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ポストコロナ時代に変わっていく中国人の生活
  ·   2020-05-12  ·  ソース:人民網
タグ: オンライン;消費;経済
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インターネットとオンライン生活が拡張

感染症の打撃を受けて、中国人は慣れ親しんだ生活スタイルから急速に離れつつあり、これに取って代わったのはインターネットのプラットフォームやネットショッピングのアプリに高度に依存した新しい生活スタイルだ。感染症が広がる前にも、人々はオンライン生活に慣れ親しんでいた。しかし感染症がインターネットとオンライン生活を加速的に拡張したことは確かで、これまでネットショッピングやネットによるライブ配信に様子見の態度を取っていた中高年も、オンライン生活の構築に喜んで加わるようになった。ここから予想できるのは、感染症がもたらしたオンライン生活の加速的拡張が、感染症の後でも当たり前になることだ。人々の間でインターネットを介した交流の機会が増え、インターネットが有形にも無形にも人々を結びつけてオンライン共同体を形成することが予想される。

感染症の中で、教師達も釘釘やZoom、テンセントミーティング(騰訊会議)のライブ配信をマスターした。このようなライブ配信やオンライン会議のアプリは教育や会議にも導入され、さらには日常的な事務処理にも利用されるようになった。人々は家に中にいて、自宅で仕事をするのとオフィスや教室で仕事をするのはそれほど変わらない、場所が自宅に変わっただけだということに気がついた。大学では、各地の学生が全国どこにいても、海外にいても、同じ教員の講義を聴けるようになった。ここからわかるのは、インターネットを利用すれば、地理的に近くにいる必要はなくなり、どんなに離れていても仕事の交流や会議、教育ができるということだ。あるいは、テンセントミーティングやZoomのようなソフトウェアが新たな地理学を興しつつあるのかもしれない。デジタルネットワークとブロードバンドを根幹としたオンライン地理学というジャンルだ。

消費習慣の変化 「リベンジ的貯蓄」が「無計画な消費」に代わる

感染症はビジネスシステムにキャッシュフローの重要性を教え、同じように若い人にも貯蓄の重要性を教えた。

感染症の影響で、90後の消費意識に「後退トレンド」がみられるようになった。世界的ビッグブランドをひたすらに追い求めることはなくなり、特色あるものや体験をより重視し、個性的でニッチなブランドを好み、コストパフォーマンスに関心を払うようになった。調査データによれば、資産運用計画について、78.1%が「法則性がある貯蓄」を選び、45.1%が「中国国産ブランドを選ぶ傾向がある」と答え、「家や車を買うことを検討中」は11.1%にとどまった。「リベンジ的消費」より、「リベンジ的貯蓄」こそ多くの人々の共通認識だ。また「感染症が落ち着いた後の計画」では、「集まって食事や旅行をする」、「仕事で遅れた分を取り戻す」、「すぐに遊びに行く」が並んだ。

感染症の中、長い時間家にいる暮らしは人間関係を再構築することにもなった。

感染症の流行中、趙さんは一人暮らしの母親を家に呼んで一緒に暮らすようになった。普段は仕事や日々の暮らしに追われて、1-2週間に1回くらいしか子どもを連れて母親のところには行けなかった。趙さんは、「感染症で外出できなくなり、親を呼んで一緒に暮らし、世話をするのが便利だから。親と一緒に生活すると、ずいぶん楽しくなった」と話した。

普段は仕事が忙しく子どもを構うことができない親たちも、感染症で子どもとの関わりや交流の時間が増えた。親子の理解がお互いに深まり、親子関係が注目の話題にもなった。より親しくなった親子もあれば、問題が起きた親子もある。

変化が起きたのは家族の関係だけではない。ご近所との関係にもひそかに変化が起きている。現代の都市生活では、隣同士でも接触する機会は少なく、普段は階段やエレベーターで顔を合わせると会釈するくらいのあいさつだった。しかし感染症の流行中には、同じ建物や同じコミュニティの人々が微信(WeChat)のグループで状況を把握するようになったり、消毒液の注文をまとめてするようになったり、野菜や日用品などを共同購入するようになったりした。こうした新しいご近所づきあいが、人と人との距離をぐっと縮めた。

感染症は危機ではあるが、それがもたらすチャンスと希望も見なければならない。感染症の後には、これまで親しんできた生活スタイルが歴史になり、5G基地局、ビッグデータセンターなどの新インフラの建設が推進されるのにともなって、感染症という特殊な状況の中で構築された新しい生活スタイルがこれから主流になるのを、私たちは徐々に目にするようになるのかもしれない。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年5月12日

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