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ニッチなオリジナルブランドが集まる「市集」モデル 発展するには?
  ·   2021-10-27  ·  ソース:人民網
タグ: 消費;若者;経済
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知名度が上がると、「師堯オリジナル」ブランドは深セン市の華僑城クリエイティブ文化パークに実店舗も構えるようになった。しかし師さんは今でも、各都市の大型「市集」に出店し、1点1点商品を自分の手で磨くようにしている。「せっかく自分でデザインしたのだから大切に扱いたい。若い人に僕のマインドを感じてもらいたい」としつつ、「デザイナーとしては、オリジナル商品が『市集』で認められるのはもちろんいいことだけれど、絶えず新しいデザインやアイディアを打ち出し、創意工夫とレベルアップを続けていきたい」とも語った。

張艶さんは「80後(1980年代生まれ)」でカフェオーナー。張さんが南京のコーヒー関連のフェスから北京に戻って間もない週末、ある3人家族が張さんの店にやって来た。南京から張さんの店のコーヒーを飲むためにやって来たという。張さんは、「実は南京という都市には期待していなかった。でも、(フェスの店で)その家族は写真を撮るだけでなく、店内でうちのバリスタが顔見知りであることに気づいた。というのも、前にコーヒー関連のフェスで会ったことがあり、コーヒーに関する心得についてそのバリスタと話したのだという。コーヒーフェスは単なる数日間のイベントというだけでなく、持続的に変化をもたらす可能性もあると実感した」と言う。

「市集」業態が各地で開花 長期的に発展するには?

若者を呼び込むだけでなく、数多くのオリジナルブランドを集められることができる「市集」業態はここ数年、全国各地で花を咲かせている。多くの商業施設やアートセンターが「市集」の集客効果に期待するだけでなく、伍徳吃托克のような「市集」イベントを専門に行うプラットフォームも次々生まれている。

業界関係者は、「集合的プラットフォームを構築して、バラバラに散らばったニッチブランドや独立系デザイナーが市場とのマッチングをスピーディーに試し、顧客資源を探り当てられるようにするとともに、消費者側も1つのプラットフォームで多種多様なオリジナル商品を買えるようになることを目指している」と述べた。

しかし商業施設が主催する無料で出店できるものと異なり、このようなプラットフォームは入場料や出店料を徴収するのが一般的だ。「出店者と来場者の両方から料金を徴収する」やり方に一部の若者は納得できないという。しかし多くの人は、「専門的プラットフォームにはプロの運営者がいて、イベント全体に必要な物品の企画、ブランドのPRなどを一手に引き受け、出店する側はPRや入場者の動員などで頭を悩ませる必要がない。主催者側は大量の人手と資源を投入し、場所代を支払っており、料金の徴収は理解できる。問題は主に徴収の基準をどのように判断して決定するかだ」と考えている。

業界関係者はまた、「百花繚乱の『市集』業態の下、消費者とニッチなオリジナルブランドの『市集』への要求がますます高くなっている。一方では、『市集』がスタイルを変えて刷新を図ることができなければ、市場が飽和状態に近づく中、より多くの優れた資源を誘致することは難しい。その一方で、優れたオリジナルのブランド数が少なく、多くの『市集』が同質化の問題に直面している。『市集』は目下のところ安定的に発展しているが、どうやって長期的に発展するかについては、各方面がともに努力し、優れたブランドを絶えず選別して育て、若者により多くの選択肢を提供することが必要だ」との見方を示す。(人民網日本語版論説員)

「人民網日本語版」2021年10月27日

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