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10年後に6G登場 速度は5Gの百倍で全エリアをカバー
  ·   2019-09-26  ·  ソース:人民網
タグ: 5G;通信;経済
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合肥工業大学副学長の李建東教授は、「未来には、基地局の建設は空や宇宙、海洋に向かうことになり、空中の伝送距離が長くなり、水中を伝送される信号は減衰が大きくなり、ドローンと海上の艦船との通信もまた動態的なものになる。こうしたことに対し、協同で計画を練り対応することが必要だ」と指摘した。

現在、中国には4G基地局が600万ヶ所以上あり、5G基地局はこの10倍以上になる見込みで、6G基地局に至ってはさらに高い密度で建設されることが予想される。現在、地上の基地局は建築物の最上部に設置されたものが多いが、6Gネットワークでは地上の基地局とドローン、衛星との通信を実現する必要があるため、基地局は地上に向けてだけでなく、空や宇宙にも信号を伝送しなければならない。

▽チップ技術とアルゴリズムには改善が必要 

インダストリアルインターネット、自動運転、遠隔医療といった応用シーンの登場、ユーザーやスマートデバイスの増加により、限られた周波数帯域でますます増えるターミナルに対応しなければならなくなり、周波数帯域の利用効率向上が6G技術開発者の真っ先に解決しなければならない問題になった。呉氏によれば、「周波数帯域の利用効率を向上させるには、チップ技術と高周波回路の技術の発展に依拠することが必要だ」という。

一方で、別の専門家は、「テラヘルツチップの放熱問題も早急な解決が待たれる。現在、チップがますます小さくなり、伝送効率が向上して、チップが『熱く』なりやすいため、微小な放熱の技術も早急に向上させる必要がある」と指摘した。

また伝送データ量が拡大し、低遅延で高信頼の伝送を実現しようとすれば、6Gネットワークシステムのさらなるスマート化が必要になる。呉氏は、「現在、自分のチームが6Gネットワークのインテリジェント情報処理のアルゴリズムを研究しており、これにはスマートクラウドコンピューティング、エッジコンピューティング、端末のスマート応用、また各レベルのインテリジェントアルゴリズムをどのように協同させるかなどが含まれる」と説明した。

3Gから4Gへ、そして5Gへ。通信技術の世代交代にはそれぞれ約10年間の発展周期が必要だった。多くの専門家は取材に対し、「6Gが本当に『普通の人々に浸透する』には、少なくとも10年ほどの時間がかかる」との見方を示した。

南京航空航天大学電子情報工程学院の張小飛教授は、「現在、中国内外で6Gの研究は始まったばかりだが、関連する国際技術標準の確立を急がなければならない。これには6Gの周波数、ネットワークの枠組、多元接続、ワイヤレス電力伝送、スマート化など各方面の技術が含まれる」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年9月26日

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