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ありのままの中国を記録 日本人監督の竹内亮さん
本誌記者・李一凡  ·   2021-02-05  ·  ソース:北京週報
タグ: ドキュメンタリー;監督;中日交流
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チームと武漢で撮影する竹内亮さん

また、竹内さんから見れば、経済回復を促す中国の努力も記録する価値がある。「2020年の世界の主要国で、GDPが唯一プラスとなった中国では、いったいどのように感染防止と経済回復を同時に成し遂げるのか?」。その答えを探るため、竹内さんは蘇州、義烏、杭州などを訪れ、スマートロボットやライブコマース、工場の防疫対策などを取材し、アフターコロナ時代における中国の逆転勝利の法則を探った。新作「中国アフターコロナの時代-『逆転勝利の法則』とは」は2021年の年初に公開されたのち、再びヤフージャパンのトップページに取り上げられ、各プラットフォームでの再生回数も1000万回を突破した。 

この新作を企画した理由について、竹内さんは「僕はネットでニュースを毎日見ているので、日本の状況を見ると、コロナが全然抑え込めておらず、日に日に感染者数が増えて悪化していて、さらに経済もかなり大きなダメージを負っています。一方、中国はコロナの抑え込みに成功しているし、経済回復も順調に進んでいる。その中国の経験をみんなとシェアしたいだけです」と述べた。 

「色眼鏡」で中国を見る人々に対して私たちのできること 

「中国アフターコロナの時代-『逆転勝利の法則』とは」の最後のシーンで、竹内さんは視聴者に「あなたは中国を色眼鏡で見ないことは分かっていますので」と述べた。自らの一連の作品を通じて、竹内さんは多くの日本人にこれまでの印象とは違う中国を伝え、人々の偏見を解きほぐしていったのだ。

「中国アフターコロナの時代-『逆転勝利の法則』とは」の一場面

しかしながら、中日両国の国民には相手国に対する感情の温度差がいまだに存在するのも事実だ。2020年、中国外文局と日本の言論NPOが共同で実施した第16回北京―東京フォーラム「中日共同世論調査」の結果によれば、中国では日本に対して肯定的印象を抱いている回答者が多いものの、日本では中国に対して否定的印象を抱いている回答者の割合が近年で最も高い水準に達した。 

それに対し、日本のメディアに長年勤めていた竹内さんは、多くの日本人は中国が本当に嫌いなのではなく、興味がないとの意見を述べた上で、「一番の問題はやっぱりメディアだと思います」と話した。竹内さんによると、日本のテレビなど、伝統的なメディアは視聴率を稼ぐため、中国のマイナスなニュースを流しがちで、「そういう印象を受けて、好きか嫌いかと聞かれたら嫌いかなという、多分その程度だと思います」と竹内さんは言う。 

また竹内さんから見ると、偏見を解くには、多くの日本人に中国への興味を持ってもらうことも大切であり、実際に若者の中で中国に興味を持つ人は少なくない。「例えば、日本の女性の間では中国風のメイクが今流行っているし、小紅書(ソーシャルECアプリ)を見ている日本の女子高生も結構いるらしいです。中国のアニメとかゲームのファンも少なくありません」と竹内さんは言う。さらに、「若者が接するネットメディアはわりと客観的に中国を見ていて、変な色眼鏡がないので、僕たちも含めて日本に何かを発信したいと思っている人は日本のネットメディアと協力するのがいいのではないかと思います」と提案した。

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