を掌握した。中国は5000余年の歴史をもつ文明古国であるが、人民が国の主人公となり、真に国家、社会およびみずからの運命の主人公になるのは、われわれの党が権力を握ってからはじめて事実となったのであり、これは中国人民の社会的、政治的地位の根本的変化である。中国は数千年に及ぶ封建専制政治から人民民主の政治に向う偉大な飛躍を実現した。

 われわれは独立した、かなり完備した国民経済体系を確立し、経済力と総合国力は著しく強まった。われわれはわずか半世紀余りで、旧中国の経済的に貧しく文化・技術が立ち遅れている様相を変えただけでなく、部門のそろった近代的な工業体制を打ち立てたのである。新中国成立以来、国内総生産は57倍増えた。わが国の経済力、国防力、科学技術力は明らかに増強され、工業、農業、国防、科学技術などの分野の多くの面で世界先進の仲間入りを果たした。12億余りの中国人は衣食の問題を解決しただけでなく、総体的にまずまずの生活レベルに達した。

 われわれは社会主義の文化を絶えず発展させ、全国人民の精神的生活はますます豊かになっている。われわれはマルクス主義の指導的地位を堅持して、愛国主義、集団主義、社会主義で人民を教育し、社会主義精神文明建設を大いにおし進めている。われわれは全国各民族のすぐれた文化を発揚することを堅持し、各国の文明の先進的な成果を積極的に吸収して、社会主義文化が日に日に繁栄することを促している。全国人民の思想・道徳の資質と教育・科学・教養の資質は絶えず向上し、世界に中華民族の新しい精神状態を展示した。

 われわれは徹底的に旧い中国のばらばらでまとまりのない局面に終止符を打ち、国の高度の統一と各民族の未曾有の団結を実現した。われわれは西側の列強が押しつけた不平等条約と中国における帝国主義のすべての特権を廃止した。封建的割拠の局面も中国の大地の上では永遠に過去のものとなった。56の民族はともに暮らし、運命を共にし、心が連がり、平等、団結、相互援助の社会主義民族関係を形成した。各政党、各人民団体は心を一つに団結して、互いに助け合っている。すべての社会主義の勤労者、社会主義を擁護する愛国者、祖国の統一を擁護する愛国者は、祖国の統一と繁栄のために最も広範囲の愛国統一戦線を結んでいる。香港、澳門は勝利のうちに祖国に復帰し、全民族の宿願を実現した。海峡両岸の同胞の交流は絶えず強化され、台湾問題の最終的解決、祖国統一の完成は必ず実現するにちがいない。

 われわれは党の絶対的指導下にある人民の軍隊をつくり上げ、強固な国防をうち立てた。われわれは農村から都市を包囲し、武力で権力を奪取するという革命の道を切り開き、人民の軍隊を中堅とし、人民に依拠し、人民を武装させ、あくまで党の理論と綱領で広範な指揮員と戦闘員を教育し、長期にわたる革命戦争を経て、優位に立つ装備をもった、きわめて凶暴で残虐な内外の敵を打ち負かした。人民解放軍は終始誠心誠意人民に奉仕する趣旨を堅持し、国防を強固にし、侵略に抵抗し、社会主義制度と人民の平和な労働を守り、国の社会主義建設に参加する上で大きな役割を果たしている。わが国の国防建設は絶えず強化され、軍隊の革命化、現代化、正規化建設が絶えず推し進められている。われわれの党が指導する人民解放軍は人民民主主義独裁の確固たる柱石であり、祖国を守る鋼鉄の長城と社会主義建設の重要な力である。

 われわれは独立自主の平和外交政策を堅持し、世界の平和と発展という崇高な事業のために重要な貢献をしてきた。われわれは中国の近代に入ってからの屈辱的な外交の歴史に徹底的に終止符を打ち、国の主権、安全と民族の尊厳を力強く守りぬいた。われわれは平和共存五原則を積極的に提唱、擁護し、強をもって弱をいじめる覇権主義と強権政治に断固反対し、原則を堅持し、公正を支持し、正義を主張し、広範な発展途上国の正当な権益を守ることに努め、公正で合理的な国際政治経済新秩序の確立を促している。社会主義中国の国際的地位と国際的影響力は日ましに向上し、大きくなっている。

 事実が十分に立証しているように、中国共産党は偉大な、光栄ある、正しいマルクス主義の政党たるに恥じず、中国人民を導いて絶えず新しい事業を切り開く中核の力たるに恥じない。

 中国の革命、建設、改革の優れた成果は、全国各民族人民が共に奮闘したたまものであり、近代に入ってから中国のすべての仁義を重んじる志士たちが前のものが倒れればあとのものがそれ続いて、たゆむことなく努力したたまものであり、また何世代もの中国の共産主義者が私心なく貢献したたまものでもある。

 われわれは中国の革命、建設、改革のために、中国共産党の創立、強固、発展のために大きな貢献をした毛沢東、周恩来、劉少奇、朱徳、鄧小平、陳雲らいまはなき古い世代のプロレタリア革命家を心から偲び、新中国を樹立、防衛、建設するために勇敢に命をささげた革命の烈士たちを心から偲び、近代に入ってから中華民族の独立と解放のために奮闘したすべての先駆者を心から偲んでいる。彼らが祖国のためにつくり上げた数多くの偉大な功績は永遠に歴史に残るものである。

 人民は歴史の真の創造者である。私は中国共産党中央委員会を代表して、全国の広範な労働者、農民、知識人に、民主諸党派、各人民団体、各界の愛国人士に、中国人民解放軍、武装警察部隊、公安部門の幹部と警官に崇高な敬意を表すものである。香港特別行政区の同胞、澳門特別行政区の同胞、台湾同胞および広範な華僑同胞に、心からのあいさつを送るものである。われわれと友好的に付き合い、中国の革命、建設、改革の事業をサポートして下さっている各国人民と友人に心から感謝の意を表すものである。

 中国共産党の80年は、マルクス・レーニン主義と中国の実践とを結びつけて、絶えず真理を追求し、開拓と革新を行う80年であり、民族の解放、国の富強、人民のしあわせのために絶えず刻苦奮闘し、発奮して強大化を図る80年であり、担っている歴史的使命を達成するために絶えず試練に耐えぬき、発展してきた80年である。

 80年の実践はわれわれに、終始マルクス主義の基本原理を中国の具体的実際と結びつけ、科学的理論の指導を堅持し、確固として自らの道を歩まなければならないということを啓示している。これはわれわれの党の歴史を総括し引き出した最も基本的な経験である。マルクス主義はわれわれが世界を認識、改造するための強大な思想的武器であり、中国の革命、建設、改革を導く行動の指針である。マルクス主義は教条ではなく、正しく実践に運用し、実践の中で絶えず発展させてこそはじめて強大な生命力をもつのである。毛沢東同志を中核とする第1世代の中央の指導グループと鄧小平同志を中核とする第2世代の中央指導グループは、われわれの党を率いてマルクス・レーニン主義の基本的原理を中国の具体的な実際と緊密に結び付けることを堅持し、毛沢東思想、鄧小平理論を形成した。この二つの理論の成果は、中国化されたマルクス主義であり、マルクス・レーニン主義の基本的原理も具現していれば、中華民族のすぐれた思想と中国の共産主義者の実践的経験も含まれている。マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論の指導があったればこそ、われわれの党ははじめて人民を率いてあらゆる困難と挫折に打ち勝ち、次々と勝利を収めることができるのである。鄧小平理論は党と人民の実践的経験と集団の英知の偉大な結晶であり、新しい歴史的条件の下での毛沢東思想の最もよい継承と創造的発展であり、われわれが中国の社会主義事業の斬新な局面を切り開くために大きな貢献をした。全党の同志は鄧小平理論の偉大な旗印を高く掲げ、引き続き新しい状況を検討し、新しい問題を解決し、いま中国の特色をもつ社会主義建設という偉大な事業を全面的に創造的に推し進めている。新しい歴史的時期においてマルクス・レーニン主義、毛沢東思想を堅持するカギは、あくまで鄧小平理論で当面の世界と現代の中国を観察し、たえず実践的経験を総括し、新しい理論的概括を行い、開拓、前進することである。

 80年の実践はわれわれに、終始人民大衆にしっかりと依拠し、誠心誠意人民のために利益を図り、人民大衆の中から尽きることのない前進の力を汲み取らなければならないということを啓示している。終始人民大衆とのきわめて親密な関係を保ちつづけることは、わが党がさまざまな困難と危険に打ち勝ち、絶えず事業の成功を収める根本的な保証である。いかなる時、いかなる状況の下でも、人民大衆と苦楽、運命をともにする立場を変えてはならず、誠心誠意人民に奉仕する趣旨を忘れてはならず、大衆こそ真の英雄であると確信する史的唯物論の観点を捨ててはならない。終始人民大衆の意志と利益を具現することを、われわれのすべての活動の出発点と帰結点にしなければならず、終始人民大衆の英知と力に依拠することを、われわれが事業を推進する根本的な活動路線にしなければならない。

 80年の実践はまたわれわれに、終始自覚をもって党の建設を強化、改善し、絶えず党の創造力、凝集力と戦闘力を強め、永遠に党の生命力と活力を保たなければならないということを啓示している。中国のことを上手にやるカギはわが党にある。情勢の発展と結び付け、党の主要な任務をしっかりめぐって、絶えず党の建設を強化しなければならない。経験の総括、真理の堅持、誤りの是正、謙虚で慎み深いことに長じなければならない。党員と幹部の隊列の中に存在している問題を勇敢に直視するとともに、全党員と人民大衆に頼って絶えず解決しなければならない。これは党の生命力と活力を維持する根本的なよりどころである。われわれは引き続き新たな歴史的条件の下でどのような党を建設するか、どのように党を建設するかという基本的問題をめぐって、党の執政能力と指導水準を高め、腐敗を拒み変質を防ぐ能力とリスクを防ぎ止める能力を高めるという二大歴史的課題をいちだんと解決して、党の建設の新たな偉大な事業を全面的に推進しなければならない。

 80年の奮闘の歴程と基本的経験を総括し、新しい世紀におけるなみなみならぬ任務と明るい前途を展望して、われわれの党は引き続き時代の先頭に立ち、人民を導いて勝利のうちに前進しなければならない。まとめて言うならば、終始中国の先進的な社会生産力の発展の要請を代表し、中国の先進的な文化の前進の方向を代表し、中国の最も広範な人民の根本的利益を代表しなければならないということである。

 二、「三つの代表」の要請を正しく認識し、全面的に貫徹する

 新しい世紀において、引き続き現代化建設を推し進め、祖国統一の大業を完成させ、世界の平和を擁護し、共同の発展を促すことは、わが党の肩にかかった重要な歴史的任務である。国内外の情勢の大きな変化に直面して、わが党は世界の進歩的な流れにしっかりとついて行き、全国各民族人民を結集、指導し、チャンスをとらえて挑戦を迎えうち、この三つの歴史的任務を勝利のうちに完成させるには、「三つの代表」の要請を断固として貫徹、実施しなければならない。「三つの代表」の要請はわが党にとって立党(中国共産党を建設すること=訳注)の根本であり、執政の基であり、力の源であり、また、われわれが新しい世紀において党の建設を全面的に推し進め、理論、制度、科学技術の革新をたえず推し進め、中国の特色をもつ社会主義事業建設の新たな勝利をたえず勝ち取るための根本的な要請でもある。

 わが党は終始一貫して中国の先進的な生産力の発展の要請を代表すべきである。これはつまり、党の理論、路線、綱領、方針、政策と諸活動は生産力発展の法則に合致させることに努め、社会生産力の解放と発展をたえず推しすすめるという要請を具現し、わけても先進的生産力の発展を推しすすめるという要請を具現しなければならず、生産力の発展によって人民大衆の生活水準を絶えず高めることである。

 生産力は最も活発な、最も革命的な要因であり、社会の発展を最終的に決定する力である。生産力と生産関係、経済土台と上部構造との矛盾は社会の基本的な矛盾をなすものである。この基本的な矛盾の運動は、社会の性格の変化および社会・経済・政治・文化の発展の方向を決定づけるものである。社会主義と資本主義との根本的な違いは、その生産関係と上部構造が異なることにある。社会主義制度の確立とその絶え間ない充実は、わが国の社会生産力の解放と発展のために広々とした道を切り開いた。どんな生産関係と上部構造でも、生産力の発展につれて発展するものである。もしも、それらが生産力の発展という要請に適応することができず、生産力発展と社会進歩の妨げとなるならば、調整と変革が必然的に起こる。

 わが国の社会生産力の発展の趨勢と要請を鋭く把握し、経済建設を中心とすることを堅持し、正しい路線・方針・政策を制定、実行し、活動の確実な段取りを取ることによって、たえず先進的生産力の発展を促すことは、わが党が終始、時代の先頭に立ってその先進性を保つ根本的な具現であり、根本的な要請でもある。

 わが党は労働者階級の前衛部隊として、創立の時からすでに中国の先進的生産力を代表するものとして歴史の舞台に登場したのである。わが党の指導した新民主主義革命の目的は、中国における帝国主義の特権を取り消し、地主階級と官僚ブルジョアジーの搾取と抑圧をなくし、買弁的、封建的な生産関係を改め、かつそのような経済土台の上にうち建てられた腐敗的な政治の上部構造を改め、人民民主主義独裁を核心とする新しい政治の上部構造を確立し、束縛されていた生産力を根本から解放することにある。新中国成立後、われわれが農業、手工業、資本主義工商業に対し社会主義的改造を行ったのは、社会主義生産関係を確立し、かつそのような経済土台の上で一歩進んで社会主義の上部構造を健全なものにして、引き続き生産力の解放と発展をはかるためである。党の11期3中総いらい、われわれは改革・開放を行ない、社会主義生産関係の中で経済土台に適しない部分を調整、改革してきたが、これも一歩進んで生産力の解放と発展をはかるためである。20余年来、われわれは大胆に模索し、勇気をもって実践し、経済体制改革と政治体制改革およびその他の改革をたえず推し進めたため、わが国の社会生産力を極めて大きく解放し発展させ、わが国の経済発展と社会進歩が大きな変化を生じるのを促した。

 社会主義の根本的な任務は、生産力を発展させ、社会主義国の総合国力を増強し、人民の生活を日ましに改善し、社会主義が資本主義より優れるという特徴をたえず具現することである。社会主義社会のそれぞれの歴史的段階においては、いずれも経済・社会発展の要請に基づき、時を移さず改革を行うことによって社会主義制度の自己完結と発展をたえず推進する必要がある。そうすることによって、社会主義制度ははじめて生気と活力にあふれることができるようになるのだ。全党の同志は必ず社会主義改革と発展についての基本的観点および自覚性を樹立しなければならない。

 人類社会の発展は、とりもなおさず進んだ生産力がたえず遅れた生産力にとって代わる歴史的プロセスである。社会主義現代化は必ず発達した生産力を踏まえて確立されなければならない。われわれが現代化を実現するために奮闘する最も根本的な目的は、とりもなおさず改革と発展によって、わが国で発達した生産力を形成することにある。全党の同志は、どんなポストにいるにせよ、自分が従事している仕事をつねに点検、総括し、それが先進的生産力の発展についての要請に合致するかどうかを見なければならない。合致したらこれを揺ぐことなく堅持し、合致しなかったらこれを実事求是の態度で正す。こうしてこそはじめて、共産党主義者としての先進性と時代の精神を十分に具現することができるのである。

 人は生産力の中で最も決定的な力である。知識人を含むわが国の労働者階級は、わが国の先進的生産力の発展を推しすすめるための基本的な力である。わが国の農民階級およびその他の勤労大衆は労働者階級とかたく団結し、わが国の社会生産力の発展を推しすすめるための重要な力である。労働者、農民、知識人とその他の勤労大衆、および全人民の思想・道徳の資質、科学・文化の資質をたえず高め、彼らの労働技術と創造力をたえず高め、彼らの意欲・能動性・創造性を十分発揮させることは、終始わが党が中国の先進的生産力の発展についての要請を代表するために履行しなければならないための第一の職責である。

 科学技術は第一の生産力であり、しかも先進的生産力の集中的な具現であり、主要な目印である。科学技術の飛躍的な発展は、世界の生産力と人類の経済・社会の発展を極めて大きく促した。将来の科学技術の発展は新しい、重大な飛躍を生み出すであろう。われわれはこの客観的な趨勢を鋭く把握し、わが国の社会主義制度の優位性の発揮と、先進的科学技術の把握、運用、発展とをしっかり結びつけて、科学技術の進歩と革新を大いに推しすすめ、先進的科学技術で国民経済をたえず改良し向上させ、わが国の生産力発展の歴史的飛躍をとげるよう努めることにあくまで意を配る。これは、わが党が中国の先進生産力の発展についての要請を代表するために履行しなければならない重要な職責である。

 わが国の社会主義現代化建設は大きな成果を収めたが、わが国はまだ社会主義の初級階段にあり、人口が多く、基盤が軟弱で、経済・文化の発展がかなりアンバランスで、生産力が発達しないという状況は総体的にまだ変わっていない。生産力をたえず解放し発展させることは、依然としてわれわれの長期にわたる中心的任務である。われわれは、あくまでたゆむことなく先進的生産力を発展させなければならない。依然として存在している、先進的生産力と時代の発展についての要請に適しない、一部の立ち遅れた生産様式に対し、実際から離れて、簡単にこれを排斥することもできなければ、現状に甘んじて立ち遅れたものを保護するという態度を取ることもできず、実際に立脚し、条件をつくり出してこれを改良、改善し、向上させ、長期にわたる努力によって、次第にこれを進んだ、使用に適する生産様式に転換させるようにしなければならない。

 われわれは、党の基本理論、基本路線、基本綱領に導かれて、引き続き公有制を主体とし、多様所有制の経済をともに発展させていくという基本的経済制度を堅持し、完全なものにし、社会主義市場経済体制を堅持し、完全なものにし、労働に応じた分配を主体とする多様分配方式を堅持し、完全なものにし、対外開放を堅持し、完全なものにしなければならず、また、労働者階級が指導し、労農同盟を基礎とする人民民主主義独裁を堅持し、完全なものにし、人民代表大会制度、共産党の指導下にある多党合作・政治協商および民族区域自治制度を堅持し、完全なものにし、積極的に、穏当に政治体制改革を推し進め、一歩進んで社会主義民主を拡大し、法によって国を治め、社会主義法治国を建設しなければならない。たゆまぬ努力を払うことによって、社会主義の生産関係と上部構造をたえず充実させ、生産力の解放と発展のために一層広びろとした道をたえず切り開いていく。

 わが党は終始中国の先進的文化の前進する方向を代表しなければならない。つまり、党の理論、路線、綱領、方針、政策と諸活動は、現代化に目を向け、世界に目を向け、将来に目を向け、民族的な、科学的な、大衆的な社会主義文化の発展についての要請を具現し、全民族の思想・道徳資質と科学・文化資質の絶え間ない向上を促し、わが国の経済発展と社会進歩のために精神的原動力と知力の支援を提供することである。

 社会主義社会は、全面的に発展し、全面的に進歩する社会である。社会主義現代化事業は、物質文明と精神文明が互いに促進しあって生成し、協調的に発展する事業である。全党の同志は、二つの文明建設についての弁証法的関係を全面的に把握し、物質文明建設を促進すると同時に、社会主義の精神文明建設を促進するよう努めなければならない。現代の中国で先進的文化を発展させることは、中国の特色をもつ社会主義文化を発展させることであり、社会主義精神文明を建設することである。

 中国の先進的文化の発展趨勢と要請をしっかりと把握し、あくまでマルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論を導きとし、中国の特色をもつ社会主義建設の実践に立脚し、世界における科学・文化発展の最先端に着眼し、健康で向上し、豊富多彩な、中国の風格と中国の特色をもつ社会主義文化をたえず発展させ、人民大衆の日ましに増大する精神的と文化的需要を満たし、広範な人民大衆を導いて思想面、精神面から正しく武装させ、たえず向上させる。これもわが党が終始時代の先頭に立ち、その先進性を保つことの根本的具現であり、根本的要請である。

 どのような文化の方向を堅持し、どのような文化の建設を推しすすめるかは、一つの政党の思想面、精神面における旗じるしのひとつである。80年このかた、わが党は中国の先進的文化の前進の旗じるしを高くかかげ、革命、建設、改革の要請に応える新文化の建設に努め、これを発揚し、旧社会が残すか、または国外から浸透してきた、腐敗、没落した旧文化を洗いながし、思想面、精神面から広範な幹部と大衆を極めて大きく解放し、大いに励まし、全党と全国人民の間で人心を凝集させ、意志を統一した正しい指導思想と共同の理想を形づくった。

 社会主義文化を発展させる根本的な任務は、一代また一代の、理想があり、道徳と教養を身につけ、規律を守る公民を養成することである。科学的理論で人びとを武装させ、正しい世論で人びとを誘導し、高尚な精神で人びとを育て上げ、優れた作品で人びとを鼓舞することを堅持しなければならない。また、マルクス主義の指導的地位を堅持し、これを強固にし、人びとが正しい世界観、人生観、価値観をうち立てるのを助け、マルクス主義への信仰を固くし、社会主義への信念を固くし、改革・開放および現代化建設への自信を強め、党と政府への信頼を強め、自立、競争、効率、民主法制の意識と開拓・革新精神を強める。科学技術と教育による国家振興戦略の実施を堅持し、一歩進んで教育を普及させ、教育の質と全社会の教育水準を向上させる。科学・文化事業を大いに発展させる。科学知識、科学的方法、科学思想、科学精神の宣伝・教育を強化する。社会主義文化の主旋律を高らかに歌いあげ、人民と社会主義に奉仕することを堅持し、百花斉放・百家争鳴を実行することは、先進的文化を発展させるうえで貫かねばならない重要な方針である。さまざまな現代的な伝播の手段を掌握し、これを発展させ、先進的文化の伝播を鋭意推しすすめなければならない。

 社会主義の思想道徳建設を強化することは、先進的文化を発展させるための重要な内容であり、中心的な環である。もしも、ただ物質的利益に目をつけ、金に目をつけるのみであって、理想を重んぜず、道徳を重んじないなら、人びとはともに奮闘する目標を見失い、行為を律する正しい規範を見失うことになることを認識しなければならない。法によって国を治めることと、徳を以て国を治めることとを結びつけ、社会の好ましい秩序と気風を維持するために高尚な思想・道徳の土台を構築しなければならない。全社会において愛国主義・集団主義・社会主義の思想を提唱し、拝金主義・享楽主義・極端な個人主義などの腐敗した思想に反対し、これをボイコットし、全国人民の民族的自尊心、自信、自らの誇りを強め、彼らが中華振興のためにたゆむことなく奮闘するのを励まさなければならない。

 社会主義文化はすでにわが国で主導的地位を占めている。しかし、歴史的、現実的な原因のため、社会にはなお迷信、無知蒙昧、退廃、低俗などといった色彩を帯びた一部の遅れた文化が存在し、ひいては人びとの内面世界をむしばみ、社会主義事業に危害をおよぼす一部の腐敗した文化さえ存在している。政策と制度を完全なものにし、教育と管理を強化し、悪い習俗習慣を改めることを通じて、立ち遅れた文化の改良に力を入れ、腐朽した文化とさまざまな誤った思想・観点が人びとをむしばむのを防ぐことに努め、これを断固ボイコットし、これらをはびこらせる土壌をちくじ縮小し、取り除かなければならない。

 社会主義文化を発展させるには、すべての優れた文化を受け継ぎ発揚し、時代の精神と創造の精神を余すところなく具現し、世界に向ける目を持ち、訴求力を強めなければならない。中華民族の優れた文化的伝統、党と人民が「五・四」運動以後に形づくった革命的文化伝統、そして人類社会でつくりあげられたすべての先進的文明の成果に対し、われわれはすべてこれを鋭意受け継ぎ発揚しなければならない。わが国の数千年に及ぶ歴史は豊富な文化遺産を残したが、われわれはカスを捨てて粋をとり、時代精神に合わせてこれを継承し発展させ、古きものを今に役立てるようにすべきである。これと同時に、新しい実践および時代の要請、人民大衆の精神文化生活に対する需要と結びつけて、文化の革新を鋭意おしすすめ、先進的文化を盛んにし、何億もの人民を、中国の特色をもつ社会主義文化の偉大な旗じるしのもとにしっかりと引きつけるように努めなければならない。

 わが党は終始中国の最も広範な人民の根本的利益を代表しなければならない。つまり、党の理論、路線、綱領、方針、政策および諸活動は、人民の根本的利益を出発点と終着点にすることを堅持し、人民大衆の積極性・自発性・創造性を十分発揮させ、社会の絶えまない発展と進歩の基礎の上で、人民大衆に切実な経済的、政治的、文化的利益を獲得させることである。

 全心全霊人民に奉仕し、公のために立党し、人民のために執政することは、わが党とすべての搾取階級の政党との根本的違いである。われわれはどんな時でも、社会発展の法則への尊重と人民の歴史的主体地位への尊重の一致性、崇高な理想のために奮闘することと最も広範な人民のために利益を図ることとの一致性、党の諸活動を完成することと人民の利益を実現することの一致性を堅持しなければならない。

 80年来、わが党のすべての奮闘は、結局のところ最も広範な人民の利益のためである。革命戦争の時代では、党は全党の同志に犠牲を恐れず、前の者が倒れれば後ろの者がそれに続き、革命の勝利のために勇敢に闘争するよう呼びかけた。新中国の成立後、党は全党の同志に謙虚で慎しみ深く、驕りと焦りを戒め、刻苦奮闘の革命精神を永遠に持つように戒めた。新たな歴史的時期において、党は全党の同志に改革・開放および執政の試練に耐えぬき、人民大衆を率いて社会主義現代化を実現するために勤勉に働くように要求している。これらのすべては最も広範な人民の利益をよく実現し、よく擁護し、よく発展させ、終始党と人民大衆との血と肉のつながりを保持するためである。

 人民大衆の全体的利益はいつも各方面の具体的利益から成り立っている。われわれのすべての政策措置と活動は、さまざまな利益関係を正しく反映し、妥当な処理に役立つようにすべきであり、異なる階層や各方面の大衆の利益を真剣に考慮し、気を配らなければならない。しかし、最も大切なのは最大多数の人びとの利益の要請を先に考慮し、満たすことである。これは終始党が執政する全局、国の政治、経済、文化発展の全局、全国各民族人民の団結と社会安定の全局にかかわるものである。最大多数の人の利益は最も重要で最も決定的な要素をもっている。これはマルクス主義の基本的観点であり、各クラスの指導機関や指導幹部は十分認識し、真剣に実践しなければならない。

 わが党は終始人民の利益がすべてのことよりも大切であるということを堅持している。党は最も広範な人民の利益を除けば、みずからの特殊な利益はない。党のすべての活動は最も広範な人民の根本的利益を最高基準にしなければならない。全党の同志は終始すべては大衆のため、すべては大衆に依拠するという根本的観点を堅持し、党の大衆路線を堅持し、大衆の中に深く入り、末端に深く入って、大衆の声に耳を傾け、大衆の願望を反映し、大衆の英知を集め、さまざまな政策や活動を実際の状況と大衆の要請に合致させなければならない。すべての党員幹部は真に人民を代表して権力を握り、それを行使しなければならない。権力によってみずからの利益をむさぼり、既得利益集団を作ることは絶対許さない。全国人民がともに裕福になることを一歩一歩実現させるプロセスで、党員幹部は先に裕福になることと遅れて裕福になること、個人の裕福と共同の裕福の関係を正しく処理しなければならない。すべての党員指導幹部は世の憂いに先んじて憂い、世の楽しみに遅れて楽しみ、人に先んじて苦労をなめ、人に遅れて楽しむべきである。先に大衆が裕福になるようにサポートし、助け、自分がいかに裕福になるのかばかり考えてはおらず、手に握った権力を利用して不当な利益を図ることはなおさらしてはならない。各クラスの指導幹部はいつも人民大衆の安危とその暮らしに思いを寄せ、大衆の苦しみに思いを寄せ、大衆のために実際の事やよい事をやるように努めなければならない。各クラスの指導機関と指導幹部は、仕事や生活の面で一時的に困難に直面している大衆に特別な配慮を示し、彼らのことを重要な議事日程に組み入れて、重点的に考慮し、重点的に解決し、彼らの就職と生活を切実に手配しなければならない。大衆に関心を寄せ、大衆に奉仕する仕事を着実にやってのみ、われわれははじめて人民大衆との血と肉のつながりを終始保ちつづけ、どんなことも順調にやることができるのである。

 中国の先進的生産力の発展の要請を代表し、中国の先進的文化の発展方向を代表し、中国の最も広範な人民の根本的利益を代表することは、統一したトータルなものであり、互いにつながり、互いに促進し合うものである。先進的生産力を発展させることは、先進的文化を発展させ、最も広範な人民の根本的利益を実現するための基礎的条件である。人民大衆は先進的生産力と先進的文化を創造する主体であり、みずからの利益を実現させるための根本的な力でもある。先進的生産力と先進的文化をたえず発展させるのはとどのつまり、人民大衆の日ましに増大する物質的、文化的生活の需要を満たし、最も広範な人民の根本的利益をたえず実現させるためである。

 「三つの代表」の要請は、わが党が先進性を保ち、終始中国の特色のある社会主義の確固たる指導的核心になるための基本的要請であり、マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論を堅持し、党の労働者階級の前衛部隊としての性格および全心全霊人民に奉仕する趣旨を堅持することと一致するものである。全党の同志は「三つの代表」の要請を全面的に実行に移すことを、党の建設の各方面と統一し、党が人民を指導して改革・開放と社会主義現代化建設を進める全過程と統一することを堅持しなければならない。

 三、「三つの代表」の要請に基づき、党の建設を強化・改善する

 わが国のような多民族の発展途上大国において、十二億余人の力を凝集させて、社会主義近代化の目標を目指して前進するには、かならず中国共産党の強力な指導がなければならない。さもないと、ばらばらでまとまりのない、四分五裂の状態になり、近代化の達成は実現できないばかりか、必然的に混乱の深淵に陥る。これは、近代以来の中国の発展の過程を総括して得た結論であり、多くの国の発展の経験と教訓を分析して得た結論でもある。

 党の指導を堅持するには、党の指導を改善しなければならない。党の基本理論と基本路線を貫き、「三つの代表」の要請に基づいて、全面的且つ深く掘り下げて党の建設を強化し、改善し、これによって、わが党が世界情勢が大きく変動する歴史的過程の中で、終始時代の先頭に立ち、国内外のさまざまなリスク、試練に対応する歴史的過程の中で、終始全国人民の大黒柱となり、中国の特色のある社会主義を建設する歴史的過程の中で、終始強固な指導の核心となるようにしなければならない。

 八十年の発展を経て、わが党の党員の隊列や党の置かれている地位、環境や担っている任務はいずれも大きく変わった。わが党は、既に人民を指導して全国の権力を奪取するために奮闘する党から、人民を指導して全国の権力を掌握し、長期にわたって政権を担当する党となり、既に外部から閉鎖を受けている状態の下で国の建設を指導する党から、全面的な改革、開放の条件の下で国の建設を指導する党となった。新しい党員の数が大幅に増え、幹部の新旧交代が絶えず行われ、数多くの若い幹部が指導のポストに就くようになった。これは、党の発展に新たな活力をもたらし、同時に新たな挑戦をも突きつけられた。

 全党の同志は、あくまで新たな実際状況から出発し、改革の精神で党の建設が直面する重大な理論問題や現実問題を研究、解決し、わが党に、終始先進性と純潔性を保ち、創造力、凝集力、戦闘力に溢れさせなげればならない。

 「三つの代表」の要請を貫くには、われわれは党の思想解放、実事求是(思想を解放し、事実に基づいて真実を求める)という思想路線を堅持し、真を求め実務を重んじ、大胆に革新を行う精神を大いに発揚し、創造的に党と国家の諸活動を推し進め、実践の中でマルクス主義を絶えず豊かにし発展させなければならない。

 マルクス主義はわれわれの立党立国の根本的指導思想であり、全国各民族人民が団結して奮闘する共同の理論基礎である。マルクス主義の基本原理はいかなる時も堅持しなければならない。さもなければ、われわれの事業は、正しい理論的基礎と思想の魂がないために方向を見失い、失敗に帰するであろう。われわれが終始マルクス主義の基本原理を堅持しなければならない道理はここにある。マルクス主義は時代と共に邁進する理論的性格を持っている。もし歴史的条件と現実状況の変化をかえりみず、マルクス主義の古典の著者が特定の歴史的条件の下、具体的状況に照らしておこなった発表した個別的な論断や具体的行動綱領にこだわるなら、われわれは、思想が実際と離脱して順調に前進することができず、ひいてはミスを招くであろう。われわれが終始教条主義の態度でマルクス主義の理論に対処することに反対する理由はここにある。わが党は歴史上のいくつかの時期に誤りを犯し、ひいては重大な挫折に際会したが、その根本的な原因は当時の指導思想が中国の実際とかけ離れたことにある。わが党は自身と人民の力に頼って、誤りを是正し、挫折に打ち勝ち、引き続き勝利のうちに前進することができたのも、その根本的な原因は思想を解放し事実に基づいて真実を求めるという思想路線を改めて回復、堅持したことにある。この面の経験、教訓について、わが党は「若干の歴史的問題に関する決議」と「建国以来の党の若干の歴史的問題に関する決議」の中で系統的に総括しており、みなさんはこれを銘記しなければならない。全党の同志はマルクス主義の科学的原理と科学的精神を堅持し、客観状況の変化を巧みに把握し、人民大衆が実践の中で創り出した新しい経験を巧みに総括し、マルクス主義の理論をたえず豊かにし発展させなければならない。

 マルクス、エンゲルス、レーニンと毛沢東同志、鄧小平同志は、みな理論を実践と結び付け、理論を革新する面で輝かしい手本をわれわれに示してくれた。マルクスとエンゲルスは先人の思想面の資料を幅広く研究し、先人の思想的成果を批判的に吸収して、先人を乗り越える学説を形成し、プロレタリア階級と全人類の解放運動のために科学的な思想体系を構築した。レーニンは世界資本主義の経済・政治発展のアンバランスの法則を提示し、社会主義革命が先ず一つの国あるいは幾つかの国で成功することができるということを打ち出し、十月革命を指導して勝利をかちとった。毛沢東同志はマルクス・レーニン主義の基本原理を中国革命の具体的実際と結び付けて、新民主主義革命の理論を創つくり上げ、中国革命を指導して勝利を収め、また中国人民を指導して社会主義の道を歩み始めた。鄧小平同志は国内外の社会主義の発展の経験と教訓を総括し、中国の特色のある社会主義を建設する理論をうち出し、わが国の社会主義事業をめざましく発展する新たな時期へと導いた。

 マルクス主義の発展史は下記のことを十分に物語っている。思想を解放し、事実に基づいて真実を求めることは、社会を前進へと導く強大な原動力である。社会の実践はたえず発展するものであり、われわれの思想認識も絶えず前進すべきであり、実践の要請に基づいて革新をおこなう、勇気をもち、それを上手におこなわなければならない。実践こそ真理を検証する唯一の標準であることを堅持し、党の基本理論の指導の下、すべては実際から出発し、自覚的に思想認識を時宜にかなわない考え、手法、体制から解放し、マルクス主義に対する誤った、教条的な理解の中から解放し、主観主義と形而上学の桎梏の中から解放しなければならない。科学的態度を堅持し、大胆に模索をおこない、われわれの思想と行動がいっそう客観的実際に合致するよう、社会主義初級段階の国情や時代の発展の要請にいっそう合致するようにしなければならない。

 わが党には八十年の奮闘の歴史があり、毛沢東思想と鄧小平理論を創設し、発展させる偉大な実践があり、国内外における社会主義事業発展のプラス、マイナス両面の歴史的経験があり、われわれが時代の先頭に立ち、新しい実践に立脚し、時代の特徴を把握し、マルクス主義の基本理論で現実の重要問題を研究し、共産党の執政の法則や社会主義建設の法則や人類社会の発展の法則に対する認識を絶えず深め、あらゆる科学的な新しい経験、新しい思想、新しい成果を絶えず吸収さえすれば、マルクス主義を豊かにし発展させるうえで新たな貢献をすることができるのである。

 「三つの代表」の要請を貫徹するには、われわれは労働者階級の前衛部隊としての党の性格を堅持し、終始党の先進性を保ち、同時に経済発展と社会進歩の実際にもとづいて、絶えず党の階級的基盤を増強し、党の大衆的基盤を拡大し、社会に対する党の影響力を向上させなければならない。

 わが国の労働者階級は近代以来のわが国の社会発展、とりわけ社会化大生産の発展の産物であり、厳格な組織性、規律性および革命的な確固不変性と徹底性などの性格をもっている。わが党は創立の日から、みずからを中国の労働者階級の政党として位置づけ、終始労働者階級の前衛部隊としての性格を堅持し、みずからの先進性を保つために確固たる階級的基盤をうち固めた。

 改革、開放と現代化建設の発展につれ、わが国の労働者階級の隊列は絶えず拡大し、思想・道徳の資質と科学・文化の資質も日に日に向上し、労働者階級がもつ先進性も発展し、党の階級的基盤が絶えず増強されている。知識人は労働者階級の一構成部分として、労働者階級の科学・技術と文化の資質を大いに増強した。われわれが公有制を主体とし、多種の所有制経済をともに発展させる基本的な経済制度を実行し、社会主義の市場経済を発展させ、経済構造の戦略的調整を実行したことにより、一部の労働者の持ち場には変化が起こった。しかし、これはわが国の労働者階級の地位を変えてはおらず、長い目で見れば労働者階級全体の資質向上、労働者階級の全体としての強みを生かすことに役立つ。中国の労働者階級は終始、中国の先進的生産力の発展を促す基本的な力である。わが党は労働者階級の前衛部隊としての性格を終始堅持しなければならず、誠心誠意労働者階級に依拠しなければならない。

 ある政党が先進的であるか否か、労働者階級の前衛部隊であるかどうかを判断するには、主にその理論と綱領がマルク主義のものであるか否か、社会発展の正しい方向を代表しているかどうか、もっとも広範な人民の根本的な利益を代表しているかどうかを見るべきである。わが党はマルクス・レーニン主義と中国の労働運動とが結び付いた産物である。労働者階級の形成は党創立の究極的な条件である。民主主義革命の時期において、当時の中国社会の特徴により、わが党の圧倒的多数の党員は農民とその他の勤労者の出身であり、知識人出身の人も少なくなく、勤労者階層以外の革命分子もいた。にもかかわらず、わが党の理論と綱領はマルクス主義のもので、中国の社会発展の正しい方向を代表しており、わが党は思想面からの党の建設を高度に重視し、マルクス主義の理論で党員全体を教育し武装させることを堅持し、組織のうえで入党するだけでなくなによりも先ず思想的に入党しなければならないことを党員全体に要求し、彼らを指導して党の綱領と任務を実現するために奮闘し、そのため労働者階級の前衛部隊としての性格を保つことができたのである。

 改革・開放以来、わが国の社会階層の構成には新たな変化が見られ、民営科学・技術企業の創業者と技術者、外資系企業に招聘された管理者と技術者、個人経営者、私営企業主、仲介機構の職員、自由業者などの社会階層が現れた。しかも、多くの人はさまざまな所有制、さまざまな業種、さまざまな地域間に頻繁に移動し、人々の職業や身分も常に変動している。この種の変化はまだ続いていくであろう。党の路線・方針・政策に導かれて、これらの新しい社会階層の中の広範な人たちは、誠実な労働と仕事を通じ、合法的な経営を通じて、社会主義社会の生産力とその他の事業を発展させるために貢献している。彼らは労働者、農民、知識人、幹部、解放軍の指揮員・戦闘員と一つに団結し、彼らも中国の特色のある社会主義事業の建設者である。

 偉大で困難にみちた中国の特色のある社会主義事業を建設するには、祖国と社会主義に忠実な社会各方面の優秀分子が、みずからの実際行動をもって大衆を導いてともにそれを推し進める必要がある。党の路線と綱領を実現するために自覚をもって奮闘できるかどうか、党員の条件に合致するかどうかは、新しい党員を吸収する主な基準である。労働者、農民、知識人、軍人、幹部出身の党員は党の隊列のもっとも基本的な構成部分と中堅であり、それと同時に党の綱領と規約を認め、党の路線と綱領のために自覚をもって奮闘し、長期にわたる試練に耐え抜いて党員の条件に合致した社会のその他の優秀分子を党内に吸収し、党という大溶鉱炉を通して広範な党員の思想的、政治的自覚を絶えず向上させ、それによって全社会におけるわが党の影響力と凝集力を絶えず増強すべきである。

 マルクス主義の古典の著者の資本主義社会の労働と労働の価値に関する理論は、当時の資本主義の生産様式の運営特徴と基本的矛盾を明らかにしている。現在、われわれが社会主義の市場経済を発展させることは、マルクス主義の創立者が当時直面し、研究した状況と大きく異なっている。われわれは新しい実際と結び付けて、社会主義社会の労働と労働の価値の理論に対する研究と認識を深めなければならない。人民の幸せと裕福を実現することは、われわれが社会主義を建設する根本的目的である。経済が発展し、広範な人民大衆の生活水準が絶えず向上するにともない、個人の資産もだんだん増えている。こうした状況の下で、単に資産の有無、資産の多寡をその人が政治的に進んでいるか立ち後れているかを判断する基準にすることはできず、主に彼らの思想・政治状況と実際の態度を見るべきであり、彼らの資産がどのようにして得られたのか、彼らがどのように財産を支配し、使用するのか、彼らが自分の労働で中国の特色のある社会主義建設の事業にどんな貢献をしたかを見るべきである。

 「三つの代表」の要請を貫徹するには、われわれは民主集中制を堅持し、健全で科学的な指導体制と活動メカニズムを構築し、健全にし、党内の民主を十分に発揚し、党の集中と統一を断固守り、党の活力を保ち絶えず増強しなければならない。

 民主集中制はわが党の根本的な組織制度と指導制度である。われわれが民主集中制を堅持しこれを完全なものにする基本的な要求と目標は、 努力して全党で集中もあれば民主もあり、紀律もあれば自由もあり、意志の統一もあれば、個人の気持ちがのびのびし、生き生きとして活発である、という政治的局面を創り出すことである。

 党内の民主を発展させ、広範な党員と各クラス党組織の積極性、主動性と創造性を十分に発揮させることは、党の事業が盛んになり、発展するための重要な保証である。党員の民主的権利を着実に保障し、党内の民主のルートを拡大し、党員の党内事務に対する理解と参与を強化しなければならない。党の組織活動に属するすべての重要な問題は、できる限り広範な党員を組織してこれを討論させ、さまざまな意見を十分に聞かなければならない。効果的なメカニズムの構築を通じて、末端の党員と下級党組織の意見が適時に上級党組織に報告されうるように保証しなければならない。上級党組織は党員と下級党組織の意見を十分に聞き入れ、幅広く有益な意見を求め、政策決定の科学化、民主化を絶えず推し進めなければならない。集団指導、民主集中、根回し、会議での決定という原則に従って、党委員会内部の議事と政策決定のメカニズムを一歩進んで完全なものにし、党委員会全体会議の役割をよく発揮させ、党委員会常務委員会の政策決定のプロセスを健全にしなければならない。重大な決策はすべて党委員会の集団討論を経なければならず、一人が言って決めることは許されない。集団指導下の個人責任分担制をさらに完全なものにし、仕事の効率を引き上げる。集団指導と個人の責任分担の両者はどちらもおろそかにしてはならない。党内民主の発展を通して、積極的に人民民主主義の発展を促す。

 全局をトータルにつかんで、各方面と協調する原則にしたがって、党の指導体制を一歩進んで強化し完全なものにし、党の指導方式と執政方式を改良し、党委員会の指導中核としての役割を保つと同時に、人民代表大会、政府、政治協商会議および人民団体とその他各方面の職能的役割を十分に発揮しなければならない。党委員会は科学化、規範化、制度化メカニズムを通して、人民代表大会、政府、政治協商会議、人民団体に対する指導を強化しなければならず、人民代表大会、政府、政治協商会議、人民団体の党グループ及び指導職についている党員幹部は、法によって職責範囲内で活動する時に、党の路線・方針・政策と党委員会の決定を断固として貫徹しなければならない。各クラス指導幹部は中央の重要な政策方針と活動配置を断固貫徹しなければならない。

 全党の同志は民主集中制の意識を増強し、民主集中制の原則を厳格に執行し、民主集中制執行のテクニックを向上させ、新しい情勢と新しい任務の要請に適応する指導芸術、指導方式と、指導方法をマスターするように努力し、党の指導と人民民主主義の発揚を堅持し、厳格に法によって仕事をし、客観的な法則を尊重することとを有機的に統一しなければならない。制度の建設はなおさら根本性、全局性、安定性、長期性を帯びている。民主集中制の諸制度を一歩進んで完全なものにし、党の指導制度と活動メカニズムを一歩進んで完全なものにし、制度と体系から民主集中制の正しい執行を保障しなければならない。西側の多党制と三権分立などの政治パターンの影響を断固としてボイコットしなければならず、民主集中制の原則に違反する個人の独断専行と軟弱でばらばらな現象を断固として克服しなければならない。

 改革開放を実行し社会主義の市場経済を発展させているため、わが国の社会の経済の成り立ち、組織形態、就職の方式、利益関係と分配方式が日増しに多様化されつつある。もしわれわれは思想的に明晰でなく、仕事に注意を払わなければ、失敗し易い。党と国家の集中と統一、中央の権威を守ることは極めて重要である。党と国家の指導思想、奮闘目標、総体的方針と法律制度及び重要な活動の配置などは統一しなければならず、各地方、各部門、各単位がめいめいな思い思いの事をしてはならない。党の末端組織は党のすべての活動と戦闘力の基礎であり、新しい情勢と新しい任務が要求するものに適応し、末端組織の建設を絶えず強化して改良しなければならない。

 「三つの代表」の要請を貫徹するには、われわれは幹部隊列の革命化、若年化、知識化、専門化の方針と思想、能力の面でともにすぐれるという原則を全面的に貫き、幹部人事制度の改革を深化させ、資質が高く、重任を担うことができ、試練に耐えられる幹部の隊列をつくることに努めなければならない。

 政治路線が確定すれば、幹部が決定的要因となる。政治を重視し、全局を把握し、党と国を治めることに長けた指導的人材の養成は特に重要である。中国の社会主義事業が強固になり、発展していくことができるか否か、中国が激しい国際競争の中で終始衰えることなく栄えていくことができるか否かは、われわれが絶えず大勢の高資質の指導的人材を養成できるか否かに係っている。

 党が幹部を管理する原則を堅持し、幹部管理の方法を改善し、幹部人事制度改革のテンポを速め、幹部工作の科学化、民主化、制度化の推進に努めなければならない。あくまで幹部工作の民主を拡大し、幹部の抜擢、任命に対する大衆の事情を知る権利、参与権、選択権、監督権を保障する。公開、平等、競争、すぐれたものを選ぶ原則を堅持し、公開選抜、競争を通じてポストにつくなどの措置を積極的に推し進め、幹部が精力的に仕事をし、高いポストにつくことも下りることもできるように促す。幹部の選抜・任用に対する監督を強化し、幹部の考課制度と方法を完全なものにする。人を使う面の不正な風潮を断固として防ぎ、是正する。

 若手幹部の養成に力を入れることは、党と国家の長期にわたる安定を保証する戦略的任務である。若手幹部が指導の重責を担うには、かならずマルクス主義理論と思想修養の水準の向上に努め、人民に奉仕する能力を絶えず強化し、政治面から正しく情勢を判断し、大局を把握し、複雑な条件の下で仕事をすることに長じなければならない。各クラスの党委員会は、若手幹部が困難な環境の中に入り、重大な闘争の第一線に赴いて鍛錬と試練を受けることを支持、奨励し、そのように手配しなければならない。

 時代は前進しつつあり、事業は発展しつつあり、党と国家の各方面の人材に対する需要も必然的にますます大きくなる。各方面の人材を養成し、引き付け、使用する仕事に急いで力を入れなければならない。全党、全社会に知識尊重、人材尊重、優秀人材輩出促進という望ましい気風を一歩進んで形成する。指導幹部は人材を識別する慧眼、人材を使用する気迫、人材を愛する感情、人材を集める方法を持ち、人材をよく登用し、広く人材を集めるようにしなければならない。崇高な理想で、高尚な精神によって、さまざまな人材が国と人民のために功績を立て事業を創るように導き、励し、同時に彼らに思いやりを示し、信頼し、できる限り彼らのために良好な仕事の条件を創ってやらなければならない。人材を確保し、すぐれた才能を存分に発揮するため、収入分配メカニズムの構築を速め、制度上からさまざまな人材がその労働と貢献に相応しい報酬を得られるように保証する。さまざまな仕事で、人材輩出の局面を創り出すことに努める。

 「三つの代表」の要請を貫くには、われわれは党が党を管理する原則及び厳格な党を治める方針を堅持し、各クラスの党組織は党員幹部を厳しく律し、厳しく教育し、厳しく管理し、厳しく監督して、党内に存在する消極的かつ腐敗的な現象を断固として克服しなければならない。

 党が党を管理し、厳しく党を治めることは、党の先進性と純潔性を保ち、政権党として地位を強固にする重要な保証である。国を治めるには、先ず党を厳しく治めなければならない。世界で長期にわたって執政してきた共産党が、権力を失った教訓を深く認識し、汲み取らなければならない。政権党になる時間は長くなればなるほど、党自身の建設により力をいれ、党員と幹部をより厳しく律しなければならない。

 厳しく党を治めるには、必ず党の思想、政治、組織、作風の建設に全面的に貫き、各級の党組織、広範な党員と幹部に対する教育、管理、監督の各環に確実にそれを具現しなければならない。各クラスの党組織と党員の一人一人は、厳格に党の規約と党内の法規に基づいて行動し、党の紀律を厳格に守らなければならない。各クラスの指導幹部は自重し、自己反省し、自らに警告し、自らを励まし、終始学習を重視し、政治を重視し、正しい気風を重視しなければならない。常に批判と自己批判の武器を使って積極的に思想闘争を繰り広げ、真理を堅持し、誤りを是正しなければならない。各クラスの党組織は自らの矛盾を解決する能力を強化し、存在する問題に勇敢に直視し、解決し、決して回避したり粉飾したりしてはならない。

 党の作風は党のイメージに関わり、民心の向背に関わり、党の生命に関わっている。党の思想作風、学習の作風、活動の作風、指導の作風、幹部の生活作風の充実を全面的に強化しなければならない。新たな実際と結び付けて、党の理論と実際を結び付け、大衆とのつながりを密接にし、批判と自己批判を行うというすぐれた作風の高揚に努め、同時に新しい実践的経験を総括し、新しい作風をはぐくむように努めなければならない。党の事業発展の要請にふさわしくなく、人民の利益にふさわしくない不正な気風は、断固として克服しなければならない。当面、特に進取を求めない、無作為の思想状況を克服し、大衆から浮き上がるゆゆしい現象を克服し、形式主義と官僚主義の不正な風潮に断固として反対しなければならない。各クラスの幹部はいついかなる時、いかなるところにおいても実際を重視し、実効を求め、創造的に仕事を繰り広げ、大衆が願うことに思いを寄せ、大衆が困っていることを考え、忠実に大衆の利益をはからなければならない。

 全党の同志は党と国家の死活存亡の次元から、腐敗反対、廉潔政治提唱の重大な意義を十分に認識し、党の作風と廉潔政治の建設と腐敗反対の闘争を徹底的に行わなければならない。腐敗反対の活動の長期性、困難さと複雑さを深く認識し、持久的に戦う思想を樹立するとともに、当面の仕事にも力を入れなければならない。表面と根本の問題を兼ねて解決し、総合的に整備することを堅持し、思想面から腐敗を拒み、変質を防ぐ堤防を築き上げ、同時に体制の革新を通して腐敗を生み出す土壌と条件を除去し、根本から腐敗問題を予防、解決することに力を入れる。われわれの手中の権力はすべて人民から与えられたものであり、各クラスの幹部はみな人民の公僕であり、必ず人民と法律の監督を受けなければならない。党内における監督、法律による監督、大衆による監督の強化を通して、法律によって権力を行使する制約メカニズムと監督メカニズムを構築し、健全にしなければならない。要は指導幹部に対する監督を強化し、彼らが手中の権力を正しく運用するのを保証することである。全党員特に指導幹部は、かならず終始潔白を堅持し、改革・開放と執政の試練に耐え、また権力、金銭、美女による試練に耐え、権力を使って私利をむさぼり、賄賂を取って法を曲げることは決して許されない。各クラスの党組織と指導幹部は旗幟鮮明に腐敗に反対しなければならない。いかなる腐敗行為と腐敗分子に対しても、かならず徹底的に審査し、決していい加減に扱ったり手加減を加えたりしてはならない。党内に腐敗分子の居場所があることを決して許さない。われわれは、必ず党風廉潔政治を建設する実績で人民の信頼を得なければならない。

 総じて言うならば、われわれが担っている歴史的重責に対して、国内外のさまざまな複雑な要因の影響とさまざまなリスクの試練に直面して、わが党は終始中国の労働階級の前衛部隊となり、同時に中国人民と中華民族の前衛部隊となり、中国の先進的な生産力の発展の要請、中国の先進的な文化の前進方向及び中国の最も広範な人民の根本的な利益の忠実な代表となり、中国の特色のある社会主義事業を建設する指導的中核となるためには、絶えず党の建設を強化し、改善し、全党員を確固たる共産主義者に鍛え上げなければならない。

 四、引き続き党の基本路線と歴史的任務を実現するために奮闘しよう

 わが国はすでに全面的にいくらかゆとりのある社会を建設し、社会主義現代化の推進を加速する新たな発展段階に入った。全党の同志は治に居て乱を忘れることなく、国を憂える意識を強め、おごり高ぶることなく、引き続き全面的に改革・開放と現代化建設を推進し、今世紀の中葉までに社会主義現代化をほぼ実現するために奮い立って働かなければならない。

 一つの政党の綱領はほかでもなくその党の旗じるしである。革命、建設及び改革の各歴史的段階において、われわれの党は各段階の基本綱領つまり最低綱領もあれば、長期にわたる奮闘の目標を確定する最高綱領もある。われわれは最低綱領と最高綱領の統一論者である。

 われわれは人類社会が必然的に共産主義に向うというマルクス主義の基本的原理を堅く信じている。共産主義は社会主義社会が十分に発展し、高度に発達した基礎の上でなければ、実現することができない。共産主義社会は、物質と富が極めて豊富で、人民の精神的境地がきわめて大きく向上し、すべての人が自由かつ全面的に発展をとげる社会である。共産主義の実現は非常に長い歴史的過程だということを見てとらなければならない。以前、われわれのこの問題に対する認識は比較的に浅く、単純であった。長年の実践を通じて、今、われわれのこの問題に対する認識ははるかに全面的でより深いものとなった。われわれは社会の未来の発展の方向について科学的に予見することはできるが、未来の事が具体的にどのように発展するかは、未来の実践によって答えを出すべきである。われわれは正しい前進の方向を堅持しなければならないが、遥か遠い未来に対し具体的な構想と描写を行うのは不可能であり、その必要もない。これまでの経験と教訓がすでに明らかにしているように、そのようにすれば、実際にそぐわない空想に陥りやすい。みなさんはこの道理を深く認識すべきである。

 全党の同志は共産主義の高遠な理想を確立し、信念を固め、高尚な思想と道徳で自らを律し、励ます必要もあれば、着実に党の現段階の基本的綱領を実現するために絶えず努力し、着実に現段階のすべての活動をうまく行うことがなおさら必要である。高遠な理想を忘れて目の前にかまけるなら、前進の方向を失うことになり、現実的な活動を離れて高遠な理想を空論するなら、実際を離れることになる。

 わが国は現在、社会主義の初級段階に置かれており、今後も長期にわたって同段階に置かれることになろう。社会主義の初級段階は、中国の特色をもつ社会主義建設の長い歴史的過程における最初の段階である。経済の発展と社会の全面的進歩にともない、将来条件が備わったとき、わが国の社会主義建設はより高い発展段階に入る。全党の同志は社会主義の初級段階における党の基本路線を確固として変わることなく貫徹し、終始経済建設を中心とし、4つの基本原則を堅持し、改革・開放を堅持し、現段階における党の基本綱領を実現するために奮闘し、未来に向かって中国の特色をもつ社会主義建設の事業を絶えず推し進めなければならない。

 全党の同志と全国の上から下に至るまで中国の特色をもつ社会主義建設の経済、政治、文化の要請に基づいて、第10次5ヵ年計画期の発展目標の実現に努め、あくまで発展をテーマとし、構造調整を主なラインとし、改革・開放と科学技術の進歩を原動力とし、人民の生活水準の向上を根本的な出発点として、絶えず経済の発展と社会の進歩を推進しなければならない。終始改革、発展、安定の関係を上手に処理することに意をくばり、人民内部の矛盾を正しく認識し、処理し、終始社会の安定と団結を保たなければならない。

 われわれの中国の特色をもつ社会主義を建設する諸事業、われわれが行うすべての活動は、人民の現実的な物質・文化生活の需要に目を向けるとともに、人民の資質向上の促進にも着眼しなければならない。つまり人の全面的な発展を促すことに努めることである。これは社会主義の新しい社会を建設することについてのマルクス主義の本質的な要請である。われわれは社会主義社会の物質文明と精神文明を発展させることを基礎として、絶えず人の全面的な発展を促さなければならない。

 できるだけ早く全国人民に暮し向きが豊かで、いくらかゆとりのある生活を過ごさせ、絶えずより高いレベルに向かって進まなければならない。党の富民政策をあくまで貫徹し、経済発展を基礎として、都市・農村住民の収入を増やし、人びとの衣、食、住、交通、生活用品の条件を絶えず改善し、社会保障システムを完備させ、医療・衛生条件を改善し、生活の質を高めることに努めなければならない。一部の人、一部の地区が先に豊かになり、先に豊かになった人に後に豊かになる人を導かせることを通じて、だんだんと全人民がともに豊かになることを実現する。

 人民大衆に自発的な積極性と偉大な創造的精神を十分に発揮させ、人民大衆が法によって自らの事を上手に管理し、自らの願いと利益を実現することを保証しなければならない。引き続き政治体制改革を推し進め、社会主義の民主政治を発展させ、社会主義の法体制を充実させ、人民が民主的選挙、民主的政策決定、民主的管理、民主的監督を十分に行使する権利を保証する。

 全民族の思想道徳の資質と科学・文化知識の資質を高め、人びとの思想と精神生活を全面的に発展させなければならない。説得力のある思想政治工作を強化し、教育・科学技術事業を発展させ、社会主義の文化を栄えさせ、誰もが教育を受ける機会に恵まれ、文化の成果を享受する十分な権利を持つようにし、人びとの内面世界がよりいっそう充実し、文化生活がさらに豊富多彩になるようにする。

 人間と自然の調和を促し、人びとが麗しい生態環境の中で働き、暮らすことができるようにしなければならない。持続可能な発展戦略の実施を堅持し、経済発展と人口、資源、環境との関係を正しく処理し、生態環境を改善し、生活環境を美しくし、公共施設と社会福祉施設を改善する。生産が発展し、生活が富裕になり、生態が整備された文明的な発展の道を切り開くことに努める。

 人の全面的な発展を促すことは、経済、文化の発展を促し、人民の物質的文化的生活を改善することとは、互いに前提と基礎をなすものである。人が全面的に発展すればするほど、社会の物質と文化の富がますます多く創出され、人民の生活がますます改善されることができるが、物質文化の条件が十分であればあるほど、人の全面的な発展をますます促すことができる。社会的生産力と経済・文化の発展レベルはしだいに引き上げられ、永遠に止まることのない歴史的過程であり、人間の全面的な発展の度合もしだいに引き上げられ、永遠に止まることがない歴史的過程である。この二つの歴史的過程は互いに結びつき、互いに促進しあって前へ向って発展すべきである。

 新しい情勢の下で、国の安全を守り、祖国の統一を擁護するため、われわれは経済発展を基礎として、引き続き積極的に国防と軍隊の現代化を推し進め、絶えず国防力を強めなければならない。党が軍隊を絶対的に指導するという根本的原則を堅持し、「政治面が合格し、軍事面がしっかりし、作風がりっぱで、規律が厳しく、保障が有力である」という要求に基づいて、新しい時期の軍事戦略の方針をもととし、品質面の建設を重視し、科学技術による軍隊強化、法による軍隊管理を実行し、人民解放軍を強大な現代化、正規化した革命の軍隊に築き上げることに努める。国防予備力の建設を強化し、国防科学技術工業を発展させ、国防の動員体制を充実させなければならない。絶えず軍隊と政府、軍隊と民衆の団結を絶えず強化しなければならない。

 同志の皆さん、友人の皆さん!

 中国共産党は創立以来終始愛国主義の偉大な旗じるしを高くかかげ、民族振興、国家統一を実現するために称賛と感動に値する奮闘を行ってきた。新中国成立後、数世代の中国の共産主義者は祖国の完全な統一を実現するためにたゆむことなく努力を傾けてきた。われわれは「平和統一、一国二制度」の方針に基づいて、歴史的に残された香港問題、澳門問題の解決に成功し、一日も早く台湾問題を解決し、祖国統一の大事業を完成するために積極的に努力している。台湾の中国の一部分としての地位は、変えることが絶対に許されない。中国の共産主義者の国家主権と領土保全を守る立場は確固不動のものである。われわれは最大の誠意をもって平和統一の実現に努めるものであるが、しかし武力行使の放棄を約束することはできず、われわれはいかなる「台湾独立」の分裂の企みをも完全に制止する能力がある。祖国大陸と台湾との分断の局面に終止符を打ち、祖国の完全な統一を実現することは、中国の共産主義者のどんなことがあってもやりとげる使命である。私はここで、海峡両岸の同胞と海外の華僑同胞が団結して、分裂に反対し、両岸関係の発展と祖国の平和統一の過程を推進するために引き続き奮闘することを呼びかけるものである。祖国の統一事業を完成することは人心の向かうところであり、いかなる人といかなる勢力も妨げることのできない歴史の流れである。

 同志の皆さん、友人の皆さん!

 世界は平和を必要とし、人民は協力を必要とし、国家は発展を必要とし、社会は進歩を必要とするということは時代の流れである。前世紀において、人類は2回の世界大戦の大きな災禍を経験し、冷戦の対峙という苦しみも経験し、大きな代償を払った。中国人民と各国人民は世界のいかなる地域に新しい熱い戦争、冷戦、動乱が発生するのを見たいと思っておらず、いかなる国あるいは国家集団が更に新しい覇権と強権を推進するのを見たいと思っておらず、南北間の発展の格差、貧富のギャップが更に拡大されるのを見たいと思っていない。中国人民と各国人民は世界の恒久平和を切望し、安定と安寧の生活を過ごすのを切望し、公正で合理的な国際新秩序を確立するのを切望し、国際関係の民主化を実現するのを切望し、共同の発展と共同の繁栄を促進し、ともに人類のすばらしい未来を創造するのを切望している。

 平和と発展は時代のメーンテーマである。世界多極化と経済グローバル化は曲折の中で発展し、科学技術は日進月歩し、総合国力の競争は日増しに激しくなり、世界の力の組合せと利益の配分には新たな深刻な変化が生じている。平和と発展の二大課題は今なおひとつも解決されておらず、天下は依然として太平ではない。平和と発展は互いに補完し合うものである。世界平和は各国の共同の発展を促す前提条件であり、各国の共同の発展は世界平和を維持する重要な基礎である。平和と発展の核心問題は南北問題である。もし先進国が平等、公平、互恵の原則に基づいて、広範な発展途上国を支持、援助して経済と文化を発展させ、それによってできるだけ早く貧しく、立ち遅れた状態から脱却させることができれば、世界の平和と発展の問題は解決のための重要な基盤をもつことになる。

 中国共産党と中国人民は終始平和と自由を愛する世界のすべての人民と共に、世界の平和と発展の崇高な事業をともに促進している。世界の反ファシズムの偉大な闘争の中で、アジア・アフリカ・ラテンアメリカの人民が民族独立と解放を勝ち取る神聖な事業の中で、公正かつ合理的な国際新秩序の構築を促すたゆまぬ努力の中で、われわれは終始正義の側に立って、各国人民と世界のすべての進歩的な勢力とともに連帯して奮闘している。

 新しい世紀において、中国共産党と中国政府は平和を愛し、発展を切望し、進歩に憧れる全世界のすべての国、人民と手を携えて、長期的な国際平和環境を実現し、ともに歴史の車輪を明るい目標に向って前進させるように努めることを願っている。

 中国の対外政策の宗旨は世界の平和を擁護し、共同の発展を促進することである。われわれは独立自主の平和外交政策の実行を堅持し、平和共存五原則を踏まえて世界のすべての国と友好的に往来し、平等に付き合い、互恵協力を行い、人類の進歩事業がたえず前進するように促進する。中国共産党は独立自主、完全平等、相互尊重、内部事務相互不干渉の原則にのっとって、世界各国の政党、政治組織と広く往来し、協力を強化し、人民間の友情と国家関係の発展を促進するであろう。

 われわれは一貫して、各国は国連憲章の主旨と原則及び公認された国際関係の基本的準則を守るべきであり、各国の事情は自国政府と人民によって決定すべきであり、世界の事柄は各国の政府と人民が平等に話し合うべきだと主張し、あらゆる形の覇権主義と強権政治に反対している。国際社会は相互信頼、互恵、平等、協力を中心とする新しい安全観を確立し、長期にわたって安定し、安全で信頼のできる国際平和環境をつくり出すように努めるべきである。各国は経済技術の交流と協力を強化し、不公正、不合理な国際経済秩序をちくじ改め、経済のグローバル化に各国がともにメリットを手に入れ、共存する目的を実現させるべきである。

 世界は豊富多彩である。各国の文明の多様性は人類社会の基本的特徴であり、人類文明と進歩の原動力でもある。各国の歴史と文化、社会制度、発展のパターンを尊重し、世界の多様性という現実を承認すべきである。世界のさまざまな文明と社会制度は長期にわたって共存し、競争と比較の中で長所を取り入れ短所を補い、共通点を求め相違点を残す中で共に発展すべきである。われわれは引き続き各国人民と共に、平和が永久に続き、繁栄が広がる世界を建設するために努力するであろう。

 同志の皆さん、友人の皆さん!

 19世紀中葉から20世紀中葉までの百年間の中国人民の奮闘はすべて祖国の独立と民族の解放を実現させ、民族の屈辱の歴史を終わらせるためのものであった。われわれはこの歴史的偉業をすでになしとげた。20世紀中葉から21世紀中葉までの百年間の中国人民のすべての奮闘は祖国の富強、人民の豊裕、民族の偉大な復興を実現するためのものであった。この歴史的偉業のために、われわれの党はすでに全国人民を率いて50年にわたって奮闘し、大きな進展をとげたが、更に50年奮闘すれば、必ず勝利のうちになしとげるであろう。

 全国各民族の青年はわれわれの祖国と民族の未来を代表し、われわれの事業の繁栄発達の希望を代表するものである。社会主義現代化という偉大な事業はあなたたちによって建設され、中華民族の偉大な復興はあなたたちによって実現されるものである。党と人民はあなたたちに切実な期待を寄せている。あなたたちが祖国を愛し、人民を愛し、大きな志を抱き、心を広くして、改革・開放と現代化建設の広びろとした舞台で、存分に自分の知識と英知を生かして、みずからの人生の価値を示し、時代と人民に恥じない業績を創造するよう望んでいる。

 われわれが勝ち取ったすべての成果はすでに歴史に記載されている。われわれは、さらに長い道を歩まなければならない。真理を認識することは絶えず前進する過程であり、世界を改造することも絶えず前進する過程である。われわれは終始変わることなく真理を求め、真理のために奮闘しなければならない。いかなる時、いかなる状況の下でも、全党の同志は決してマンネリズムに陥ってはならず、決して困難と危険を恐れてはならず、全国各民族人民をしっかり結束させて、われわれの偉大な祖国を富強、民主、文明の社会主義現代化の国に建設し、人類のために新たな、さらに大きな貢献をすることを目指さなければならない!

 偉大な祖国万歳!

 偉大な中国人民万歳!

 偉大な中国共産党万歳!

「北京週報日本語版」2001年No.28

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