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日系ビールが中国でダメだった理由 優位性の低さなど
  ·   2017-12-14  ·  ソース:
タグ: 日本;ビール;経済
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▽高級路線は多難

アサヒは18年春、中国で新たに傘下に入れた欧州老舗メーカーの製品を売り出すとしている。主に上海など大都市の若い消費層をターゲットとし、卸ルートには高級スーパーとレストランを選んだ。キリンも11年から「ジャパンクオリティ」を掲げて営業販売活動を行い、中国高級ビール市場に進出している。

ABインベブ中国エリア超高級ブランド担当の徐嘉宏副社長は以前、「過去3年間の輸入アルコールの複合成長率は大体45%を超えた。ABインベブの高級輸入アルコール製品の増加率はこの数字をはるかに上回る。同時に、中国ではABインベブやカールスバーグのような国際的アルコール醸造者が高級製品を打ち出している」と指摘。朱さんも、「たくさんのブランドが高級製品を打ち出すと同時に、アサヒは欧州ビールブランドを導入することで高級製品市場でのシェア獲得をはかろうとしてきたが、実際にはより厳しい競争に直面することになり、新ブランドには固定客もいない」と指摘した。

データによると、11~16年に、中国のビール輸入量は6400万トンから6億4600万トンに増加した。これと同時に、輸入ビールを代表とする高級ビール市場が急速に発展し、徐々に大衆化し、輸入ビールの価格は年々下がり続けている。平均単価は11年の1千リットルあたり1411.3ドル(1ドルは約113.3.円)から16年は同1029.95ドルに下がった。

朱さんは、「中国の輸入ビール市場の規模は年々拡大する一方、利益はどんどん薄くなり、高級市場分野は競争がますます激しくなっている。こうした背景の中、元々実力不足の日系ビールは高級路線の新製品の力を借りても発展を遂げるのは難しいだろう」との見方を示した。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年12月14日

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