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チェリーやアボガド...中国で輸入フルーツ大人気 市場を奪い合う各国の農家
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· 2019-03-22 · ソース:人民網 |
タグ: 輸入;消費;経済 | ![]() 印刷 |
メキシコはアボガド生産量世界一で、世界の総生産量の約3分の1を占める。メキシコ経済省のまとめた統計では、17年にメキシコから中国へのアボガドの輸出額は2554万7千ドル(1ドルは約110.4円)に上り、中国はメキシコにとって8番目のアボガド輸出先になった。
メキシコ産アボガド生産者・輸出梱包業者協会(APEAM)のラモン・パス顧問は、「中国市場は非常に速いペースで成長している。私たちの達成した数字から非常に大きな成長の様子がうかがえる」と述べた。
またパス顧問は、「中国のニーズの大部分が上海、北京、広州などの大都市の消費者によるもので、海外旅行をする中国のミレニアル世代も市場の伸びを後押しする」との見方を示した。
▽タイとマレーシアがドリアン市場を奪い合い
タイはパッションフルーツのドリアンの重要な産地だ。タイメディアの報道によれば、毎年タイ産ドリアンの60%以上が海外に輸出され、特に中国などの消費者に人気があるという。
昨年4月17日、タイのゴールデンピロー・ドリアンが天猫(Tmall)のスーパーに登場すると、1分間が8万個が売れ、全部で20万キログラム売れたという。タイの人々からは、「中国のグルメのパワーはすごい」と歓声が上がっていた。
タイのソムキット副首相もセールスマンに変身し、「タイにはバナナもあり、たくさんの農産品もあるし、コメもある」とアピールした。
タイ商工会議所国際貿易委員会のバントン副委員長は取材に答える中で、「中国のバイヤーは買い付ける数量が多いだけでなく、価格も引き上げてくれる。果物農家、バイヤー、輸出企業がみんな利益を上げており、中国市場に感謝している」と述べた。
ドリアンは中国のグルメに高い人気があることから、マレーシアもパイを奪いたいと考えるようになった。
17年に広西チワン族自治区南寧市でマレーシアドリアン祭が開催され、約16万5千人の来場者が争うようにして列に並び、マレーシア産の質の高いムサンキング(猫山王)ドリアンを味わった。
ドリアンに詳しいリンジー・ガシックさんは米ABCの取材に答える中で、「中国のドリアン需要による影響を自分の目で見た」と言い、次のように話した。
「2012年に初めてドリアンについて取材した時は、ドリアンバブルがはじけたばかりで、ドリアンは儲からないという声をよく聞いた。ドリアン畑をパーム油のためのアブラヤシ畑に切り替える農家もいたくらいだ。今や農家はアブラヤシを切り倒し、ドリアンを植え始めている」。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年3月22日
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