統計データによると、今回のダボス会議において、中国に関する会議と活動が多く催された。そのうち「中国の言語環境」、「中国が舞台の中央へ」などの議題が注目を集めた。デンマークの電気製品販売業者のシュミット氏は、「中国市場の未来に期待している。中国のビジネス環境が法制化に向かっていることを感じるからだ。これは世界のビジネスマンの全員が望むことだ」と語った。英国の石油サービス会社であるAMECのサミール・ブリコーCEOは、「今年のダボス会議に出席したのは、主に中国の予想を下回る成長が、大口商品の需要と企業のエネルギー資源提携先との計画に影響するからだ」と述べた。中国の若き経営者である金氏は、「中国経済の発展は、依然として西側市場の多くの不利な影響を受けており、政治家の重視が必要だ」と指摘した。記者が23日午前に、鳳凰財経の主催する「中国の再突破」をテーマとする朝食会を取材したところ、多くの経営者と専門家が第18期中央委員会第3回全体会議（三中全会）の閉幕後の、中国の改革に関する議題について話し合っていた。首創集団の劉暁光董事長は、「中国は力強い指導機構による改革推進が必要だ」と語った。中国社会科学院学部委員の蔡昉氏は、「改革の権威を強化すると同時に、法治力を際立たせ、改革を法的枠組み内で進めるべきだ。中国の主な問題は、人口ボーナスの消失だ。改革によりボーナスを引き出さなければ、第13次五カ年計画期間（2016−2020年）に、中国経済の成長率は6.2％に低下し、日本経済と同じ道を歩むことになるだろう」と警鐘を鳴らした。厦門大学の林伯強氏は、「現在の中国の環境問題は、発展の過程において不可避なものである。中国は後発国であり、先進国の産業移転を受け入れているからだ」と語った。

観測筋は今年のダボス会議を、「カクテルフォーラム」と称している。仏紙レ　・ゼコは、「ダボス会議の出席者らは、それぞれ自分のことで大忙しだった。米国人はNSAの盗聴問題がビッグデータの流行に影響することを懸念した。シスコシステムズのチェンバースCEOは、顧客の信用再構築の問題を懸念した。インドのチダンバラム財務相はインド市場およびルピーに対する期待感を回復させようとし、フランスの経営者は欧州新興国の概念を発表し、欧州は伝統的な先進国の看板を下ろして経済モデルを再構築すべきと主張した」と報じた。フランス2は、「現在のダボス会議は、金持ちと政治家が社交のために金を費やす場のようになってきている」と指摘した。（編集YF）

「人民網日本語版」2014年1月26日