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妻との最後の33日間を描いた日本人の絵本が中国でまず刊行
  ·   2017-06-22  ·  ソース:
タグ: 日本人;絵本;中日交流
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「世界で最も美しい本」に選ばれた作品のデザインを手がけた朱贏椿さんがデザインを担当し、91歳の著者が長年連れ添った妻の死を迎え、思い出を素朴なタッチで描いた中国の画集「平如美棠―我倆的故事」の日本版とも言われる絵本作品「寿美子哲、越過山去」がこのほど、広西師範大学出版社から刊行された。南方都市報が報じた。

作者の大出哲さんは、日本の宗教哲学家。同作品で、大出さんは文と絵を通して、妻の寿美子さんとのエピソードを記録している。収められているのは、夫婦で過ごした1997年12月から1998年1月までの出来事。大出さんは、重い病気にかかって亡くなってしまった妻と一緒に過ごした最後の33日間を、心温まるタッチの絵で美しく描いた。

宗教学者である大出さんが描く絵は、仏教の影響を受けた日本伝統文化のムードが漂っており、文字はとてもシンプルだ。広西師範大学出版社によると、同作品は、日本ではまだ発売されておらず、中国大陸部で初めて刊行された。

同作品の編集を担当する影牧雲さんは、「大出さんと寿美子さんの物語も、愛の力や素晴らしい人生とは何かということについてうまく表現している。現代中国の散文作家・周作人は、『日本は、優美な形式で、深い悲しみや苦しみを秘め隠すことに長けているようだ』と言った。大出さんのタッチを見ると、その優美な形式とは、形のない象徴的なものというのではなく、情趣、または信仰であると感じる」と話した。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年6月21日

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