インドネシアの「泥火山」
厳密に言えば、「泥火山」は自然現象ではない。ある石油採掘会社が劣悪な条件の下で作業したため、泥水の噴出を招いたという。泥水は日に5000立方メートルも噴出している。スラバヤ市周辺の農村や工場が泥水につかってしまい、1万人以上の住民が屋外生活を余儀なくされている。
南アジアの洪水
南アジアはモンスーン気候に属し、人口は十数億に上るが、常に干ばつや洪水に見舞われている。今年7月から8月にかけて、南アジアは洪水に遭い、インド北部、ネパール、ブータン、バングラデシュもモンスーンによる洪水の被害を受けた。統計によると、8月中旬現在、南アジアの住民約3000万人が安全な場所に移り、約2000人が死亡、経済的損失は1億2000万ドルに上ったという。
|