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素顔の中国を見つめ続けて中日友好をライフワークに
星屋秀幸さんが語る文明交流の重要性
本誌記者 植野友和  ·   2019-05-20  ·  ソース:北京週報
タグ: アジア文明対話大会;中日友好;中日交流
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時代の流れにそぐわない一国主義

まさに人生をかけて中日友好に取り組み、交流と相互参考の精神を体現してきた星屋さん。その目には、今回のアジア文明対話大会はどのように映ったのだろうか? 

「中国はアジアの人たちと心を通じ合わせ、歴史や文化を互いに尊重して大きな意味でひとつの家族のように付き合っていく、そのためのリーダーシップを発揮していくということで、これは『一帯一路』にも繋がる話でもありますよね。 

文化や文明の交流というのは、お互いの歴史や文化を尊敬しないと成立しません。ですから、相互に文化や文明を通じて、深く付き合って親しくしていくことは、国と国にとっても重要だと思います」 

相互尊重なしには交流、ひいては文明の発展もありえない。ところが目下、一部の先進国において自国優先の風潮がみられるという現状がある。星屋さんは豊富なビジネス経験から、そのような傾向に警鐘を鳴らす。 

「世界の経済はグローバル化が進み、国境を越えて一つのサプライチェーンで繋がっています。一国主義に走ると、経済合理性によって組み立てられたネットワークが切れる、弱くなるということですから、経済にとってマイナスなわけです。 

これだけグローバル化が進んでいるところでそういう一国主義に走るのは、時代の流れにそぐわないことです。いくら川をせき止めても川の水を止めきれないのと同じで、ひとつの流れに反しているのではないかと思っています」 

最後に、日本は今後どう中国と向き合っていくべきか、星屋さんからメッセージをいただいた。 

「日本は中国との関わりが非常に深い、というか深すぎて先入観があることは否めません。ですから例えば日本の一部の人にとっては、日本は明治維新以降アジアで唯一先進国になった大国であるというイメージが強く、他の国が追いついてきた、もしくは追い越されたという現実をできるだけ受け入れたくないという潜在意識があるのかもしれません。現実を見てもらうことがやはり一番説得力があると思いますから、非常に近い国ですので先入観を持たず、できるだけ多くの方に素顔の中国に触れていただきたいと願っています。日本はアジアにおいてキラリと光る、見識と品格のある国であるべきです。他国から一目置かれる存在として提言を発せられる、そのような日本であって欲しいですね」

「北京週報日本語版」20195月20 

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