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経済低迷で日本の「引きこもり」が増加 社会復帰か反逆か
  ·   2019-06-13  ·  ソース:人民網
タグ: 引きこもり;日本経済;経済
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さらに軽視できないのは引きこもりの心の問題だ。中年の引きこもりの約4割が、「悩みはあっても誰にも相談しない」と答えた。こうした世間と隔絶した暮らしは偏った性格を形成しやすい。実際、最近の日本社会を揺るがした2つの事件の背後には、どちらにも引きこもりの姿があった。

▽なぜ家に閉じこもるのか? 

早稲田大学の専門家によると、「引きこもりには日本社会の現状が反映されている。日本人はルールを強調し、個人の価値が集団のルールを守る能力に体現されている。引きこもりはこのような価値を実現できない人々で、自分は役に立たない存在と思い、それを恥ずかしく思い、社会に出ていくことができず、自責の念に駆られている」という。 

このほか学校でいじめに遭う、仕事が見つからない、職場になじめないなども、引きこもりの原因になる。

日本の精神科医・斎藤環さんは、メンツが引きこもりを生み出す最大の要因との見方を示す。引きこもりは、社会から遠ざかる時間が長ければ長いほど、人との関わりで失敗したという挫折感が強くなり、普通の暮らしに戻るのが難しくなる。こうした人々は自分を社会における「失敗者」と考えており、自尊心と自信が絶えず傷つけられているため、家を出るのが徐々にとても恐ろしいことになっていく。より困ったことは、引きこもりの親はメンツを重んじて、数ヶ月も、時には数年も専門家に助けを求めずにいることがよくあり、専門的治療を行う最適なタイミングを失することが多い。

社会からのプレッシャーを受けて家に引きこもるだけでなく、世話をしてもらいたい、無条件に愛されたいという気持ちから引きこもる人も増えている。日本ではかつて、女性は結婚すれば家を出るのが普通で、男性は生涯、両親と一つ屋根の下に暮らす可能性が高かった。両親は子どもが大きくなると育てたことへの恩返しを願い、社会での活躍を期待していた。しかし多くの人はこの期待に応えられず、重圧に耐えかねて引きこもる人が大勢出てきた。

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