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「トークショー概念株」 上海証券取引所が監督管理に乗り出す
  ·   2022-09-15  ·  ソース:人民網
タグ: 証券;株式;経済
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最近、検索ランキングにたびたび登場して、ネットユーザーから「トークショー概念株」と呼ばれているST洲際ペトロ(ジオ・ジェイド・ペトロリアム)の株式が13日、上海証券取引所で取引を開始してすぐにストップ高になり、その後は大幅に下落した。原稿執筆時点で、株価は2%上昇の2.55元(1元は約20.7円)だった。

同株がこれほど注目を集めるのはなぜか。それはこのほど公開されたトークの技を競い合う人気ネットトークショー番組「脱口秀大会」第5シーズンで、出場者のHouseさんが「株式投機の経験」を語ったからだ。

Houseさんは、「最初に買った株は、上がり始めると爆上がりして、最初の日だけで3千元のもうけが出て、翌日は5千元のもうけがあって……3日目に4千元の損、4日目に6千元の損を出したところで、心がざわざわし始め……我に返った時には、12万元あった元手が2万5千元しか残っていなかった」と述べた。

Houseさんは番組の中で、「自分が損をした株の銘柄コードは600759」と明かした。

番組を制作した笑果工廠は公式アカウントで発表した文章の中で、「Houseさんが投資を行なったことは確かだ、『実際にはあれほどもうけたり損をしたりはしていない』、ショーの効果を上げるためのシナリオだ」と説明した。

しかしそれでもSNSではST洲際の話題にどんどん注目が集まった。複数の株取引ソフトでST洲際が一躍首位に立ち、「トークショーが600759の株価に火を付けた」といった話題が微博(ウェイボー)でトレンド入りした。

企業自身がファンダメンタルズに大きな変化はないと明確に述べている状況下で、株価がこれほど激しく変動したことは、アテンション・エコノミーの時代には、「人々の関心・注目が価値」は客観的に存在する現実だということを改めて証明した。店舗の前を行き来する顧客フローと同じように、行き来する人が増えれば、ビジネスも自然により好調になるのだ。これが流動性プレミアムだ。株について言えば、ネットに高頻度に登場した後は、関与する人の割合が低くても、塵も積もれば山となるようなもので、微弱な個人の力が結集して、株価に大きな影響を与えるに足る大きな力へと変わる。

これまでに公開された情報によると、Houseさんが今回の株価変動は「意図的だった」として自らが責任を負う必要があることを物語る証拠はない。しかし今回のことは証券監督管理にとってこれまでにない新しい課題となる可能性が高い。それは、注目されている人物の無意識の行動が世論の非常に大きな関心を呼び起こし、株価の激しい変動や巨額の資産の移転をもたらす可能性があるとしたら、そうした行為をどのように定義づけてよいのか。「市場操作」のレッドラインに抵触しないのか。今後、万が一「ネタ」としてわざと真似をする人が出てきて投資家の利益が損なわれた場合、監督管理当局はどのように対処すべきか。

今回の上海証券取引所の対応は非常に速やかだったと言え、始値をつり上げるなどの異常な取引行為に対し自律的な監督管理措置を取り、今後も引き続き監督管理を強化するという。これから同様の事件の再発を未然に防ぐにはどうすればよいかは、さらにより多くのシステマティックな考えが必要だ。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年9月14日

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