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中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館のボランティア吉川淳子さん
  ·   2019-03-28  ·  ソース:人民網
タグ: ボランティア;南京;中日交流
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「ホール中央でライトに照らされている『犠牲者30万人』という文字が入った展示品は、犠牲者に対する追想を際立たせている。これは生存者の写真。左右に貼られているのは既に亡くなった生存者の白黒写真」と説明する吉川淳子さん(61)は、中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館のホールに立ち、こうした歴史を蘇らせようとしているかのように、流ちょうな中国語で語った。新華網が報じた。

大阪出身の吉川さんは、小学6年の時に自分でラジオを組み立てたのをきっかけに、中国語と出会った。夜10時以降に電波にのって流れる中国語を聴いて、吉川さんは「シエシエ(ありがとう)」、「ニーハオ(こんにちは)」といった中国語を覚えたという。そして中国語好きが高じて、大学生時代には、大学の中国語クラスにも参加した。 1978年と1997年には、吉川さんは中国を訪問し、湖北省の武漢二七紀念館や湖南省長沙市の馬王堆漢墓、重慶市の白帝城などを見学した。そして、3度目の中国訪問となった2009年、吉川さんは、北京化工大学に入学し、さらに2011年には、北京中医薬大学に入学して医学を学び始めた。同大学の学部を卒業し、修士課程も修了した後、吉川さんは南京にやって来た。「昨年7月に南京に来た。ネットで中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館がボランティアを募集しているのを見て、応募した」と話す吉川さんは、中国語に精通しており、日本で近代史を専攻していたこともあり、主に史料の翻訳作業に携わり、時にはガイドを務めることもあるのだという。

「私は中国と日本の架け橋になりたい。そして、ごく一般的な日本人として、日本人に、特に日本の若者に、南京大虐殺の歴史を伝えたい」と吉川さん。

とても明るい性格の吉川さんは、情に厚く、もてなすのが好きな中国の人々が好きなのだとしており、「中国にいても、自分の家のような気分。買い物に行ったり、おしゃべりをしたり、太極拳を練習したり、広場でダンスをしたり」と、南京に完全に溶け込んで暮らしている。現在、吉川さんは南京で好きな人にも出会ったといい、「一生中国にいるわ」と話している。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年3月27日

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