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中国で暮らす1人の日本人として感じる第3回輸入博開催の喜び
本誌記者・植野友和  ·   2020-11-04  ·  ソース:北京週報
タグ: 輸入博;経済;中日交流
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11月4日、第3回中国国際輸入博覧会(以下、輸入博)が開幕する。

会場の上海国家エキシビションセンターを訪れるのは、自分にとって2回目になる。もっとも、前回は取材ではなく、あくまで傍観者としてだった。

2年前、自分は上海に語学留学をしていた。40歳を過ぎ、無謀と思いながらも仕事を辞めて本場で中国語を学ぶという長年の夢を叶えたのだが、まさしくその期間中に第1回輸入博が開催されたのだ。

当時通っていた大学から通知があり、開催中は休校となった。果たしてどのような催しが行われているのかを確かめるため、クラスメイトと共に輸入博の会場見物へ行った。中には入れなかったが、マスコットキャラクターである「進宝」の写真をみんなで撮ったことをよく覚えている。

輸入博のマスコットキャラクター「進宝」

あの時、まさか自分が留学を終えたのち、中国で働くようになるとは思いもしなかったし、輸入博を取材することなど夢にも思わなかった。そして言うまでもなく、新型コロナウイルス感染症が発生し、全世界が大混乱に陥る可能性など、頭の片隅でも考えていなかった。

人生も、世の中の動きもともに予測のつかないものである。未来に何が起こるか、完全に言い当てられる者はこの世に存在しない。重要なのは、予定外の何かが起こった時、問題にしっかりと向き合い、適切な対処をすることだ。

2018年の第1回輸入博ののち、中米貿易摩擦や新型肺炎などで世界情勢は複雑化を極めたが、それらを乗り越えて中国は第3回となる輸入博の開催にこぎつけた。しかも、新型肺炎が世界的にいまだ収束していない中、万全の感染対策を施した上、昨年以上の規模で催されるというのだ。

第3回輸入博メディアセンターの様子

2年ぶりに会場で「進宝」を見た時、一時は新型肺炎で厳しい状況に置かれていた中国がこのような国際イベントを開けるほど抑制に成功したことについて、中国で暮らす1人の者として大変嬉しく感じた。それと同時に、この2年間にあった個人的なさまざまな思い出が頭に浮かび、深い感慨を覚えた。きっと中国各地の人々も同様に、輸入博開催のニュースを聞き、それぞれに心の中で喜びの声を挙げていることだろう。

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