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「顔面偏差値経済」が急成長中 見た目もオシャレなキッチン家電が若者の心をゲット
  ·   2020-09-24  ·  ソース:人民網
タグ: 家電;料理;経済
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新型コロナウイルスの影響で、多くの若者がデリバリー利用をやめ、自炊を始めたため、ネット上では「料理の腕自慢ショー」がブームとなり、家庭の必需品である調理器具に、新たな役割が求められている。例えば、ホットサンドメーカーは、キャラクターの焼き目を作り、焼く、炒める、煮る、炊くが1台でできる多機能鍋はオシャレなカラーデザインとなり、小型携帯用ジューサーや豆乳製造装置もかわいい形のタイプが人気となっている。これら「アート作品」のような顔面偏差値の高い各種キッチン電化製品が、食べるのも遊ぶのも大好きな若者の心をゲットしている。中国青年報が報じた。

「顔面偏差値経済」が急成長中

郭月清さんは毎朝、わずか十数分で朝食を作りあげる。限られた時間しかないため、郭さんは、様々なキッチン用品を購入して使いこなしている。朝食を作る調理器具だけでも、トースターにホットサンドメーカー、卵を焼いたり茹でたりする器具など。それだけでなく、オーブンやホットプレート、韓国式火鍋用鍋、炊飯器など、なんでも揃っている。

そんな郭さんは取材に対して、「以前ならこうしたキッチン家電を購入する時、有名ブランドのごく一般的な製品を選んでいた。でも、友人が、あまり知られていないブランドであるものの、オシャレで使い勝手が良い製品をプレゼントしてくれて以降は、『顔面偏差値』を見て選ぶようになった」と話した。

「有名でないブランドでも、有名なブランドでも、製品の機能だけを見れば、ほとんど差はない。だから、ブランドに対するこだわりはそれほどなく、顔面偏差値の高い製品を優先的に選ぶ。また、SNSのグルメブロガーお勧めの顔面偏差値が高いキッチン用品を買うのも好き」と話す郭さんは、「オシャレなキッチン用品を使うと、気分が良いだけでなく、それがあると、キッチンで料理をするのが楽しくなる。顔面偏差値の高いキッチン用品を買うのも好きだし、それを友人にプレゼントするのも好き」と語る。

郭さんは、弁当箱を集めるのも趣味で、オシャレと感じたらすぐに買ってしまうという。新型コロナウイルス流行期間中、元々料理が好きだった彼女は自炊を再開し、お弁当を持って会社に行くようにもなった。最近は、顔面偏差値の高い電気加熱式弁当箱を購入。視覚だけでなく、味覚も満たしてくれ、「マイブーム」になっているという。そして、お弁当を詰める時は毎回、それを写真にも収めている。

SNSを見ると、多くの若者が自宅で使っている顔面偏差値の高いキッチン用品を紹介している。

北京の家具量販店・イケアやレシピアプリ・下厨房のオフラインショップ、家具店・NOMEなどへ行くと、バラエティーに富んだカラーや柄、また、ユニークな機能があるキッチン用品を、多くの若者が品定めしたり、購入したりしていた。

下厨房(北京藍色港湾店)のグルメ担当・孫琳さんは取材に対して、「来店客のほとんどが、グルメや料理が大好きな若者。そのような若者が一目で気に入るのは顔面偏差値の高い商品で、『新商品か?』とよく聞かれる。小紅書や微博(ウェイボー)などのプラットフォームで紹介されているネットで人気を集める商品に多くの人が注目しているのと同じだ。それをまず聞いてから、商品の機能や価格などを比較している」と説明した。

孫さんによると、今年の夏、日本の人気アニメ「ちびまる子ちゃん」に登場するかき氷機が飛ぶように売れたという。外形、色などがそっくりで、見た目がいいだけでなく、多くの人が子供の頃の思い出を蘇らせた。また、「ちびまる子ちゃん」を見たことがない子供たちの間でも人気を博したという。

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