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互いに助け合う中日友好都市の固い絆 769倍に及ぶ量の支援物資に込められた思いとは
本誌記者・李一凡  ·   2020-04-17  ·  ソース:北京週報
タグ: 友好都市;マスク;中日交流
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3月27日、1週間にわたる海上輸送を経て、大連市から送られた86箱のマスクが福岡県北九州市の小倉北区役所に到着した。合わせて20万枚のマスクが入った段ボールには、中日両言語で夏目漱石の俳句「春雨や身をすり寄せて一つ傘(一つの傘で身を寄せ合って春雨を乗り切りましょう)」、中国語で「北九州がんばれ!日本がんばれ!」というメッセージが書かれていた。

マスクを受け取った後、北九州市は中国語で感謝の意を表した。

大連市からの支援に対し、北九州市の北橋健治市長は礼状で、「未曾有の感染症に全力で対策を講じている本市に対し、即座に助け船を出してくれた貴市の温かい友情を決して忘れることはありません」と感謝の気持ちを伝えた。 

日本ではこのほど、新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大しており、NHKの報道によると、現地時間4月16日20時の時点で、日本の感染者数は9184人となっている。それにともない、日本全国でマスクなど防疫物資不足の問題が生じている。 

日本が新型肺炎と戦う正念場を迎える中、中国政府は2度にわたって日本政府に支援物資を提供した。同時に、中国各都市も支援の手を差し伸べており、日本の友好都市にできる限りの援助を行っている。中国各都市の「恩返し」は日本の防疫物資の不足状況を緩和し、また日本のメディアやネットユーザーの注目を集めている。無錫市新呉区から約「10倍返し」でマスクを送られた愛知県豊川市の話題がYAHOO!JAPANのトップページに掲載された。その後、北九州市に大連市がかつて受けた支援の769倍に当たる量のマスクを寄贈したニュースもネットで話題となり、多くのネットユーザーが「オリンピック延期や自粛要請など暗い話のなかで、こういったニュースは心が癒されます」、「今日一番心温まるニュース。国境を越えて、世界が一丸となってこの危機を乗り切りましょう」とのコメントを寄せていた。 

「北九州市にマスクを寄贈するのは『返礼』ではなく、友好都市が困難に陥っている時に、私たちはできる限りの支援と協力を提供すべきなのです」と、大連市政府外事弁公室アジア処の景詩博副処長は本誌記者に語った。また、北九州市アジア交流課の碇政幸課長も「本当に感謝の気持ちでいっぱいです。40年以上の大連市との友好の絆のたまものだと思っております」と話した。

輸送中の20万枚のマスク

北九州市は大連市にとって初の国際友好都市だ。両市は1979年5月に友好都市を締結し、経済貿易、環境保護、観光、水道事業、スポーツなど様々な分野で数多くの交流実績を積み重ねてきており、大連市にある「北大橋」と北九州市にある「大北亭」、「大連友好記念館」は両市の友好関係のシンボルとなっている。2019年に両市は友好都市締結40周年を迎えた。直行便の開通、友好都市締結40周年記念イベントの開催などで、両市の友好関係がより一層深まった。

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