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三星堆の背後にある考古学経済 一目見たい「古蜀文明」
  ·   2021-03-30  ·  ソース:人民網
タグ: 三星堆;考古;経済
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四川省広漢市にある三星堆遺跡で最近、6つの祭祀坑が発見され、大量の重要な文化財が出土したことが、改めて世界を驚かせている。全容解明にはまだしばらく時間がかかりそうだが、「古蜀文明」を追いかけたい人々の考古学熱を冷ますことはない。「考古学の世界を追い求めて旅をする」のが、今時の旅行の新たな注目点だ。

三星堆観光エリアが人気沸騰

3月20日、「考古中国」重大プロジェクト作業進展会は、三星堆遺跡の最新の考古学的発見と考古学研究の成果を発表した。考古学従事者が遺跡で新たに三星堆文化の「祭祀坑」6ヶ所を発見し、金の仮面のかけら、巨大な青銅仮面、青銅神樹、象牙などの重要文化財500点あまりが出土した。三星堆は「考古学界のトップトレンド」になり、今回「一新される」ことにより、一躍全国で最も注目される観光スポットになった。神秘的な古代文明の遺跡をその目で一目見たいと、大勢の観光客が三星堆を訪れている。

こうした動きを受けて、三星堆観光エリアの入場券の予約枚数と検索件数が大幅に増加し、3月20日と21日の2日間だけで、携程プラットフォームを通じて三星堆博物館の入場券を予約した観光客数は前月の13倍近くに達した。3月22日の時点で、Qunar.Comプラットフォームでの三星堆観光エリアの検索件数は19年同期に比べて3.4倍増加し、予約の多い状況は清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月4日)連休まで続く見込みだ。

三星堆博物館が「じっくり味わう」旅に

これまで四川省成都市の観光コースの中で、三星堆博物館はニッチ市場の観光地に属し、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地と抱き合わせで1日ツアーに組み込まれるのが一般的だった。しかしこのたび「一新され」、地球外文明や中国文明西来説などの可能性について公開の討論が行なわれると、三星堆に対する人々の認知や好奇心が高まった。こうして三星堆博物館は「じっくり味わう」べき探究の旅の対象に生まれ変わった。

入場券購入者のデータを見ると、展示品の専門的な解説を申し込んだ人は30歳から40歳が中心で、男女はほぼ同数だった。大勢の観光客が、飛行機に乗ってでも、神秘に満ちた「古蜀文明」を一目見に行きたいと考えている。購入者の居住地を見ると、約5割が四川省内からの観光客で、それ以外では江蘇省、北京市、広東省、重慶市、上海市からの観光客が多かった。四川省内の重要な博物館数館も大きな注目を集め、人気ランキング上位3館には成都博物館、金沙遺跡博物館、成都武侯祠博物館が並んだ。

メディアの報道によると、三星堆博物館と四川省文化財考古研究院は開放型の文化財保護修復館を共同建設しているところで、予定では4月にテスト運営を行ない、5月18日に正式にオープンすることになっている。

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