ホーム >> 最新ニュース >> 本文 |
2016「政府活動報告」十大ハイライト
|
· 2016-03-06 · 北京週報 |
タグ: 全人代;李克強;政治 | 印刷 |
3月5日午前9時、第12期全国人民代表大会(全人代)第4回会議が北京の人民大会堂で開幕し、李克強国務院総理が大会に向けて「政府活動報告」を行った。今年の「報告」は2015年の中国社会の発展について総括を行い、2016年と今後の一定の時期における中国社会の発展目標と努力分野についてはっきりと指し示している。『人民中国』では読者の皆さんのために、十大ハイライトを整理して解説する。
1、2016年のGDPの成長率所期目標は6.5~7%
2016年経済成長の所期目標は6.5~7%で、小康(ややゆとりのある)社会を全面的に完成させる目標につながることを主に考慮し、構造改革推進のニーズを考慮し、また安定と市場の期待をリードするのにプラスになるものだ。安定成長は主に雇用の確保、民生の恩恵のためであり、6.5~7%の成長によって割合に完全な雇用を実現できる。2020年までの国内総生産(GDP)と都市と農村住民の平均所得は2010年から倍増し、第13次5カ年計画(13・5)時期の年平均経済成長率は6.5%以上を確保する。
2、内需の潜在力を深く掘り起こし、積極的に需要構造を改革・調整する
消費が経済成長をけん引する基礎的役割を増強する。有効投資は安定成長構造に鍵となる役割を果たすもので、今年は一連の「13・5」計画の重要な事業が起動する。鉄道投資8000億元以上、道路投資1兆6500億元に加え、20項目の重大水利プロジェクトが完成する。新型都市化を深く推し進めるが、都市化は現代化に避けて通ることのできない道であり、わが国最大の内需潜在力と発展の運動エネルギーの所在である。
3、サプライサイド改革を強め、持続成長の動力を強める
サプライサイドの構造改革によってサプライ体制の質と効率を高め、市場の活力と社会の創造力をいっそう呼び起こす。行政の簡素化と権限委譲を推進。生産能力過剰の除去およびコスト低減と収益増加に尽力。製品とサービス供給の改善に努力。国有企業改革に尽力。非公有制経済の活力を呼び起こすなどだ。
4、財政赤字は適度に拡大、企業の負担はいっそう軽減
積極的財政施策と穏健な通貨政策を引き続き実施する。今年は財政赤字は2兆1800億元となる見込みで、昨年に比べて5600億元増加し、赤字率は3%高まる。財政赤字を適度に拡大するが、主に減税や料金などの引き下げにあて、いっそう企業負担を軽減する。上記の政策を実施し、今年は改革以前に比べて企業と個人の負担を5000億元余り軽減する。
5、イノベーションを国家発展の全局的中心に置く
イノベーション主導型発展戦略実施に注力し、科学技術が経済と深く融合するよう促進し、実体経済の全体的資質と競争力を向上させる。第一に企業のイノベーション主体地位を強化する。第二に大衆の英知と力を結集する上での大衆による起業・イノベーションと「インターネット+(プラス)」との相乗効果を発揮する。第三に科学技術管理体制改革を深め、科学研究者の起業とイノベーションを奨励する。
2次のページへ |
|
|