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中国の独身者2.4億人 お金はどこに使っているか
  ·   2020-07-16  ·  ソース:人民網
タグ: 独身;消費;経済
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民政部(省)がこのほど発表した統計データによると、中国には現在、成年の独身者が2億4千万人おり、日本の総人口のほぼ2倍に相当する数字だ。このうち7700万人が一人暮らしで、一人暮らしの人は2021年に9200万人に達する見込みという。

独身者が年々増加するのにともない、ますます多くの企業がおひとり様向け商品の革新・製造に注目するようになり、おひとり様経済も徐々に流行語になってきた。

おひとり様経済の誕生発展

昼の12時、北京三里屯の麺料理レストランでは、1人で食事を楽しんでいる人が大勢いた。1人用のテーブルは、1平方メートル足らずの空間が周囲と関わらなくてもいいように仕切られ、まるで隔離されたような環境の中、多くのおひとり様は安心して気楽に食事を取ることができる。

こんな「1人ごはん」は珍しくない。1人コーヒー、1人午後のお茶、1人朝食、1人火鍋など、おひとり様向け商品が新たなトレンドになりつつある。

実際、新型レストランが登場しただけでなく、従来の外食産業企業や食品メーカーも1人ごはんをする消費者に向けて、よりよい商品やサービスを提供するようになった。1人前の半分の量のメニュー、1人用お重、ミニ火鍋、500グラム入り米、200ミリリットル入り赤ワイン……レストランでの食事から食品デリバリーまで、オフラインからオンラインまで、1人での消費に焦点を当てた外食産業の業態が次々に生まれている。

独身者層のニーズに注目するのは食品・外食業界だけでなく、家電業界も同じくおひとり様経済に焦点を合わせている。天猫(Tmall)の公式データによれば、ハンディ電気ケトル、ミニ炊飯器、1人用タンブラー、ハンディ扇風機、小型洗濯機、小型冷蔵庫など、さまざまなおひとり様向け商品が少しずつ消費者の視界に入るようになり、昨年はついに消費者に人気の新キッチンツールになったという。

独身者は何にお金を使うか?

1985-95年生まれの未婚者を研究対象とした、「おひとり様経済の勃興、消費新勢力の台頭」がテーマの研究報告書によれば、独身者層には4つの共通した消費の方向性があるという。お金で便利さを買う、お金を自分の喜びのために使う、お金でよりどころを買う、お金で未来を買う、の4点だ。

(1)お金で便利さを買う

オンライン消費をみると、独身の消費者がオンラインショッピングを選択する際の重要な要因は便利さだ。同報告によると、独身の消費者の97%がネット通販を選択し、62%が食品デリバリーをよく注文するという。

(2)お金を自分の喜びのために使う

カップルになって相手に合わせるより、1人で満ち足りた生活をする方がよい。こうした傾向はビジネス界では、「自分を喜ばせるための消費」の流行を促進する。独身者層の多くの人は物質的に自立し、精神的にも自立し、消費力は高く、商品に対して単に「一人分」では満足しない高いニーズをもつ。

少額の消費ならペット、ゲーム、アイドル、フィットネスカード、高額の消費なら高級レストランでの1人ごはん、高級ホテルに1人で宿泊、レジャースポットを1人で旅行など。おひとり様の消費者はただ「分量が小さい」だけでよしとするのではなく、「小さくて洗練される」、「見た目がよく」、その上、それぞれの個性や特色のある商品・サービスを好むという点がより重要だ。また物質的に妥協せず、よりよい品質を求めてより高価な商品・サービスを購入することをいとわず、価格にはそれほど神経質ではなく、よいものはそれなりの値段がすると確信している点もより重要だ。

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