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「信用できないエンティティ・リスト」制度の構築が発する2つのシグナル
  ·   2019-06-04  ·  ソース:北京週報
タグ: 中米貿易;企業;経済
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中国商務部の発表によると、関連の法律・法規に基づき、中国は「信用できないエンティティ・リスト」制度を構築する。市場ルールや契約の精神に反する、非商業的な目的で中国企業に対し封じ込めや供給停止を行う、中国企業の正当な権益を大きく害する外国企業、組織、個人を「信用できないエンティティ・リスト」に盛り込む

米国は先日華為(ファーウェイ)を「エンティティ・リスト」(輸出規制対象リスト)に加え、また更に多くの中国のハイテク企業をリストに追加すると触れ回って脅し、一部の米国企業は中国企業に対し技術の提供停止と封じ込めを行った。中国の「信用できないエンティティ・リスト」制度は、このような背景の下で決定された。

中国はこの動きによって2つのシグナルを発しているといえる。1つ目は、中国側は米国側の圧力に決して屈服せず、米国側のいかなる抑圧をそのまま受け入れることなく、積極的な対抗措置を採用するというものだ。

「信用できないエンティティ・リスト」制度の構築は次のことを表している。中国はこのたびの米国との駆け引きの中で法律・法規システムの完備を急速に進めており、これは今後の衝突において更に確かな法的根拠となり、また米国側が中国企業を抑圧することで起こる可能性のある重大なリスクに対しあらかじめ警告しているということだ。

したがってこのたびの動きは大きな現実的意義を持ち、また中国の長期を見据えた建設でもある。「信用できないエンティティ・リスト」制度の抑止力は中国企業を守る壁となるだろう。

中国は対外開放に関する様々な約束を断固として守り、外国企業における中国での事業展開に便宜を図り続け、彼らの利益を保護することに尽力する。中国は外国企業を差別することはなく、対外開放の勢いを弱めることもない。「信用できないエンティティ・リスト」制度の構築はルールを更に明確にする上でプラスになり、外国企業と中国市場の関係をより確かなものにする。これが中国の最近の動きが発するもう1つのシグナルだ。

中国は米国の横暴な要求に対し無原則に譲歩することはなく、反撃すべき時は必ず反撃する。しかし貿易戦争は外国企業を歓迎する中国の姿勢に影響しないだけでなく、中国は米国企業にも市場を開放するという態度を保ち続ける。これは中国の現行の政策であり、中国社会全体の基本的な共通認識でもある。

近ごろ米国は度々大口をたたき、高関税は中国に「壊滅的な影響」を与え、外国企業が中国から逃げ出しているなどと吹聴している。それに対し中国は冷静に米国へのレアアースの対米輸出を制限するかもしれないというシグナルを発し、「信用できないエンティティ・リスト」を構築するとの発表を行った。

中国は米国との長引く経済貿易戦争に備えている。今日に至り、ワシントンの「少数精鋭」における真の目的は中国の発展能力を潰し米国の対中政策を乗っ取ることだと、ますます多くの中国人が考えている。

平和的発展を望む中国人は中米関係の悪化を決して望まず、米国との経済貿易戦争を長引かせたいと思っている者はいない。しかし米国側の高圧的な振る舞いに対し、決然として戦わなければ平等な交渉は望めないことも、中国人はよく理解している。そのため中国の発展の権利を守り、発展のために長期的に公平・公正であり続ける国際環境を勝ち取るため、中国社会の貿易戦争への姿勢は、起こったからには受け入れて、米国側にとことん付き合うというものだ。

「北京週報日本語版」20196月4

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