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文化的な要素でナイトタイムエコノミーがトレンディに
  ·   2019-10-23  ·  ソース:人民網
タグ: ナイトタイムエコノミー;書店;経済
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しかし心に関わる仕事はなかなか人に理解されないし受け入れられない。排除しようとする人、恐怖感を抱く人もいる。周さんは、「タロットカードの神秘の衣は、心理コンサルティングに対する人々の警戒心を解くことができる。うちに来るお客様は30歳前後の若い人が中心で、相談のピークは午後7-11時。閉店しても並んでいる人がいる時もある。うちのスタッフの一日あたり平均収入は大体800-1千元で、多い時は3千元に達する」と述べた。

周さんは続けて、「うちのお客様は生活の中で思うようにいかないことがある人たちだ。他人から理解されず、その気持ちを話す場所もなく、どの方向に向かうか、問題のカギは何かがわからない。女性は感情に関する相談事が多く、男性は仕事や資産について相談することが多い。注目されるのは、17歳前後の留学生や芸術系大学の受験生が勉強の相談をするためにやって来ることだ。ここには、こうした若者たちが現在や未来、自分と両親との関係に対して抱く不安が映し出されている。タロットとビジネスムードの心理コンサルティングでは、なかなか深いところまでいかないが、相談者の話をじっくり聞き、相談者が自分の気持ちを語る場面を作ることで、気持ちを整理する手伝いができるし、心の問題に対する治療効果もある程度期待できる」と述べた。

同じような治療効果がある場所に24時間営業の書店がある。北京のインターネット産業で働くシーン・ウォンさんは三聯書店の常連で、眠れない夜は書店に行って静かに本を読む。書店の雰囲気が心にかかる圧力を和らげる手伝いをしてくれ、解決できない問題に直面した時も、書店で解決の道を探る。「本の中からインスピレーションを受けて、自分をどうでもいい問題から救い出す必要がある」という。

書店は都市の文化的ランドマークであるだけでなく、よそ者にとってはひとときの休憩所にもなる。張越さんは、「ある天気が悪い日の朝、ホームレスが本屋で休憩するところにたまには出くわすことがある。それから1年あまりの間、東西南北からやって来たいろいろな旅行者を見かけた。夜やってきて、コーヒーを注文し、本を眺め、時々店の人と雑談をし、翌朝早く次の目的地に向かう。都市では、書店の役割は文化を伝えることだけではない。ぬくもりを伝えることもその一つだ」と述べた。

ナイトタイムエコノミーの発展を受けて若い人々がSNSやECショッピングに浸りきると言うことはなくなり、出かけていって自分の体で体験し、感じ取り、触れ、選択するようになった。中でも人と人との交流や共感から得られる幸福感や満足感は、ネットでの体験とはまったく異なるものだ。前出の周さんは、「誰もが外に出かけていって、本当の人と人との交流をするようになるといいなと思う」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年10月23日

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