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文化交流の「渡し守」として半世紀 日中文化交流協会専務理事・中野暁氏
本誌記者・李一凡  ·   2023-05-19  ·  ソース:人民中国
タグ: 文化;中日友好;中日交流
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若者にバトンタッチ

2019年末、新型コロナの影響で、中日両国間のオフライン形式の交流が途絶えた。

「ほぼすべてのイベントが中止となり、対面交流ができないということは、協会にとって大きな打撃でした」と中野氏は顔を曇らせた。中国の各友好団体、協会とオンライン形式で書道展や座談会を行ったものの、やはり雰囲気が違うという。「書道展を開催しましたが、墨の匂いがしないし、筆の音もしない。出来上がった作品は雑誌とネットに載せるだけで、やっぱり限界を感じました。人の気持ちは、なかなか伝わってこないですよ」

新型コロナの感染状況が落ち着くにつれ、蘭花賞の最終審査に招待された中野氏は、ようやく再び中国の土を踏んだ。

蘭花賞の最終審査会で発言する中野氏(写真・顧思騏)

「新型コロナとウクライナ情勢の影響で、世界は暗闇に包まれています。しかしこの数日、明るい光が見えてきました。習近平国家主席がウクライナのゼレンスキー大統領と電話で会談し、平和の回復のために努力していくと話しました。そういう時期に蘭花賞の審査が行われるのは、本当に不思議な巡り合わせです。蘭花賞は文化の賞だけでなく、平和の賞、文明の賞でもあり、審査員として参加できることを嬉しく思います」と中野氏は笑顔で話す。

中日文化交流に携わった半世紀、中日関係の山あり谷ありを経験した中野氏。文化交流はヨットと同じように「風を待つ」必要がある一方、じっくり考えて遠くを見てゆったりと構える必要もあるとだんだん分かってきた。中野氏と協会は青少年交流の推進を、将来を見据えた上で非常に重要なものと考えている。

2019年、甘粛省の敦煌莫高窟を訪問した日本人大学生訪中団。団長は東京芸術大学名誉教授、日本画家の宮廻正明氏(前列右から5人目)

中野氏から見ると、メディアなどさまざまな要因の影響で、多くの日本の若者の対中理解が不足している。「若者にバトンタッチ、自分の目で中国を見てもらい、両国の雰囲気をよくするのが協会の仕事です。コロナが始まる前には、有名な作家や映画監督などの文化人を団長とする100人規模の大学生訪中団を6回派遣しました。大学生たちが文化人の話を聞きながら中国各地を見学し、さらに現地の若者と交流し、大きな成果を得ました。今年も2組の訪中団を派遣する予定です」と中野氏は紹介し、さらに「中国の友達を作り、中国文化を好きになり、中国のいろいろなものに興味を持ってもらう…中国のことを良く認識し、将来の両国関係につなげていって欲しいです」と期待を寄せた。

(日中文化交流協会=写真提供)

人民中国インターネット版」2023年5月19日

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