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庶民の生活  
改革開放30年:「ぜいたく病」に苦しむ現代中国人(2)

 

生活が豊かになった中国の人々は、今や世界中のありとあらゆるグルメに舌鼓を打っている。パソコンの普及、マイカーブーム、便利になった通信、オートメーションの普及といった一連の科学技術の成果は、国民生活と生産方式に革命的な変化をもたらした。民衆は豊富な物質生活を享受していると同時に、これらが現代生活にもたらした疾病にも苦しんでいる。中国人選手が五輪大会で輝かしい成果を上げるようになったと同時に、数々の「現代流行病」の広がりでもまた世界のトップを争うようになった。

かつて飢えでむくんでいた人々は、今や自身の体が肥満体質に陥っていることを知っている。ある行政調査によると、13億の中国国民のうち、健康標準体重を上回っている人の数は9千万人以上に上り、今後10年では2億人を超えると予測されている。

やっと満足な食生活が送られると喜んでいた人達が、今や高い血糖値に悩まされている。中国国内の糖尿病発生率は、北京・上海の2大都市ではすでに10%を超えている。改革開放当初はわずか1%にも満たなかった数字だ。現在中国では都市住民だけをみても糖尿病患者数は4100万人以上であり、これに農村部のデータを加算すれば、中国はすでに世界一の糖尿病大国となっている。

白菜・大根などといったビタミンが、肉・卵・魚類の高コレステロール、高脂肪に取って代わったことで、中国人の血圧は不安定になった。1980年代には疾病率7.7%だった高血圧症は、今世紀に入り18.8%にも上昇、今や中国全土に1億6千万人の高血圧患者がいる。

市場経済導入による安定した計画経済の打破、WTO加盟に伴う国際競争などにより、中国人は未曾有の精神的重圧を受け始めている。経営のリスク、業績評価、職場での生き残りを賭けた競争、複雑な人間関係などにより、人々はもはや薄氷の上に乗っているが如く自身を支えるのに精一杯だ。入試、就職、出世、給与、衣食住、老後の生活、医療・・・人生の1ページ1ページに心理的プレッシャーが重くのしかかる。増えつづける喫煙者、度を失ったナイトライフ、連日の接待、24時間営業のネットカフェ・・・無規則でひずんだ生活リズムの中で、人々は自らの命を削っている。

「人民網日本語版」2008年11月24日

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