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ボアオ・アジアフォーラム、3大報告書を発表
  ·   2018-04-09
タグ: ボアオ;報告書;経済
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新興経済体が全体的に好転、最大の不確定性は貿易情勢にあり 

「新興経済体発展2018年度報告書」によると、2017年には外需の大幅な成長と内需の全体的な安定により、新興経済体の経済成長率が大幅に上昇し、全体的に好転の流れを示した。2017年のE11(アルゼンチン、ブラジル、中国、インド、インドネシア、韓国、メキシコ、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ)のGDP成長率は前年比0.5ポイント増の約5.1%に達し、世界平均を1.4ポイント上回った。

同報告書は、「新興経済体の労働市場は全体的に安定している。インフレの圧力がやや緩和し、国際貿易が回復し、金融市場が全体的に穏健を維持した。しかし外債水準が持続的に上昇しており、対外直接投資の成長力が乏しい」と指摘した。中国社会科学院世界経済・政治研究所の張宇燕所長は、各種要素を総合的に検討した上で、E11は2018年に5.1%の経済成長率を維持すると予想した。

張氏は新興経済体が直面するリスクについて分析し、「長期的に見ると、労働生産性の向上は新興経済体の発展の鍵になる。新興経済体の現在の労働生産性の成長率は理想的ではなく、一部の国では低下の兆しも見られる。技術発展、革新の促進に力を入れる必要がある」と述べた。

「短期的に見ると、新興経済体の発展が直面する最大の不確定性は、現在の貿易情勢にある。保護貿易主義は台頭しエスカレートしているだけでなく、事実上すでに激化の流れを示している。経済成長のバロメーターである対外直接投資は、2017年に大幅に減少しており、懸念されている。発展途上国の金融市場の変動は、E11の為替及び資本流動に一定の影響を及ぼしうる」

アジア競争力ランキングは安定、中国が全体的な経済の活力で首位に 

中国国際経済交流センター経済研究部の劉向東副部長は「中国の経済成長率は予想を上回り、経済規模は12兆ドルを超えている。7%弱の成長分は、豪州や韓国の経済規模に相当し、世界経済成長に多大な貢献を成し遂げた」と指摘した。

「アジア競争力2018年度報告書」によると、中国の総合競争力ランキングは、前年と同じ9位だったが、注意すべきことがある。経済成長の潜在力、世界経済成長への貢献、経済運行の健全性を見ると、中国の全体的な経済の活力・競争力は首位につけている。

アジア主要経済体の2017年の総合競争力ランキングは安定したが、各経済体の競争力の総合得点の差が縮まった。シンガポール、中国香港、韓国、中国台湾の総合競争力ランキングは1−4位をキープした。5−10位は豪州、イスラエル、日本、ニュージーランド、中国、バーレーンの順。劉氏はこれについて、新アジア経済体の経済・社会の発展の安定性と連続性が高まっていると判断した。

「アジア競争力2018年度報告書」には、例年と異なる多くの見所があった。アジア経済一体化が持続的に推進され、アジア各経済体は一体化の大きなボーナスを手にし始めており、かつ主要経済体の経済情勢に安定しつつ好転・改善という特徴が見られる。各経済体の競争力の強弱に固定化の傾向が見られるが、総合得点の差は縮小されている。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月9日

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