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2019笹川杯日本研究論文コンクールが吉林省で開催
  ·   2019-10-16  ·  ソース:人民網
タグ: 論文;日本語;中日交流
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表彰式で挨拶する大島美恵子会長。

中国教育部(省)高等学校外国語言文学類専門教学指導委員会、日語専門教学指導分委員会、中国日本語教学研究会、日本科学協会、吉林大学が共同で主催する「2019笹川杯日本研究論文コンクール」が10月11日から12日にかけて吉林省の吉林大学で成功裏に開催された。人民網が伝えた。

今回のコンクールは、「言語学」、「日本文学」、「社会・文化」の3つの部門に分かれて審査が進められ、中国全土の56大学から推薦を受けた論文262本の応募があり、第一次審査で各部門10本の論文が選出され、決勝の口頭試問を行った。11日に終日かけて行われた口頭試問を経て、最終的に特等賞2人、1等賞3人、2等賞10人、3等賞15人が選ばれた。そのうち、言語学部門で特等賞を受賞した上海外国語大学の王竣磊さんと社会・文化部門で特等賞を受賞した同済大学の呉沁霖さんが日本への研修旅行の機会を獲得した。

12日午前、論文コンクールの表彰式が吉林大学東栄多機能ホールで開かれ、日本科学協会の大島美恵子会長、教育部高等学校日語専門教学指導分委員会の修剛主任委員、中国日本語教学研究会の周異夫会長並びに中国全土から集まった学者や教員、学生100人以上が出席した。

大島会長は、「今年、中国は新中国成立70周年を迎え、日本は令和という新時代がスタートした。また日本科学協会の『日中未来共創プロジェクト』も創立20周年を迎えた。多くの日中関係者の支援と協力を得て、昨年からスタートした笹川杯日本研究論文コンクールは順調に発展を遂げ、今年のコンクールでは昨年の178本を上回る262本の応募があった」とした。

また、「中国の大学生が日本に関わる課題を研究し、1つのテーマを掲げ、問題意識をもって探究し、到達した結論について、専門の先生方が見守る中で発表できる今回のような機会は非常に貴重だと思う。研究のスタートに立ったばかりの皆さんが、これを機に研究の基本姿勢やスキルを習得するだけでなく、研究することの楽しさや意義を感じ取ってほしい。そして日本に関わる課題について論文を書く過程で、日本への理解を深めるだけでなく、そこで得られた理解を多くの人に伝えることができる人、つまり日中関係を担う人材になってほしいと心から期待している」と述べた。

修剛主任委員は、「学生たちは日本語を用いて自己の研究レベルを披露し、その日本語表現の流暢さと論理的思考能力は審査委員たちに深い印象を与えた。私たちは今回のコンクールを非常に高く評価している。今回の論文コンクールは世界と中国の将来的な人材育成の方向性を指し示しているだけでなく、中国の教育改革の全体の方向性を体現している。それはつまり、学部教育に立ち戻り、学部教育を重視するという方向性だ。日本語教育においては、学生たちが日本語学習を通じて最新の情報を手に入れ、優れた思考を展開できるかどうか、文化を越えた素晴らしいコミュニケーション能力や思考分析能力を備えているか、特に中国の『声』を発していく上で、最も優れた方法で海外に中国の優秀な文化を伝えることができるかどうか、といった点などが重要な課題として挙げられる」とした。

周異夫会長は挨拶の中で、「2018年現在で日本語学科が開設されている大学は500校以上となっており、日本の国際交流基金がこのほど発表した調査データによると、2018年度の中国における日本語学習者の数は100万人を上回っている。笹川杯日本研究論文コンクールが毎年開催され、高い資質を備えた日本語専門人材が育成され、彼らがその業務の中で重要な役割を発揮していくことになるだろうと信じている」とした。

笹川杯日本研究論文コンクールは中国全土の大学の日本語専攻の学部生を対象としており、第一次審査と最終審査の2回にわたる審査が行われる。コンクールに参加する学生は、日本語のみによる論文発表と審査委員から挙げられる質問に対する口頭試問を行わなければならない。また論文1本の著者は3人以内に制限されている。(編集TG)

「人民網日本語版」2019年10月15日

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