国連気候変動リマ会議で、最初の「本日の化石賞」（Fossil Of The Day Award）が12月1日発表され、オーストラリア、ベルギー、アイルランド、オーストリアが受賞した。理由は、これらの国が現在まで緑の気候基金（GCF）に資金提供を行っていないからだ。

「化石賞」は世界900のNGOで構成される気候変動アクションネットワーク（CAN）が、地球温暖化対策に前向きな取り組みを見せない国を選出するものだ。

2011年12月11日、南アフリカ・ダーバン気候変動会議の議決を通じて、先進国は2020年まで毎年1000億ドルを拠出し、緑の気候基金を立ち上げ、途上国の地球温暖化対策の推進を支援することを決めた。しかし、今回の会議の開催2週間前までに、同基金に拠出された資金は100億ドルに満たない。とりわけオーストラリア、オーストリア、アイルランド、ベルギーの4カ国はいまだに資金拠出そのものを承諾していない。（文＝李五洲）

「人民中国インターネット版」　2014年12月4日